2015年01月21日
【都立中高一貫校】 2015年各校受検倍率に思う
★ 第一印象
めずらしく、平日にブログを更新しようと思います。
各都立中高一貫校の受検倍率が公表されましたので、思うところを気ままに書かせて頂こうと思います。
機会があれば、情報をきっちりと分析した上で改めてコメントしたいと思います。
今日は各校の倍率をパッと見ただけのファーストインプレッションと言うことです。
★ 過去倍率推移+2015年倍率
------------2011--2012--2013--2014----2015----(平均)
------------------------------------------------------------------
白鴎--------7.4----7.5----8.6----7.7-------6.4↓------7.5
小石川-----7.4----6.6----6.3----6.5-------5.5↓------6.5
両国--------8.6----7.4----8.2----9.1-------8.7↓------8.4
桜修館-----6.4----6.4----9.4----9.2-------7.1↓------7.7
武蔵--------6.7----5.8----6.1----4.7-------4.9↑------5.6
立川国-----6.9----6.0----6.4----6.2-------6.4↑------6.4
富士--------5.2----6.1----6.5----5.7-------5.3↓------5.8
大泉--------8.8----7.8----9.5----8.0-------7.5↓------8.3
南多摩-----8.1----7.2----7.4----6.3-------5.5↓------6.9
三鷹--------6.1----6.6----7.6----7.3-------7.1↓------6.9
------------------------------------------------------------------
(平均)-----7.2----6.7----7.6----7.1-------6.4↓------7.0
※ 九段は今年の倍率がまだ未発表であることや区外・区内の差が非常に大きいことから、記載を省略しています。
※ 数値は男女の平均値です。又、複数の情報源をつなぎ合わせいる為、四捨五入等の誤差があるかもしれません。
※ 特別枠は含まず、一般枠のみの倍率です。
★ 思うことを徒然なるままに
上記数値を見て、思うところを簡単に記載します。
@ 10校の平均倍率
平均を見ると、2014年に比べて大きく受検倍率が低下しています。
一方で、都内の小学6年生の児童数は99,651名(2013年度)→99,001名(2014年度)と微減の範囲です。
児童数減少以外の所に、倍率低下の理由がありそうです。
都立中高一貫校が誕生して約10年となります。
受検で合格することの難しさが様々なところで語られるようになり、無謀に近いチャレンジをするケースが減っているのかもしれません。
A 高倍率の両国
相変わらず、両国は他校比で高い倍率となっています。
以前ブログに書いたことがありますが、両国は地域的要因から倍率が高くなりやすいのだろうと思います。
B 倍率が上がらない小石川・武蔵
小石川・武蔵は着実に大学合格実績を上げていますが、両校共に他校と比べて倍率が低くなっています。
進学塾が公表する偏差値の高さから、受検を躊躇する家庭が多く、倍率が上がらないのかもしれません。
C 少し落ち着いた桜修館
2年連続で9倍超の倍率が続きましたが、少し落ち着きました。
しかし、両国と大泉に次ぐ高倍率となっており、2013年以降の人気化はまだ続いていると言えそうです。
★ その他
またまた、「都立中高一貫校のすすめ」の続きを休ませて頂きました。
次回こそ、最後の「C 「自由・公正」という多くの都立高校にある気風を、都立中高一貫校も強く受け継いでいること」を書きたいと思います。
では、受検までもう少し、ぜひ悔いのないように全力を尽くしてほしいと思います。
学力は受検日前日まで伸びます。
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※ 2014年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:白鴎(27名)、桜修館(58名)、小石川(26名)、両国(17名)、武蔵(21名)、富士(20名)、大泉(18名)、三鷹(20名)、立川国際(21名)、南多摩(23名)、九段(21名)
Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。桜修館の58名はすごくないですか?合格者の約1/3がZ会で勉強していたということになります。
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以上
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同感です。どのようなことにも全力投球する子供達に、これからも入学してもらいたいですね。
やっぱり10倍では合格圏内の偏差値を持っていても心配な状況になりますよねー。
いつまでもみんな頑張ってくれる学校であって欲しいです。
そういうお子さんが合格してくれるといいなと思ってます。
お久しぶりです。又、コメントありがとうございます。
私は、次の2点が理由だと思います。
・一昨年、昨年と続いた高倍率への反動が出たこと
・偏差値がここ数年でだいぶん上がったこと
このため、今年は倍率が下がったのではないでしょうか。
10倍近い倍率で偏差値も高いとなると、受検する側から見るとそう簡単に合格すると思えないでしょうから。
大学合格実績は、さほどインパクトを与えていないと思います。
ただ、倍率が下がったと言っても7倍強です。
又、相変わらず女の子からの人気はかなり高いようです。
したがって、今までの流れが大きく変わったとは思えません。
桜修館が大幅に倍率を下げた要因は、
昨年の大学合格実績によるものだと思われますか?
あまりにも高すぎて、敬遠されたのだとおもいますか?
ご意見をお伺いしたいと思いまして。