2014年02月08日
【都立中高一貫校】都立中高一貫校にはどんな生徒が多い?
★ 6年生の皆さん、お疲れさまでした!
改めて、6年生の皆さん、そしてご両親さま、受検お疲れさまでした。
合否の結果が出るまで、落ち着かないかと思いますが、とりあえずはほっとしたことでしょう。
後は、結果を待つしかないですね、よい結果になることを祈っています。
★ 受検難化が進んでいると言われる現状だが・・・
今回は、これから都立中高一貫校を目指して行こうという小学生を持つご家庭の参考になればと、息子の都立中高一貫校に通う生徒のイメージをお伝えしたいと思います。
常識的に考えると、中学受験専門(公立中高一貫校向けなど)の進学塾に行き、受検突破のために様々なことを犠牲にして頑張ってきた子供達が多い印象をお持ちの方が多いと思います。
しかし、実態はその逆で、目先の受検勉強のみに拘ってきた子供は少なく、進学塾にどっぷりと浸かった生活を敬遠してきた家庭の子供が多いと思います。
我が家もいわゆる中学受験専門の進学塾に子供を入れず、受検勉強を行いました。
息子が熱中しているサッカーと勉強の両立が最も大切と考えて、情熱を注いでいる大切なことをやめさせてまで受検勉強に専念させるつもりはなかったからです。
★ 英語、ピアノなどの習い事経験者が非常に多い
では、上記のことがよくわかる例を2つ程挙げてみたいと思います。
1つ目は、英語を幼稚園や小学校低学年から習い始めている生徒が少なくない様子であることです。
私の息子は、今でこそ英語で学年平均をなんとか取れるレベルになりつつあるのですが、入学してから暫くの間はその学習に大変苦労していました。
英語以外の科目は、そこそこの成績は取れていたのですが、英語だけは日々の授業についていくのが精いっぱいで、テストは見るも無残な成績・・・。
そこで、私は息子に言ったのです、「周りの友達は、英語をどのように勉強しているか、よく見てごらん。そして、その勉強方法をどんどん真似ればいい。」と。
そうすると、息子から意外な返答がありました。
「クラスのかなりの人は、小さい頃から英語を習っているんだよ、中には、3歳から習っているという女の子もいる。小学校の頃にアメリカに住んでいたという人や、お父さんがアメリカ人の友達もいたりで、半分以上の人にとって英語は楽勝なんだよ。」と、こんな会話がありました。
当然ながら、中学受験の段階では、英語の勉強は必要ありません。
英語を小さな頃から勉強しているということは、目先の中学受験ではなく、もっと大きな人生を豊かに過ごすといった大きな目標を持って、ご両親は子供に英語を習わせていたんだろうと思います。
2つ目は、これまたピアノを小さな頃から習っていて、相応のレベルに達している生徒が多い様子であることです。
息子の都立中高一貫校では、毎年3月に合唱コンクールがあります。
そのコンクールは、クラス毎に、課題曲と自由曲で競い合うらしいのですが、課題曲と自由曲のそれぞれでピアノ伴奏者を生徒達自身で選ぶことになります。
このピアノ伴奏者を選ぶ際、「ピアノ経験があり、課題曲や自由曲を人前で演奏する自信がある人」という基準で挙手させると、クラスの半分程の生徒が手をあげるそうです。
そして、手を挙げた生徒達が全員ピアノを弾く形でオーディションをしたらしいのですが、手を挙げた友達は全員、非常に上手で驚いたと言っていました。
ピアノも、中学受験という視点だけで見れば、何の役にも立ちませんが、人生を豊かにするという意味では非常に有意義なものです。
★ 大切なことを犠牲にすることなく
私立中高一貫校ではなく、公立中高一貫校を選択する理由は、学費の安さとよく言われています。
特に、都立中高一貫校のような進学校型の公立中高一貫校について言えば、学習のカリキュラムは私立と同じ、費用は一般の公立中学・公立高校と同じで、要はコストパフォーマンスが良いという観点から、人気があると言われます。
確かに、これは大きなポイントだと思うものの、果たしてこの点だけが理由でしょうか・・・。
英語やピアノなどの習い事をしてきた(今でも継続している)生徒が多いと書きましたが、受検勉強と並行してサッカーやバスケなどスポーツにも励んできた生徒も多いです。
どうも、中学受験勉強だけに専念し、他のことを犠牲にしてきた生徒は少数派のように思えます、私には。
私は、このような子供の育て方に価値観を見出している家庭に、都立中高一貫校は人気があるのだろうと思います。
学業に励みたい・・・、しかし、それだけではなく、様々なことにも情熱を注いで取り組める学校生活を送りたいと希望する家庭に、都立中高一貫校は人気があるのだろうと言うことです。
これから都立中高一貫校を目指そうとするご家庭においては、受検突破のために他のことを全て犠牲にするようなことはせず、全てに全力を注いでいくスタイルを模索すればどうでしょうか。
都立中高一貫校に通う生徒達の人物像を踏まえると、結局は、受検勉強だけでなく全てに全力を注ぐスタイルが合格への近道のように思えてなりません。
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以上
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平日は、なかなかブログをメンテナンスする時間がなく、返事が遅くなりました、すいません。
まず、勇気百倍様、お子さんの合格、おめでとうございます!
奇跡とおっしゃっていますが、奇跡で合格するということは絶対にないと思いますよ。
都立中高一貫校の適性検査問題はよく練られていて、普段の小学校のテストではわからない論理力・表現力が問われますから、やはり相応の実力がないと、そうそう合格できるものではありませんから。
また、教育方針が我が家と似ていますね。
やはり、子供には勉強ばかりさせるのではなく、遊びやスポーツなど何事にも一生懸命に打ち込める人物になってもらいたいものですよね。
続きまして、受験とは無縁でしたが様、すごいですね、芸術面での才能に秀でているようで、うらやましい限りです。
小5であれば、まだ十分に対策を行う時間があると思いますよ。
私の息子の場合は、小6からでもなんとかなりましたから、焦らずとも大丈夫でしょう。
ピアノをやめたりすることなく、受検勉強も頑張れればいいですね。
子供がこの学校に行きたいと思うことが何よりも大切と思います。
では、引き続き、よろしくお願い致します。
「これでちゃんと落ちることができるね」っていいですね。お人柄がうかがえます。
我が家は夫婦ともに受験経験がなく、高校も大学も推薦入学、もちろん塾などに通ったこともないという、子どもにとって何の役にも立たない家庭ですが、新小5の息子が突然、都立中高一貫校への受験希望を口走り、慌ててネットで情報収集といったお恥ずかしい有様です。
とはいえ、数日調べただけでも、魅力ある学校ということが伝わってきます。辞退者が少なく、場合によっては御三家、大学附属を辞退してもこちらを選ぶこともあるようですね。gogoさまの内側からの体験談も非常に興味深く読ませていただきました。
いい方に捉えると、息子にも合格の可能性はゼロではないなと(笑)甚だ楽観的に思う部分もありました。
@体が丈夫。5才から皆勤賞継続中
A4才からピアノを習っていて、ご縁があって芸大の先生に見ていただいており、芸高受験をすすめられる
B読書感想文、作文、俳句などで、さらっと賞をいただいてくる(全国入賞)
ただ、英語は無縁、算数も苦手です。
決定的な部分が欠けてましたね。でも、本人が受験したいというのなら応援します。今後もいろいろな情報を教えてくださいね。よろしくお願いいたします<(_ _)>