2014年04月14日
【都立中高一貫校】 学力向上度 = 勉強量 X 勉強の密度
何の時間でしょう?
「 A : 3800時間 」 「 B : 3550時間 」 「 C : 3045時間 」
さて、このA〜Cの時間は、何を表していると思いますか?
これらは、中学1年生から3年生までの中学3年間の総授業時間数です。
A:私立中高一貫校(進学校における一般的な時間数)
B:公立(都立)中高一貫校
C:一般的な公立中学校
と、なります。
単純に比較すると、一般的な公立中学校から見て、私立中高一貫校は1.25倍の、都立中高一貫校は1.2倍弱の、授業量をこなしているということになります。
ついでに、英語・数学・国語と言った主要科目の内訳も見てみましょう。
私立中高一貫校は、たまたま検索ですぐに引っかかった神奈川の桐蔭学園を例として見ると、英語の総授業時間が630時間あります。
一般的な公立中学は420時間程度のようですから、実に英語を1.5倍も授業で勉強していることになります。
都立中高一貫校については、各校でシラバス(授業計画)に違いがあるため一概には言えないのですが、英語・数学・国語の主要科目では、一般的な公立中学よりも1.2倍程の授業時間を確保しているようです。
ちなみに、突出して目立っているのは、九段です。
数学は1.35倍、英語はなんと1.5倍も、一般的な公立中学に比べて授業時間を確保しています。
(九段は、授業時間を多く確保するために、土曜日授業を隔週ではなく、毎週実施しています。)
又、都立中高一貫校は、補講や朝学習などの時間もありますので、実質的な差はもっとあると思います。
私立中高一貫校は誰にも気兼ねせず、都立中高一貫校も許される範囲内で最大限に、英語・数学など主要科目に軸足を置いた授業配分を取っているということです。
学力向上度 = 勉強量 X 勉強の密度
私は、よほどの天才でない限り、「 学力向上度 = 勉強量 X 勉強の密度 」が成り立つと思います。
塾や家庭学習で、勉強時間を増やすことは可能ですが、やはり勉強の核となる学校の授業時間数の差は大きいかもしれません。
そして、意識すべきポイントは、勉強量だけでなく、「勉強の密度」にもあります。
授業で言えば、「いかに中身の濃い授業が行われているか」となります。
授業時間数だけではない差
「いかに中身の濃い授業が行われているか」について、これはなかなか定量的な数字で説明できない部分ではあるのですが、明らかに、都立中高一貫校と一般的な公立中学校では大きな差があります。
百聞は一見に如かず。
ぜひ、機会があれば、公開授業を見て比較されるといいと思います。
見れば、多くの説明を聞くまでもなく、その差を実感すると思います。
私自身、このような偉そうなことを言いながら、都立中高一貫校と一般的な公立中学の授業を、それぞれ一回ずつしか見に行ったことがないものの、その差をはっきりと実感しました。
特に、先生と生徒の双方向のコミュニケーションが多い英語などの授業を見てみると、よくわかると思います。
これは、教える先生に差がある訳ではありませんし、学校の設備による要因でもありません。
都立中高一貫校は、授業を受ける側の生徒が、全員一定水準を満たした均質に近い学力レベルと言えるため(もちろん、都立中高一貫校でも学力の差はありますが、一般的な公立中学から見るとその差は僅差に近いと言えます)、必然的に効率の良い授業となります。
そして、都立中高一貫校は、中身の濃い授業を行うことを常に意識しており、授業の予習復習は宿題として出され、厳しくその実施結果がチェックされます。
都立中高一貫校は目指すだけの価値はある!
このように、私立中高一貫校から見れば、都立中高一貫校のシラバスには制約があるものの、あきらかに一般的な公立中学よりも、積極的に授業時間を増やして学力向上を進めています。
また、中身の濃い授業に拘り、そして実施できていることも間違いありません。
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