2014年02月22日
【都立中高一貫校】 桜修館のユニークな作文問題
★ 作文の問題を見たことがありますか?
今回は、桜修館の今年の適性検査における作文問題を取り上げたいと思います。
桜修館では、毎年、ユニークな作文の問題が適性検査で出題されますが、今年の作文の問題を見られましたでしょうか?
今年も問題を見た瞬間、頭の中にクエスチョンマークが10個程並んでしまうような問題でした。
床に木材が3つ積み上げられる形で並んでいます。
ただ、それだけです・・・。
(http://www.oshukanchuto-e.metro.tokyo.jp/cms/html/entry/9/file662.pdf)
さあ、受検生諸君、この写真だけを見て、500〜600字(原稿用紙1.5枚)の作文を書きなさいという問題です。
このような問題、大人だって困ってしまいそうです。
★ 考え方次第
しかし、考え方次第では、これほど書きやすい作文の問題はありません。
題材が抽象的で書くことに制約がないため、どのような題材でも自分が主張したいことに話をつなげ易いですから、普段から文章を書きなれている子供であれば何の苦労もないだろうと思います。
例えば、今年の木材の写真であれば、木材の写真から自然破壊や地球温暖化の方に話を展開し、そこで普段から思っている自分自身の意見を述べていけばいいのです。
普段から文章を書きなれている子供であれば、題材が木材の写真であっても、例えば地球の写真であっても、もしくは砂漠の写真であっても、自然破壊や地球温暖化の問題意識に話を展開でき、同じ結論に導くことが可能と思います。
このように、桜修館の作文問題は、ある意味では、訓練すれば点数を稼ぎやすい出題形式だと言えます。
★ なぜこのような出題をするか
都立中高一貫校に通う息子の話を聞いていると、都立中高一貫校というのは生徒に意見を述べさせるレポート作成が多いです。
とにかく、生徒達に自分自身の意見を述べさせることに力を入れており、自分自身の意見をきっちりと主張し、プレゼン能力の優れた人物に育てていくことを狙いにしているためでしょう。
したがって、桜修館に限らず、どの都立中高一貫校も、自らの意見をきっちりと言える子供にどんどん入学してほしいと考えていることは明らかです。
だから、このような作文問題で、どのように自分自身の意見を述べることができるかを試しているのです。
このように考えると、この手の問題は、作文を書くと思わずに、弁論大会に向けた原稿を書くと考えると、より出題者が求める文章で書けると思います。
★ 作文力強化を目指して
平成27年度からは、都立10校の適性検査問題が一部を除き、全校で共同作成されることになります。
その詳細はまだよくわかりませんが、おそらく桜修館の個性的な作文問題も姿を消す可能性が高いです。
しかし、出題形式が変わろうとも、「自らの考えを述べる能力」を見る問題は必ず出ますので、文章を書く訓練を軽視してはいけません。
桜修館に限らず、全ての都立中高一貫校の適性検査には長文記述問題があり、「自らの考えを述べる能力」を確認していますから、この点は間違いなく不変です。
文章を書くことについては、通信教育などを上手く活用して、とにかく書く機会を増やしていけば良いと思います。
((ご参考)https://fanblogs.jp/toritsuhego/archive/3/0?1392090164)
又、文章を書く訓練だけでなく、普段の日常生活の中でも、子供に物事を考えさせて自分の意見を述べさせる機会を積極的に設けていくことが重要です。
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Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。
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