2022年12月07日
プログラマーが明かした「福引・クジ」の必勝法
この話を聞いた方は、人生においてクジの当選率が格段に上がります。
クジっていうのは、100%運だと思っている方は「目からウロコ」だと思います。
この話は20年以上前に上司のプログラマーから直接聞いた話になります。
当時私が勤めていた会社は大きなシステムの受注の傍ら、ちょっとしたプログラム作成の依頼も入る会社でした。仲良くなった上司のプログラマーが休憩がてらに話してくれた内容です。
その上司は、パソコンのキーを押したらアニメーションと共に画面に等数やハズレが表示されるプログラムを作っていました。
「いいこと教えてやろう」
「今、イベントの福引プログラムを組んでるんだけど…」
「テーブル方式なんだよ」「抽選方式じゃない」
オペレーターという操作専門の仕事をしていた私には、その時、その意味をあまり理解していませんでした。
それを知った上司は、分かりやすく説明してくれました。
「通常はランダムに抽選してクジの当たりハズレが決まるだろ」
「今、作ってるのは何番目に当たるかが決まってる」
「イベント最終日の午後1時ごろに特賞が出るようにした」
「特賞は海外旅行だからな」
「狙って行っていいぞ」
もちろん冗談で言ったのであって、納品会社の関係者が特賞を引き当ててしまったら、それこそ大問題になります。当然、「行きませんよ」と返しました。
イベントは3日間行われるものでした。
1本しか入っていない特賞が初日に出てしまうと、その後に福引を引く人たちは盛り上がりません。
かと言って、イベントが終わる直前だと、人も少なく盛り上がりません。
イベントが最高潮に達する時間、かつ人が一番多い時間を狙って特賞が出るのが望ましいのです。
この事を知ってからは、私はイベントは最終日がねらい目だと思って生きてきました。驚くような賞品はありませんが、数千円から1万円程度の賞品は何度も当たりました。それは偶然ではありませんでした。
最終日に当たりやすい理由がもう一つあったのです。予想よりも人の入りが少なかった場合、賞品を最終日に放出するのです。本来よりも当たりやすく調整して福引やクジを引いてもらうんです。
用意した賞品が大量に残ってしまうと、来場者に印象が良くありません。また、残っても処分しなければならないものもあります。
そのような理由から、福引やクジはイベントが終わる数時間前に引くのが一番期待値が高いのです。パソコンでの抽選の話をさせて頂きましたが、アナログのガラポン抽選機や紙のクジにおいても、最終前に特賞や一等を入れるのは常識なんです。
子どものころ、身内が食料品販売店をしていたのですが、クジ式のおもちゃを置いていたことがありました。クジはシート状になっており、1枚づつ切り離して箱に入れるようになっていました。
切り離す前のシートの状態だと等数が分かるのです。そして店舗向けの説明書には、「一等は最後あたりで投入してください。」という一文が記載されていたんです。子どもながら、衝撃を受けた記憶があります。
いきなり一等が出てしまうと、誰もクジを引かなくなります。「ラストワン賞」なんていう画期的なシステムが当時はありませんでした。
SNSなんて無い時代だから許された説明書ですが、今、このような事があったらすぐに炎上してしまいそうですね。
大人買いして全部引いたら、当たりが入っていなかったなんて動画が良く上がっていますが、店の人は「入れるタイミングが無かった…」と思っているところも多いはずです。
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