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わが名を聞く人あり

 今回は、John Fogertyの1stソロ「Blue Ridge Rangers」です。
 この前、「…Rides Again」について触れた時に、「Blue Ridge Rangers」の方に、より魅力を感じたということを、控えめ(?)ながら言ってしまいました。
 というわけで、私が魅かれた理由の一端を理解していただくために、まずは、この曲から始めたいと思います。
 Somewhere Listening For My Nameです。

Blue Ridge Rangers
John Fogerty



 このアルバムは、ロック・シンガーがやった、企画もののカントリーのカヴァー・アルバムではありません。
 収録されている曲は、ナッシュビル産のポップ・カントリーのカヴァーも含まれていますが、げき渋ぶのヒルビリー・ナンバーもまた、含まれています。
 私が最も衝撃を受けたのは、Jimmie RodgersCalifornia Bluesと、そしてこの曲です。
  ゴスペル・カルテットの巨人、Five Blind Boys Of Mississippiを代表する1曲です。

 私は、このJohnのバージョンが、原体験になりました。
 聴いてから、ずっと気になっていて、原曲が聴きたかったのですが、当時は聴く事が困難でした。

 Five Blind Boys Of Mississippiの原曲が聴けたのは、かなり後年のことです。
 Mississippiのリード・シンガー、アーチー・ブラウンリーは、アイラ・タッカーなどとともに、多くの男性ソウル・シンガーのお手本になった人でした。

 ブルー・ヨーデルのジミー・ロジャースと、ミシシッピのゴスペルが同居しているのが、このアルバムの独歩性を表していると思います。

1. Blue Ridge Mountain Blues
2. Somewhere Listening (For My Name)
3. You're The Reason
4. Jambalaya (On The Bayou)
5. She Thinks I Still Care
6. California Blues (Blue Yodel #4)
7. Workin' On A Building
8. Please Help Me, I'm Falling
9. Have Thine Own Way, Lord
10. I Ain't Never
11. Hearts Of Stone
12. Today I Started Loving You Again


 というわけで、今回は、この曲をお聴き下さい。
 「わが名を聞く人あり







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