アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

どうして、アダルトチルドレンになんかなりたくなかったのに、
自分がならなくてはいけないのさ！

大丈夫です。日本の大半の人はＡＣですから＾＾
そのぐらい気軽に行きたいものです。

毎日イライラに心を奪われてしまうＡＣ。
もしＡＣぽいなぁ、と気づいても簡単に
改善しないのはなぜなのでしょうか？

まずは己を知ることが大切。自分が自分でわからないから余計に辛いのです。

それゆえ、自分と似た症状や障害、病気をみつけると、
ホッと安心してしまう人も多いのだと思います。

それは、第一段階です。

自分がどの症状に近いのかを確定することよりも、
自分がその結果、どうすれば生活しやすくなるとか、
幸せな気持ちになれるかというのが一番大切です。

簡単に改善できないのは、ストレス貯金が大好きだから。

あくまで、私の例で考えてみることにします。

私は幼い頃の母親の影響が自分の性格形成に多大な
影響を与えました。下手したら２，3歳ぐらいから、
無意識に母親の重荷にならないようにとか、自動思考で
行動していた帰来があります。

母親は機嫌が良い顔をしているときの方が少ない人でしたので、
私は毎日、自分が悪いのかも、とか、どうすれば笑ってくれるのか
とか、とにかく気持ち的には不安定だったのだと思います。

ストレスに強い人は、ストレスを持ち越さない人です。
しかしながら、私は、必ず持ち越すタイプでした。
自分では投げ捨てたいのに、頭のどこかに残ってしまうのです。

1日終わると、気持ちを数値で表すと、
０がフラット、100が超happy、-100がどん底とすれば、
毎日マイナス１ポイントを積み重ねていく事が日常茶飯事です。

これを幼少期から30年マイナスの自動思考で繰り返したら、
マイナス１ポイント×365×30年＝マイナス10950ポイントです。

もの凄いマイナスを築いたことになります。
おそらく健康な人って言うのは、このバランスが良い人なのでしょう。

これは、嫌なことを想定してしまう自動思考が長い年月であれば
あるほど、マイナスポイントが多いと言うことを意味します。

いくら自分がACだとか、人格障害だとか気づいても、
マイナスの貯金が多すぎて、簡単に浮上できる数値で無いのが
わかるでしょうか。（あくまで、イメージですが）

プラマイ０に持って行こうとしても、毎日プラス１の感情で1日を終わって、
30年かかります。それゆえ、ちょっとACの改善を1ヶ月、2ヶ月かじったぐらいでは、
まだまだ浮力が足りないのです。

マイナス10950ポイントをいきなり0ポイントに持って行くには、
どう考えても無理です。

親が植え付けた自動思考なのに、自分が辛い思いをするのは
本当にとばっちりだと思います。親に怒りさえ覚える人も
居るでしょう。一生親を許せない人も私は知ってます。
60歳、70歳になってもいるのです。

いくつになっても、自分が気づきさえすれば改善は出来ます。

しかし、年齢とともに脳も堅くなってきますので、
鉄は熱いうちに打つことに越したことはありません。

気づいた私たちができることは、コツコツプラスを
積み上げるしか無いんですね。
自分の親を許して、自分の子供にはしない。
これが生きる宿命です。

何をするとプラスになるかは簡単ですね。
小さいこと、当たり前のこと、に少しでも幸せを感じることです。
小さいこと、当たり前のこと、に少しでも感謝をすることです。
今日元気に生きていられただけでも、人によってはプラスポイントなのです。
今日、ご飯を食べて１つでもおいしい！と思えたならプラスポイントなのです。

いろんな事に小さな幸せを見いだして生活が出来れば、
今までのマイナスを埋めることも早くなるかもしれませんね。

満たされない気持ちは自分が拗ねていること。
拗ねていると言うことは、他人にどうにかして欲しいと
手招いている状態です。

自分で出来る事から始めて生きましょう!