2015年01月12日
【都立中高一貫校】その良さに「学力を底上げするレポート作成」あり
★ 前々回記事の続き
いよいよ、都立中高一貫校も願書の受付を始めたようですね。
ブログを書こうと思い、参考になりそうな情報を集めようとネットで思いつくままに色々と検索をして気がつきました。
願書の受付は1/16(金)までのようですから、倍率が公表されるのは1/19(月)ぐらいでしょうか。
受検予定の家庭においては、あともう少し、頑張ってほしいと思います。
あと1月弱の期間ですが、学力はまだまだ伸びます。
また、合否の結果に関係なく、目標に向かって全力を出し切る経験は、子供の今後の人生に必ずプラスになると、私は信じています。
さて、前回は休みましたが、3回前の「都立中高一貫校のすすめ」と2回前の「費用と学習内容で見るコストパフォーマンス」の続きを書きたいと思います。
3回前の記事の中で、私がすぐに思いつく「都立中高一貫校の良さ」として、次のことを挙げました。
@ 勉強、部活や学校行事など様々なことに意欲的な生徒が多いので、常にポジティブな刺激を受ける環境であること
A レベルの高い教育を、安い費用で学ぶことができること
B 高校受験が不要の為、レポート作成など本質的な学習に多くの時間が割かれていること
C 「自由・公正」という多くの都立高校にある気風を、都立中高一貫校も強く受け継いでいること
@Aは既に書かせて頂いたので、今日はBです。
Cは、次回にしたいと思います。
★ レポート作成(文章を書くこと)の大切さ
ではまず、「レポート作成」が、なぜ大切な学習と言えるのか、この点から整理したいと思います。
素朴に考えると、「@レポート作成として日本語の文章を書くこと」よりも、「A英単語を一つでも多く覚え、数学の練習問題を一つでも多くこなすこと」の方が、学力向上の効果がはるかに大きいように思えます。
@に多くの時間を割いても、なんだか成績アップにつながる実感は得れません。
Aのようなテスト問題に直結する勉強をする方が、力がついた気持ちになるものです。
しかし、私の感覚では、「Aの効果を上げるには、@をしっかりとすることが大切」です。
以前のブログでも書きましたが、「文章を書く」際に求められるのは、論理的思考力です。
(ご参考:【都立中高一貫校】 3日間で作文を上達させる方法)
「文章を書く」ことは、「外部から入ってくる情報を的確に整理」し、「その情報に基づいて自らの意見をまとめ」て、そして「相手に容易かつ適切な表現で内容で伝えること」の過程を経て成り立っています。
言い換えるなら、「文章を書く」ということは、情報のインプット・処理・アウトプットの3工程をバランス良く使う作業と言いうことです。
又、この3工程のそれぞれで、論理的思考力の「比べる力」「言い換える力」「たどる力」がフル回転しているということなのです。
覚えた英単語をシチュエーションに応じて適切に使う能力や、センス良く数学を解く能力など、各教科で求められる根幹的な能力は、全て論理的思考力がベースになっています。
このベースとなる論理的思考力を鍛える「文章を書く」という行為は、非常に大切と言うことです。
「文章を書くこと」で論理的思考力に磨きをかけると、英語や数学など各教科の学力も伸ばしやすいということです。
ちなみに、「文章を書く」ことは、「読書をする」こととは全く異なります。
「読書をする」ことは情報のインプットと一部処理の側面しかありませんから、「文章を書く」ことの方が学習としての効果が遥かに大きいと言えます。
★ 頻繁にあるレポート作成
都立中高一貫校に通う息子を見ていると、頻繁にレポート用紙に文章を書いています。
何かあると、レポート作成が宿題で出されるようです。
長期休暇では、必ず新聞の切り抜きをして、その新聞記事(5記事ぐらいかな?)に関する意見をレポートにまとめる宿題が出ています。
部活関連でも、意見や反省内容をレポートにまとめたりしています。
又、息子の通う都立中高一貫校では、年に1度、論文を作成しています。
テーマは生徒自身が自由に決めるようですが、論文ですから、まず仮説を立てて、それを実証していくというプロセスで作成します。
また、この実証は先生から厳しく問われるらしく、いい加減なことはなかなかできないようで、結構な時間と手間を掛けて作成しています。
そして、全員の論文は学年毎に論文集にまとめられて配布されます。
その論文集を見ると、記載内容に力強い説得力があり、文章構成のセンスも良く、「本当に中学生が書いたのか?」と疑ってしまうような素晴らしいものも少なくありません。
又、テーマ選定が自由な為、ユニークな題材の論文も数多くあり、題名を見るだけで思わず吹き出してしまうことがあります。
このような感じで、高校入試に向けた受験勉強が不要な為、レポート作成の(文章を書く)機会が多くあるように思います。
そして、このようなレポート作成の(文章を書く)機会を通じて、全教科における学力向上のベースとなる論理的思考力が絶え間なく鍛えられているように思います。
このような教育を受けれるのが、都立中高一貫校の一つの良さだと思います。
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J.F.ケネディやビル.クリントンなど多くの欧米政治家が尊敬する江戸中期の米沢藩主上杉鷹山の名言。
私はこの言葉からいつもパワーを頂いています。
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<ご参考>
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☆ 都立中高一貫校受検で合格を勝ち取るには、「数値による論理的な思考力」と「自分の考えを表現する力」を鍛えることが必要です。これら能力を鍛えるには、とにかく「子供のチャレンジ精神をくすぶり、かつ、質の良い問題に多く取り組むこと」に尽きますが、これにはZ会が最適です。
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※ 2014年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:白鴎(27名)、桜修館(58名)、小石川(26名)、両国(17名)、武蔵(21名)、富士(20名)、大泉(18名)、三鷹(20名)、立川国際(21名)、南多摩(23名)、九段(21名)
Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。桜修館の58名はすごくないですか?合格者の約1/3がZ会で勉強していたということになります。
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以上
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