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2022年03月09日

学び舎が消える春

天気予報から、ようやく大雪注意報の文字が出なくなり、今日は良いお天気に恵まれ温かな日よりとなった。
そして、ふと気が付けば、卒業式のシーズンでもあった。春は別れと出会いの季節である。今年は、それに、ちょっと寂しい話題も重なった。

県内の高校再編計画に伴い、現在38校の県立高校が、34校となる。
長年歴史を重ねてきたなじみ深い4つの学校が、この春閉校となったのである。

今回の再編・統合によって、新川、富山、高岡、砺波の4学区からそれぞれ、泊高等学校が入善高等学校に、水橋高等学校が富山北部高等学校に、高岡西高等学校が高岡高等学校に、南砺福光高等学校が南砺福野高等学校に統合される。
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(富山新聞)

消えてゆく学校は、いずれも、何十年もの歴史を持っている学校である。数多くのOBも輩出している。私にとっても、昔からなじみ深い校名ばかりである。私の母校は、幸いにも統合される母体となる側で、歴史は続いていくようだ。学校教育は、時に、行政の事情と時代の波にほんろうされてしまう場合がある。今回の再編を見ても、忸怩たる思いのOBも多いのではないかと思う。最後の卒業生となった皆さんは、万感の思いであることだろう。

年を取るごとに、自分が入った高校や大学というものが持っている重みというか、大切さ、ありがたさを感じるようになった。同窓会とかはあまり得意ではなくて実はあまり積極的に参加するほうではないのだが、高校の友人とは、今でも何人かとはコンタクトがある。高校生活を通して、つくづく、素晴らしい出会い、良い友人を得られたと思っている。その母校が、もしなくなってしまって、別の名前の学校になったとすれば、やはり寂しいと思う。
しかし、統合された学校から、また新しい出会いやご縁が生まれ、新たな歴史が作られていく。

卒業式で、閉校に涙した生徒たちが感じた思いは、きっと様々な形で、それぞれのこれからの人生に生きてくるに違いない。
卒業おめでとう。そして、皆さんの未来が、素晴らしいものになりますように!

2022年03月08日

歌い継がれる”Imagine” の力

1980年12月8日、ジョンレノン死去。2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ
2019年コロナウィルス流行、そして、2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻・・・

ジョンレノンが作り歌った”Imagine” は、発表から40年余りを経た今も、世界平和や人類の幸福を考える瞬間に歌い続けられている。

今日のNHK「アナザーストーリーズ」は、ジョンレノンの名曲、”Imagine" だった。
Imagine が、時代の大きなうねりの中で、常に平和を希求する象徴的な歌として歌い継がれていることを、あらためて分析しながらの番組構成であった。

この曲が納められたアルバム”Imagine”が発表されたのは1971年である。
当時、この曲を、北陸の地方都市の高校生だった私の心に届いたのは、たぶん72年くらいではないかと思う。その頃、ギターを弾いたり、趣味で自作の歌を歌ったりしていた私は、高校への通学帰り、電車の待ち時間に、駅ビルの2階?にあったレコードショップに寄って、新しいLPなどをチェックするのが、毎日のルーティーンだった。その時に、店内に流れていた"Imagine"を聞きながら、LPラックのレコードを次々と引っ張り出しては眺めていた。LET IT BEも、ちょうどその前後に、お店にポスターなどが掲示されていて、曲も流れていたように思う。当時、たぶん2千円以上していたLPを買うのは、お年玉を貯めておいた貴重なお金で、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで買ったように思う。だから、高校生の頃に買ったアルバムは、たぶん数枚だったのではないかと思う。あとは、音楽好きのいとこや先輩にたのんでダビングしてもらったカセットテープで聞いていたように思う。だから、私が持っているその頃のLPレコードはとても少ない。
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Imagine は、シンプルなメロディラインとシンプルなコード進行、そして、高校生でも理解できるわかりやすい歌詞で、自然に耳になじんだ曲だったように思う。
しかし、あれから40年以上たった今でも、その歌の力は、衰えることなく、世代が変わっても歌い継がれている。2001年9月11日のアメリカでのテロ事件当時にも、自然発生的にこの曲が現場で歌われていたことを、今日の番組で初めて知った。

高校生の頃に、シンプルで簡単な歌だけど、なんだか心に残るな、と感じたその曲は、しかし、結果として、世界中で誰もが歌うことができて、しかも歌詞の意味を、国を超えて感じることができる名曲となった。

Imagine there's no Heaven It's easy if you try
No Hell below us Above us only sky
Imagine all the people Living for today...

Imagine there's no countries  It isn't hard to do
Nothing to kill or die for  And no religion too
Imagine all the people  Living life in peace

You may say I'm a dreamer But I'm not the only one
I hope someday you'll join us And the world will be as one

そして、2001年、アメリカテロ事件の時、ニールヤングは、3題目の歌詞を以下のように
変えて歌ったという。

Imagine no possessions
I wonder if you can   → ニールヤングは、Iと歌った
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world

そこには、You=他人ごとではなく、アメリカが、I=自分ごととしてこの事件を捉えていかなければならないというニールヤングの思いがあったのかもしれない。

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one

やがて、世界がひとつになるだろう、そう歌ったレノンの思いは、残念ながら現在も実現していない。
むしろ時代は、冷戦の頃に逆行しはじめたかもしれない・・・

#Imagine 

2022年03月07日

宇宙飛行士募集に1563人!

久し振りにブログの投稿を休んでしまった。父の認知症の状態にかくらんされてしまったり、ちょっと書類をまとめる仕事に追われたりしてしまった。というか、それにかこつけてしまったところが、やや精神的なスタミナ切れなのかもしれない。今までは毎日歯を食いしばって書いてきたのに無念。反省。

今日は、ウクライナの話題を離れて、宇宙の話題に目がとまった。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月4日、13年ぶりに実施した宇宙飛行士候補者の応募を締め切ったが、締め切り時点での応募者総数は1563人だったと公表した。
候補者の募集は2008年以来だそうで、「多様性を尊重」などという文言が募集要項に盛り込まれるなど、時代を反映したものになっていたそうだ。
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(ヤフーニュース/ハフポスト)

驚いたのが、応募者のうち、女性の割合は20%だったということ。前回の募集があった2008年の前回募集では、963人の応募に対し、女性の割合は13%だったというから、7%増えたことになる。今後健康診断の結果などをふまえて、4月5日に合格者の発表を予定しているという。
今回応募者が増えた背景には、条件が緩和されたということがあるようで、例えば身長制限も149.5cmから応募できるようになり、小柄な女性でも応募可能となった。学歴規定なども緩和されている。
この10年ほどの間に、数多くの日本人宇宙飛行士が、宇宙ステーションで活躍をしたり、日本人初のキャプテンも誕生するなど、宇宙飛行士への活躍は、常に報道されてきた。
さらに民間企業による宇宙旅行も開始され、前澤某氏などの大富豪が、個人的に宇宙を飛ぶニュースなどもあって、宇宙への注目度が高まったのだろう。

宇宙から見れば、地球は一つの星。プーチン大統領には、国同士の争いを超えた宇宙的視点で、自国にとどまらない国際的な未来を考えてもらいたいものだ。
#JAXA宇宙飛行士募集

2022年03月04日

HONDAとSONYの握手

今、世界は、ガソリンエンジンを捨てて、電気自動車になだれのようにシフトしている。
私が、ブログ用にメモしているものを見たら、2月8日の日経ニュースで、日産がエンジン製造中止というニュースの見出しをメモしていた。ガソリンエンジン技術が、どんどん終焉を迎えようとしている、とメモをした時には、世の中の余りの勢いにちょっと驚いていた。
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(日経)

それから約1ケ月、今度は、HONDAとSONYが、EV開発で提携することを発表した。
日経新聞によれば、年内に共同出資会社を設け、両社で開発したEVを2025年に発売するという。正直、EV開発においては、HONDAは、どちらかというとトヨタや日産に後塵を拝している観がある。SONYにしても、これまで自動車関連でのIT技術開発については、あまり実績はないのではないかと思う。弱者連合と皮肉る人もいたらしいが、どちらも、他者とは一味違う技術開発を常に実現して個性を発揮してきた伝統を持つ会社である。

EVには異業種の参入が相次いでいる。ソニーのIT(情報技術)とホンダの生産技術などを結びつけることで、先行する米テスラなどに対抗する新たな自動車の未来を感じる。
EVへの世界的なシフトが生み出す600兆円市場を巡って、業種の垣根も越えた新しい再編の動きを象徴する提携だと感じた。
この二社から、まったく新しい形のEVアプローチが生まれるのではないか?
最初に乗った車は、中古のHONDAZで、最初に自分用に買ったTVが、SONIのサイコロ型モノクロTVで、ずっと両企業のファンである私としては、そんな期待を感じながら、今後もその動きを注視していきたい。
#HONDAとSONY

2022年03月03日

年金老人の粗食生活

ウクライナ情勢は、まだまだ予断を許さない。このところ、ずっとウクライナやロシアの話題を書いてきたので、今日は久し振りに、このブログ本来の原点、食べ物の話を少し。

このところ、報告書書きの仕事やら、家のことやらと少々忙しくて、ランチは、時々カップ焼きそばで済ませたりする日もあった。(まあ、そもそも、カップ焼きそばは、時々無性に食べたくなるのだが(笑))
父がデイサービス日の月曜と木曜には、いわば私の半日だけの介護休み日なので、ランチも手間を省いて冷凍食品を食べながらその魅力をブログやSNSでご紹介する事もしていた。

前期高齢者としては、あまりヘビーなものを食べすぎてもいけないし、もともと和食も好きだったから、煮物と魚の組み合わせで食事を組み立てつつ、肉を織り込むようにしていた。元々、肉をがっつり食べるのも大好きだったのだけど、父と暮らし始めてからは、和食中心の生活がしばらく続いていた。

ところが、父が寝たきりになり、歯も少なくなって、きざみ食になると、私の食事と父用と2種類のメニューを作るようになった。私のランチは、パスタにしたり、パンを自分で焼くようになったら、焼きたてのパンに合うお肉や洋食を食べる機会も増えて来た。気が付くと和食と洋食の比率は半々くらいに変わっていた。そして、その結果、62歳くらいまでは、会社に入った頃のスーツが着られたのに、今や、全てのスーツが着られなくなるくらいウェストが成長してしまった。

そんな私の今日の食事だが、まず、本日のランチは、ZOOMの打合せが入っていたことと、デイサービス日でもあったので、ストックしてあった冷凍のチキンライスで簡単に、と思ったのだが、つい欲が出て、玉子も焼いてオムライスにしようかと思いついた。
ライスを巻き込んで正当なオムライスを作ることもできるのだが、今日は、途中で思いついたので、チンしたチキンライスの上に、焼いた玉子焼きをそのままのせて、略式オムライスの出来上がり。ケチャップをかけたら、なんだか愛嬌のある顔のようになった。見かけは悪いが、味はちゃんとオムライスしていた。
(ちなみに、この冷食チキンライス、トップバリューのオリジナルで、お値段なんと100円程度。これでオムライスを作るのは、安くて便利で美味しいからおすすめ。)
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夕食は、買ってあった鶏ひき肉を使わないといけなかったので、そぼろを作り、その半分をあんかけにして大根と厚揚げの煮物にかけた。あとは、タラを塩麹漬けにしたものを焼いたものと菜の花のおひたしなど、いかにも年寄りらしい粗食で済ませた。タラは、ちょっと塩味がきいていたので、小皿に一口だけご飯も食べてしまったけれど。
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というわけで、年金ジイサンらしい粗食生活の一日は、おおむね、こんな風に過ぎていくのである。
#粗食

2022年03月02日

プーチンのまいた種

昨日書いた経済制裁による世界的な影響は、金融経済にも当然及んでくる。
世界的な株安とオイル高、エネルギー高が進んでいる。
コロナウィルスの流行で、世界恐慌になるもしれないと思ったけれど、世界各国の企業人の見事な対応力によって、世界的な経済恐慌のリスクは免れた。最近では景気回復の兆しも見えてきたくらいだった。
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(日経)

しかし、ロシアに対する世界規模の経済制裁は、その結果起きることを十分に予測検証する時間もない中で、各国政府が、「ロシア許すまじ!」という共通の情熱で急加速して動いたように見える。ロシア7銀行をSWIFTから排除するなど、制裁の方法も拡大している。結果として、個別の企業によっては、今後、経験のない経済損失を抱えるケースも生まれるかもしれない。世界的な株安傾向は、これから本格化するかもしれない。
原油高によるガソリン価格の上昇は、これまで経験のない次元で推移するかもしれない。アラブ諸国の石油メジャーも、ロシアの原油輸出が大幅減少した時に、どんな判断をするだろうか?当然、あこぎに価格を吊り上げることも考えるだろうが、一方で国際世論も慎重に配慮する必要があるだろう。

日本にとって不安なのは、原油とあわせて、LNGである。ロシアから8%ほどを仕入れていたのがストップする。エネルギーの8%は、たいしたシェアではない、と片づけられる数字では、おそらくないだろう。その他にもエネルギーコストの上昇や、供給量の減少がもたらす影響は、今後も注視する必要がある。そして、ロシアとウクライナからの食糧がストップすることによる影響も懸念される。小麦粉などが典型だろう。

ニュースを見ながら、そんなことを考えていたら、ウクライナのテレビ塔をロシアが攻撃した。情報拠点を攻撃するというのは、ロシアの戦略のひとつだったようだが、テレビ等を攻撃してメディアをストップさせようというやり方も許せないし、当然そこで働く民間人が被害にあったことも見逃せない。

今日も、不安なことばかり書いてしまったけれど、60数万人を超えるウクライナ国民が、過去に例のない膨大な数の難民となって、ポーランドや周辺国になだれこんでいる。人命第一ということでだ欧州各国が協力して手を差し伸べているが、これもまた、今後新たな世界課題を生み出していくだろう。
ヒステリーの鬼と化したプーチンがまいた種は、コロナウィルスに匹敵するほど世界を破壊する事態を招いてしまった。
#ウクライナ侵攻 ”プーチン

経済制裁とネット戦争

27日に、インターネット戦争というタイトルで、アノニマスが、ロシアの政府機関ウェブサイトを攻撃するという事を書いたが、昨日は、なんとトヨタのグループ会社が、サイバー攻撃を受けて、丸一日、ダイハツなどを含めた全ての生産工場で、製造を停止するという事態が起きた。あくまで個人的な意見だが、ロシアか中国か北朝鮮からの攻撃である可能性は非常に高いと思う。しかも、トヨタ本体でなく、部品調達を担っているグループ会社を狙っているというところも、下調べを十分に行って、トヨタ本体よりも、システムセキュリティの低い会社を狙っての犯行だと思われる。

ロシアのウクライナ侵攻という暴挙に対して、日本を含めた世界中の国が、経済制裁に踏み切り、今や経済戦争といえるような状況になっている。これがもたらす影響は、もはや制裁を発動している各国でも、実は予測のつかないところに来ているように思う。
ロシアで進んでいた石油ガス開発プロジェクトから英国のシェル石油が撤退することを決めた。このプロジェクトには、三井物産や三菱商事も出資しており、シェルの撤退によって、今後の対応を至急検討する事が求められている。
日本は、ロシアから、LNGも約8%ほど輸入しており、今後の石油の確保も含めて、デリケートな対応を余儀なくされている。
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(ヤフーニュース/日テレ)

小麦粉も、ロシアもウクライナも、世界トップクラスの輸出国だ。日本も外国の会社経由などで恩恵にあずかってきた。先日サッポロ一番の値上げについて書いた時に、小麦市場の混乱についても書いたけれど、エネルギーから食料まで、各国の経済制裁が、複雑に影響しあって、思いがけない国際経済の混乱も生まれつつある。

プーチン大統領は、パーキンソン病の疑いもあり、この数年は、怒りっぽくなり、人の意見を聞かなくなっているという噂も報道されていた。昨日からは、ついに原子力爆弾の使用までちらつかせて欧米をけん制し始めた。経済制裁も、正気を失っている今の彼には、腹立たしいだけで、反省するという方向には決していかないだろう。

欧米の経済制裁も、軍事的な関与をすれば世界大戦になりかねないリスクをはらんでいるためのやむを得ない方策なのだろうが、自らの首をしめる事態にもなっているに違いない。金融政策での制裁によって、ロシアから支払われるべきお金が入ってこなくなるという企業も、おそらく世界中にあるだろう。

今日のニュースでは、国際的に使用を禁じられている殺傷力の高い特殊な爆弾を使用している疑いがあるともいう。ただのカンシャク持ちと化したプーチン大統領を止めるすべは、もはやないのだろうか?

2022年02月27日

インターネットでの戦争

ウクライナでのロシアとの戦いは、厳しい状況になり、国を離れポーランドなど隣国へ避難するウクライナ国民の動きも激しくなっている。

そんな中で、もう一つの戦争も静かに進行している。
それは、インターネットでの戦いだ。
国際的なハッカー集団として有名なアノニマスは、26日、ロシアの政府機関ウェブサイトを標的とするサイバー攻撃を実行したとツイッター上で表明した。ロシアのウクライナ侵攻への報復だという。直接の因果関係は不明だが25日以降、ロシア外務省や国防省など複数の政府機関サイトが閲覧しにくい状況が続いている。米CNNによるとロシア政府はサイバー攻撃被害を否定しているという。
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(アノニマスのシンボル画像/日経新聞)

ロシア侵攻後、ウクライナでは、国の運営するサイトなどが閲覧できなくなるなどのトラブルが、続いている。おそらくロシアによる情報御妨害工作などではないかと思われる。
今や、兵器を使った実際の戦争と並行して、インターネットをかく乱する活動は、ネット上での重要な戦略となっている。各国政府政府発信の様々な連絡から、情報収集まで、インターネットが使えなくなることは、大きなハンディキャップとなるというか時に致命的な機能障害となり得る時代になっている。

現在、国際的なハッカー集団や、インターネットでの様々な攻撃を行う組織の活動が活発な国と言われているのは、ロシア、中国、そして北朝鮮である。もちろんそれ以外にも中東から欧州まで、各国によって様々なネット上の駆け引きが行われていることだろう。

ちなみに、アノニマスというのは、匿名とか無名の、という意味である。インターネットは匿名で様々なアクションを行うことができる。発信者を特定できないようなことも数多い。
我々の身近な生活レベルで起きるトラブルから、国家をゆるがす事態まで、様々な局面でインターネットは関わっている。
ウクライナの大統領は、携帯から映像を発信して、それが世界中のニュース二流れる。ウクライナから非難する人たちの悲しみや苦しみも、SNSやインターネットでの動画を通じて発信される。

実弾での戦いと並行して、インターネットでの情報戦は、もはや当たり前の時代となっている。
#アノニマス





2022年02月26日

インターネット広告が4媒体超え!

電通は24日、「2021年 日本の広告費」を発表した。
それによると、インターネット広告費が2兆7052億円(前年比121.4%)となり、推計開始以来、初めてマスコミ四媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビメディア)合計の広告費を上回ったという。
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(ヤフートップページ)

私が、まだ広告会社のサラリーマンだった時代の後半、ラジオの広告費をネット広告が超えたということが、営業会議で大きな話題になった記憶がある。その頃からすれば、まさに隔世の感がある。1兆円を超えた時にも驚いたけれど、2兆円を超えて、ついに4媒体の広告費も超えたというのは、業界の人間であれば、やはり誰もが驚くべき事だろうと思う。

電通のレポートによれば、2021年(1〜12月)日本の総広告費は、2020年から続く新型コロナウイルス感染症拡大の影響が下半期にかけて緩和したことに加え、社会のデジタル化が進む中、好調なインターネット広告費の成長に支えられ、通年で2桁増の6兆7998億円(前年比110.4%)となった。
6兆円マーケットというのも、私にとってはスゴイ数字だなあと驚いてしまう。

『東京2020オリンピック・パラリンピック』が需要を後押したことや、10月以降は音楽・スポーツイベントやテーマパークなどで入場制限が解除され、人流や経済が戻ってきたことなどによって、多くの広告媒体で売上が回復してきたようだ。

ちなみに、「マスコミ四媒体広告費」は2兆4538億円(前年比108.9%)となり、コロナ禍からの市況の回復により、4媒体すべてが増加した。特に「テレビメディア広告費」においては、巣ごもり・在宅需要なども影響し、前年比で2桁増となったという。

 一方、「インターネット広告費」は、1997年に推定を開始して以来、常に高い成長率を維持し続け、2021年は2兆7052億円(前年比121.4%)となり、「マスコミ四媒体広告費」を初めて上回った。特に映像系を中心にした動画広告の需要が高まり、コロナ禍での情報発信ニーズも重なったことから、大きな伸びとなった。
全体に占める「インターネット広告費」のシェアは、実に39.8%まで伸長したという。

ウクライナでの紛争を見ていても、SNSで動画が配信され、それがあっという間に、TVメディアで放送されている。若者たちは、ニュースのほとんどを携帯などのネットニュースやSNSによって見ているという。動画を再生すれば、必ずといっていいほど広告映像がついてくる。パソコンを使ってネットで検索したジャンルの商品やサービスは、すぐに関連する商品広告などが、そのPCに表示される。社会がネットに依存することが高まれば、広告メディアとしてのネット広告も当然増える。
しかし、何か大切なものも、失われているようにも思える。それがどんなことなのか、もう少しじっくりとあれこれ観察しながら考えてみたいと思っている。






2022年02月25日

プーチンの魂、百まで

昨日、ロシアがウクライナに侵攻して以来、そのニュースがずっと放送されている。
これは、「TVで見られるリアルな戦争」だともいえる。
湾岸戦争の時に、ミサイルなどが発射される映像がTVで放送された時に、不謹慎だが「お茶の間で見る戦争だ」と感じた。安全な日本の茶の間で、お菓子など食べながら、テレビで眺める他国のリアルな戦争なのである。当時、同じようなことを書いた文化人なども数多くいた。
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ニュース映像を見ながら、そんなことを考えていた。
そして、プーチン大統領の発言とその顔つきを見ながらもう一つ思ったのが、この人は、今もソビェト連邦への思いで生きている人で、骨の髄までKGBの情報将校なのだということであった。三つ子の魂百までというが、まさにKGBとソ連の魂が、彼の中では、今も生き続けているのだろう。

USSR/Union of Soviet Socialist Republics これが、かつてのソビエト連邦の英語名である。
ちなみに、ロシア語表記では、CCCPとなるがこれは、英語でいえば、SSSRである。ロシア語では、C=S、P=R なのだ。私は大学時代ロシア語を第二外国語として学んだので、かろうじて発音だけはできる(笑)
(ロシア語のスペルの面白さは、アガサクリスティが、名探偵ポアロの中でも、重要なキーワードとして使っていた。)

旧ソビエト連邦、いわゆる、ソ連は、ソビエト連邦共産党による一党独裁国家であり、最大かつ最も人口の多い共和国であるロシア内のモスクワを首都とした。その他の主要都市としては、レニングラード(ロシア)、キエフ(ウクライナ)、ミンスク(ベラルーシ)、タシュケント(ウズベク)、アルマアタ(カザフ)、ノボシビルスク(ロシア)であった。
実に、22,402,200平方キロメートル、11のタイムゾーンにまたがる世界最大の国であった。
レーニン、スターリン、ゴルバチョフというリーダーの流れの中で、冷戦時代をはじめ、大きな変化を伴いながら、常に世界の中で重要な役割を果たしてきた。

ソ連時代の主要都市をあらためて見れば、プーチンにとって、ウクライナは、ソ連なのである。そこが言うことを聞かなくなって、西側のNATOに入ろうとするというのは、おそらく彼にとって理解しがたいあり得ないこと、許せない事態なのだろう。だから暴挙に出た。しかしそれはたぶん彼にとっては、あたりまえのことで、何が悪いんだ?というくらいかもしれない。

私より少し年上の彼にとって、ルーツとしてあるのは、ソ連であり、そのロジックは、KGBで教育されたものなのだ。だから、彼にとって、ウクライナの不実を是正して何が悪い、となるのだろう。
KGBで培われたプーチンの三つ子の魂は、たぶん、変わらぬものなのだろう。
#プーチン




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