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2023年06月14日

週刊誌時代の終焉か?

やや古い話題になってしまったかもしれないが、5月に週刊朝日が101年続いた歴史に幕を下ろした。どちらかといえば硬派な編集方針で、真面目な記事が多かったように思う。また、表紙を飾る女性たちも話題になった。代表格は1980年の宮崎美子さんだろうか?
この表紙の写真と、カメラのCMによって、熊本大学に通うふつうの女子学生は、一躍スターになり、現在もインテリタレントとして活躍されている。凄いことだと思う。

ちょっと油断していたら、ネットショップでもリアル店舗でも、最終号はあっという間に売り切れになり、私は、タッチの差で最終号を買い損ねてしまった。残念である。
どんな感じの誌面だろうとずっと思っていたので、先日病院の帰りに市立図書館に立ち寄り、最終号を読んだ。
230614週刊朝日最終号表紙.jpg

230614宮崎美子の表紙.jpg

表紙は、最終号を迎えた編集部の様子を写真に撮ったもので、実際のオフィスを使って撮られたという。言われないと気付かないが、意外な演出が隠れていた。実は机の上のパソコンを全部撤去してあって、あちこちに昔の週刊朝日の名物号が配置されているのである。
編集部の人たちも、心情的には色々複雑な思いがあったと思うが、カメラマンの浅田政志氏のひょうきんな演出に対応しているのが、妙にペーソスを感じる。

あらためて読んでみると、週刊Pとか週刊GとかBなどとは異なり、社会事象を面白おかしく書いている記事は少なく、名物連載が圧倒的な数を占めていることに気付いた。
嵐山光三郎の「コンセント抜いたか」は連載26年!ちなみにイラストは南伸坊、題字は渡辺和博である。そして、内館牧子の「暖簾にひじ鉄」は、1060回。大好きな東海林さだおの「あれも食いたい、これも食いたい」は、36年・1734回!!田原総一朗「ギロン堂」は、1204回!ドン小西の「イケてるファッションチェック」は、22年・1096回!林真理子の対談記事も28年・1122回!・・あらためてチェックしてこうして書き出してみると、いやはやすごいもんです。これだけ長期間の連載記事が満載というのは本当に感服する。書き手も編集部もすごいな。そして、今は終ってしまったが、山藤章二さんのイラストシリーズも忘れがたい名物企画だった。
こうして書きながら、実はネットの雑誌閲読サービスで、もう一度誌面を読み返しているが、やはり、図書館で読んだ紙の感触が思い出される。

便利なので、私もタブレットで本を読んだりしているが、やはり紙の雑誌の手触りやページをめくる動作など、紙の出版物ならではの醍醐味は、デジタルでは得られない。
とはいえ、マンガ本も携帯で読まれるために縦長のコマ割りを考えて構成されたりしているという。紙の出版文化は、本当に根本的な危機に直面しているといえるだろう。
ガソリン車が消える運命になるのと同じように、アナログの紙媒体は、少しずつ生きる場所を失っていくのだろうか?
50年近く前、雑誌をめくり、その美しい誌面や広告写真に感動して、広告や編集に興味を持って業界に入った私としては、週刊朝日101年の休刊は、やはり胸にしみる。週刊朝日に広告原稿を入稿し出張校正に出向いたことも思い出される。
横尾忠則は、最後の連載にこんな言葉を書いている。「週刊朝日の休刊は、社会に反省と自立を促している」と。そうかもしれない。
最終号の終わりのページには、見慣れた山藤さんの筆になる立川談志師匠のイラストが・・・
さよなら、週刊朝日、いや、休刊なのだから、復活を夢見るとしようか。
#週刊朝日休刊 #週刊朝日101年





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