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みんなのために歌を

 John Fogertyの新作が10月9日にヴァンガードからリリースされるらしいです。
 既にいくつかのニュース・サイトで紹介されていて、アマゾンUSでも予約が開始されました。

 ニュースの眼目は、"Proud Mary"を新録音するということで、どうやらジェニファー・ハドスンとデュエットするようです。

 また、"Proud Mary"に限る話だと思いますが、アラン・トゥーサン指揮のもと、ロッキン・ドプシーらの参加でニューオリンズ録音と伝えている記事もあるようです。


Wrote A Song For Everyone
John Fogerty

・ Proud Mary : Jennifer Hudson
・ Born on the Bayou : Kid Rock
・ Fortunate Son : Foo Fighters
・ Long as I Can See the Light : My Morning Jacket
・ Have You Ever Seen the Rain : Alan Jackson
・ Who’ll Stop the Rain : Bob Seger
・ Hot Rod Heart : Brad Paisley
・ Wrote a Song for Everyone : Miranda Lambert
・ Almost Saturday Night : Keith Urban
・ Someday Never Comes : Dawes

 "Proud Mary"の話が特筆されていますが、新作は、どうやら旬のアーティストを多数ゲストに迎え、過去の名作をやるという企画もので、デュエット集になるのだと思います。

 John Fogertyは、かなりの寡作なのに、新作を出すたびに大きな拍手で迎えられ、しばしばベストセラーになる、アメリカ人に愛されているシンガーなのだなと感じます。
 時代に迎合せず、頑固に自分の好きな音楽をやり続けている姿勢が、共感を呼ぶのではないかと思います。

 寡作と書きましたが、むしろ年齢を重ねた近年のほうが精力的にやっている印象があり、最近でも、TVショウのAmerican Idolで、優勝者と「雨を見たかい」や「バッド・ムーン・ライジング」を一緒に歌って喝采をあびたりとか、相変わらず「愛されているなあ、アメリカン・ヒーローなんだなあ」と改めて感じます。

 ただ、大物ゲスト多数参加の作品というのは、煮詰まってきているベテラン・アーティストにありがちな企画で、長年のファンとしては、新作は嬉しいですが、単純には喜べません。
 複雑な気持ちになってしまいます。
 私が望むのは、ごく普通のオリジナル・アルバムの方ですね。

 ブレス発表されている参加者を見ると、ロッキン・カントリー系の人が目につきますが、正直私は名前を知っている程度の人がほとんどです。

 キース・アーバンとか、ブラッド・ペイズリーとかは、リスペクトを受け、親交もありそうですが、いかにもな取り合わせで、さほどサプライズがないですね。
 多分、彼らのカントリー系の速弾きギター・ソロが聴けるのでしょう。

 アラン・ジャクソンも相性が良さそうですが、彼ももうベテラン組ですね。
 ベテランといえば、オールド・ロック・ファンとしては、密かにボブ・シーガーに期待です。
 出来れば、バラードじゃなくロックンロールをやってほしかったかも…。

 やっぱり、"Proud Mary"が目玉なのかな…。



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