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ヘンリエッタを探せ !

 フジ・ロックでのライヴが、多くのブログで高く評価されている、John Fogertyですが、彼には、お蔵入りになった幻の3rdアルバムがあることをご存知でしょうか?
 「Centerfield」のおよそ10年前に、アサイラムからリリースすることが決定していたもので、音源はもちろん、ジャケットまで作られていた「Hoodoo」というアルバムです。

 私は最近まで知らず、CDバカさんから教えていただいたのですが、その概要は、こちらのサイトに詳しいです。
 


 写真に写っているのは、そのブートCDですが、今回は、そのアルバムそのものについての話題ではありません。

 このアルバムの中に、ヘンリエッタ(Henrietta)という曲が収録されています。
John Fogertyの自作曲ではありません。原曲は、私もよく知らないのですが、中々元気になれるタイプの、パワフルないい曲です。

 さて、ここからが今回の本題です。急に話が変わります。
 Doug Sahmには、「S.D.Q.'98'」又は「Get a Life」というアルバムがあります。
 タイトルと発売元が違いますが、同じアルバムです。
 このアルバムは、色々と遊び心が溢れる作りになってるのですが、実はシークレット・トラックが入っています。
 裏ジャケには、トラック10までしか表記がありませんが、10曲目の終了後、しばらくたつと11曲目のトラックが始まります。
 ここでやっているのが、なんと、Henriettaなのです。

 John Fogertyの幻の3rd「Hoodoo」の存在を知った前述のサイトで、収録曲を知ったときから、気になっていました。
 そして、「Hoodoo」のブートCDを手に入れて、聴きましたが、間違いなく同じ曲です。
 何となく、チューニングが狂っているかのような、少し気持ち悪いイントロまで同じです。

 このHenriettaですが、Doug Sahmは、Sir Douglas Quintetの77年のアルマディロ・ヘッドクォーターでの同窓会的なライブを収録したアルバム「Live Love」(Sonetのアナログ盤では「Very Much Alive」というタイトルで出ていました。)でもやっています。
 作者は、Hitzfeld / Deefore となっており、ライナーには、オーギーのジェリー・リー・ルイス・スタイルのドライヴするピアノが聴けると記述されています。
 ただ、残念ながら、オリジナル・シンガーに関する情報はありません。

 一方、John Fogertyの幻の3rdソロの曲目クレジットでは、作者はFere-Hitzfeldとなっており、相方の名前が若干違いますが、同じ曲であるのは間違いないでしょう。

 そこで、この曲について情報を求めます。
作者や、特にオリジナル・シンガーについて、情報をお持ちの方がいらしたら、ぜひコメントをお願いします。
 特に、原曲が入っているCDやレコードを持っているという方がいらしたら、大変うれしいです。

 私が調べた範囲では、どうもJimmy Deeというサン・アントニオ出身の歌手の曲ではないか、というのが、わずかな情報です。 
 Jimmy Dee and the Offbeats Poor Boy というキーワードもヒントです。
 このグループ名だけから推測すると、ヒルビリー・ブギ・バンドのような匂いもします。
しかし、どうも、オールディーズ系のような気もしています。
 すぐに影響を受ける私は、今回、obinさんがブログの文中で、ある曲についての情報を求められた例を見て、早速自分でもやってみたくなったわけです。
 「その人のことが気に入ると、同じ色の靴下をはいたりします。」と言ったのは、レノンですか? それともディランでしたっけ?

 最後に、おまけとして、Doug Sahmの「Get a Life」に仕掛けられた遊び心について、簡単に記したいと思います。
 その遊び心とは、参加ミュージシャンのクレジットです。
 リード・ボーカルは、普通にDoug Sahmですが、ほとんどの曲でギターを弾いているのは、サム・ドッグ(Samm Dogg)という人物になっています。
 また、フィドルとバホ・セストでは、ダグ・サラダーニャ(Doug Saldana)という人が参加しており、さらに、スチール・ギターでは、ウェイン・ダグラス(Wayne Douglas)という人物が、ピアノでは、サー・ダグ(Sir Doug)が参加していることになっています。
 もちろん、全てDoug Sahmの変名ですね。
このアルバムをお持ちで、ご存知なければ、一度確認されると一晩は楽しめます。

 と、ここまでタイプしたところで、事態が急変しました。
事件は現場で起こっています。
 YouTubeを検索したところ、なんとJimmy DeeHenriettaを見つけました。驚きです。
 YouTubeは、こと音楽に関しては、Googleを凌駕しています。
 恐るべし、YouTube !
 でも、収録CDの情報は、やっぱり求めます。





 どうも、Jimmy Deeは、One Hit Wonderタイプのロックンローラーのような気がしてきました。
 英AceのThe Golden Age of American Rock 'N' Rollシリーズあたりの、どこかにに入っていないかな?





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