アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

「適度」をいかに保てるかって、何事に置いても
非常に大切なことであろうと思います。

私のようはＡＣ夫は、自分では世間から見れば
ある程度の常識人で、頑張れば出来ないことはない、
と潜在的に自分自身で思い込んでいる帰来があります。

根底はいわゆる、白黒発想的な2極化した発想で、
脳が占有されているため、「適度」で「程良い」
考え方や行動ができにくいことも特徴ではないでしょうか。

自分が常識人だと思って生活していれば、
自分と話や意見が合わない人は非常識な人というジャンルに
括ってとらえてしまったり、

自分では完璧を求めている気持ちはないのだけど、
何かを行動するなら、しっかりと自分の思い描いた理想通りに
やりたい質。

その理想が妄想的なものが多く、自分の力量に合っていない
ものを求めすぎて、それをこなそうとすると、
「なんだか面倒臭いなあ」という気持ちが充満する。

自分の理想通り出来ないなら、やらない方が良い！
面倒くさいと思わないときに行動しよう！と考え、
結果的に後まわしになることも。

私の中での良い例は、部屋の片付けです。
綺麗にするなら、徹底的にやりたくなります。
これが、朝でも、日中でも、夜でもスイッチが入ると、
数時間やり始めますが、普段は、全くやれません。
やる気持ちが起きなくなるのです。

理由は、潜在的に自分の頭で思い描いたぐらい綺麗にしなくちゃ！
とか、次から次へと汚れているところがきになってしまい、
ということも多いです。

なぜ面倒になるのかといえば、結局は自分の本来の能力を
越えた行動をする必要があるからです。

つまり、出来ているときはかなり無理をしていると言うことです。

自分の力量の目線を、火事場のクソ力を出したときの自分を
本来の自分と誤認しているので、エンジンをかけるのが大変なのです。

外装は高級外国産の車を装っているのに、
エンジンは軽自動車のようなものです。

周りから見たら、立派には見られているが、
アクセルは全開、常にオーバーヒート状態で
生活していることになります。

本当は、掃除なんて好きじゃないんですよ。

これらは、考え方にも共通します。
何かを決めなくてはいけない様なとき、結構一生懸命やります。
だけどもの凄く疲れるのです。決めた達成感よりも疲労度の方が
大抵多いこともざら。

本当は、細かく精査したり、考えたりするのは好きじゃないのに、
周りから見た客観的な自分像は、頼りになる人間だったりするので、
必然的に背伸びをして、脳をフル回転させているということでしょうか。

その集中力が継続しない場合は、途中で全部投げ出したくなったり、
実際に投げ出してしまうことも。

思った通りにできないなら、やらないほうがいい！という考え。
折角時間をかけて色々考えても結局投げっぱなしジャーマンスープレックスです。

これらは、客観的に見える自分をかなり高い位置に理想像をおいているから
こそ起こることでもあります。
「私はやればできるんだから」

その言葉は本当の意味を訳すと、
「私は、頭や身体を無理して酷使すれば、できるんだから」

もちろん生活している中で、無理をしなくてはいけないときというのは
あります。しかし、毎日無理をしていたら、どうでしょうか。

人並み以上に、色んな事が出来たとしても、それはドーピングして
生活しているようなもの。いつかは苦しくなるんですよ。

しかも、ＡＣは自動思考にネガティブ発想が標準搭載していますので、
常になんだか不安なことや心配なことを思い描いたりしてます。

それらを結果的に払拭するのは、なにかしら行動をするしかありません。
出来ない理由ばかりを探して逃げ回っていてもダメなんですね。

もし、幸せな生活がしたいとか、幸せになりたい！と
思うのであれば、「適度」「程良い」行動、考え方を理解して
生活することなのだと思います。

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