アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

〇〇依存症。

最近では、こういう言葉があまりに多すぎると思いませんか？

物質的な依存（タバコ、アルコール、薬物）などは、その物質自体が
人体に悪影響を及ぼすことが誰にでもよくわかるため、
私たちのイメージでは、〇〇に入る言葉のものが凄く悪いような
気持ちになってしまいます。

上記のような、薬物性の依存はほぼ悪です。

依存でも関係（親子、夫婦、恋愛）や、行為（セックス、ギャンブル）などの依存症は、物質的な依存と異なり、
目で確認が出来ない分、当事者が自覚していないことも多いです。

いよいよ自分が体調を崩したり、家族関係が悪化したり、
借金で首が回らなくなったり、環境が劣悪化してきて、
家族や周りの人が先に気がつきます。
当事者は、ようやく依存していた〇〇が悪いのではと気づいて
くるのはその後です。

しかしながら、本当に依存していた〇〇だけが悪いのでしょうか。

実は、対象の行為や関係が全て悪いのでは無く、
自分の感情を自分自身でコントロール出来なくなる
ということが一番悪い、というか問題な点なのです。

このことをよく理解していないと、パチンコ依存症だから、
パチンコを止めれば問題ない！とか恋愛依存症だから、
恋愛をしなければ問題ない！と短絡的に考えてしまうため
一時的には改善しても、また別の依存対象をみつけるという
人生が続いていきます。

そもそも依存症というのはなんなのでしょう。

自分の感情が自分でコントロール出来なくなるぐらい
どっぷりのめりこんでしまうことは、最終的に自分も
周りの人も良い結果を生みません。

多かれ少なかれ誰にでも依存心というものはあります。
依存症の人は依存心がありすぎることが問題なわけです。

対象物から距離を取ることも、もちろん依存症からの脱却になりますが、
根底から見直すには、自分が行為や関係、物質なにに対しても、
依存心が非常に高い体質であると認知する必要があります。

そのことを認知して治療をするのと、そうでないでは、
雲泥の差です。

自分で自分の気持ちをコントロール出来ないなんて
人でなしだなぁと思うかもしれませんが、気がづいただけで
改善につながります。

認知出来た後は、どうして自分が依存体質になったのか、
その点を幼少期に遡り、幼い頃の自分の気づいていない満たされなかった
心や抑制を強要された心、そういった物を一つ一つ紐解いてあげること
これが一番の根底からの改善の方法となるでしょう。

依存症とは、自分の満たされない気持ちが受け入れられない
現実を逃避をしようと対象物の〇〇へ姿を変えたものなのかもしれませんね。