アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

日本人の8割がACだと言われているそうです。

ACと言っても、症状は個人差があり、軽度な人から重度な人、
様々でしょう。年齢が高くなる方が柔軟な思考で考えられなくなる
傾向もありますので厄介な話です。

それでも、ＡＣが無意識に生活の中で克服できてしまう
という人も多く居ます。

私の場合は、そうで無い人になりますが＾＾

医学的には、ACという病名はありません。
ACの人が精神科にかかったりすると、診断されることが
多いのは、境界性人格障害（ボーダー）だそうです。

悪化をしていくと、個人によっていろんな思考にとりつかれ、
より一層顕著な人格障害へと姿を変えていくかもしれませんので、
早めに自分自身で気づくことは重要です。

ただ、今は人格障害っていわないんですよね。
パーソナリティー障害という呼び方ですね。

厚生労働省に寄れば、こういう分類になっているそうです。
パーソナリティー障害とは？

Ａ群(奇妙で風変わりなタイプ)
妄想性パーソナリティ障害 （広範な不信感や猜疑心が特徴）
統合失調質パーソナリティ障害 （非社交的で他者への関心が乏しいことが特徴）
統合失調型パーソナリティ障害* （会話が風変わりで感情の幅が狭く、しばしば適切さを欠くことが特徴）
Ｂ群 (感情的で移り気なタイプ)
境界性パーソナリティ障害 （感情や対人関係の不安定さ、衝動行為が特徴）
自己愛性パーソナリティ障害* （傲慢・尊大な態度を見せ自己評価に強くこだわるのが特徴）
反[非]社会性パーソナリティ障害 （反社会的で衝動的、向こうみずの行動が特徴）
演技性パーソナリティ障害 （他者の注目を集める派手な外見や演技的行動が特徴）
Ｃ群 (不安で内向的であることが特徴)
依存性パーソナリティ障害 （他者への過度の依存、孤独に耐えられないことが特徴）
強迫性パーソナリティ障害 （融通性がなく、一定の秩序を保つことへの固執（こだわり）が特徴）
回避性[不安性]パーソナリティ障害 （自己にまつわる不安や緊張が生じやすいことが特徴）

多かれ少なかれ人間ですから、自分はこれでは無いか、
自分はこれにピッタリだとか思うものです。

自分を客観的に判断する意味での位置づけでは、
ざっくりと自分を把握することは重要ですが、
自分はこの症状だと固執しすぎるのは良くありません。

アダルトチルドレンの悪い癖として、
「私はこの障害だから、こういう特性だ」
ということに依存し始めてしまうことがあるからです。

障害なのだから仕方が無いと。

本来は、自分を知って、幼い頃の傷を癒やすはずが、
その障害を盾として取ってしまうという人が結構居ます。

圧倒的に回復を遅らせてしまうのは言うまでもありません。

アダルトチルドレンの人が全て人格障害ではありません。
これは勘違いしないようにしましょう。

人格障害の診断を受けた人の殆どがACだったというだけです。

つまり、ACが悪循環に至ると、人格障害の色がより濃くなる
と考えた方が理にかなっています。

満たされない幼児期を自分で癒やさないことには、
どんなに良いパートナーが現れようが、どこかで
自分の満たされない気持ちが相手への敵意になり、
攻撃的になったり、超保守的になったり、自己犠牲で、
自分の存在を感じてみたり、真っ当な自分を感じること無く
辛い毎日を抜け出すことは出来ないでしょう。

他人の幸せを幸せだと思わないで、自分の幸せの形とは
何なのかをもう一度思い出すところから始めませんか？