2023年07月30日
さよなら青い鳥
SNSというものが生活の中に定着してもうずいぶん時が経った。草分けは、ツイッターとfacebookではないだろうか?もしかするとinstagramのほうが早いか?
いずれにせよ、この3つのSNSは、新しい個人メディアとして大きな力を生み出してきた。私は、広告屋という職業柄もあって、世の中に登場し始めた頃からこれらを大いに活用してきた。やがて、気が付けば、こうしたSNSが社会の中で、いや暮しの中で、重要なポジションを得てから10年以上の月日が流れていた。
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そんな時に、すったもんだもあったけれど、ツイッター社を買収したイーロン・マスクという大金持ちが、このツイッターブランドを捨て去り新たな形にしようと動き出した。
そして、26日ツイッターのブランドアイコンを変更することが発表され、ほどなく、日本でもツイッターのブランドロゴが、Xに代わっていった。

数日前、いつものようにPCのツイッターアイコンをクリックしたら、起動画面にXが見えた。「ん?」と思ったら、次に表示されたトップページにもXの文字が!いつもの青い鳥はいない!!携帯のほうはどうだろう?とアプリを起動したら、昨日はまだいつものアイコンが表示されていたが、今日アプリを開いたら、そこにはもう青い鳥は消えていた!なんということだ!
ブランドロゴやブランドアイコンというものは、大きな力を発揮する。まさにブランドの顔だ。だからこそ経営者が変わって、新しい会社になり今までとは違うぞ!ということを表現しようとするときにブランドロゴを変更することはわかりやすい方法でもあり重要なブランド戦略でもある。しかし、一方でブランド資産ということもある。11年にわたって人々の心に根をおろしたブランドイメージを簡単に捨て去ることは、顧客管理の面ではリスクも高い。それをあっという間に変更してしまった。ロゴの変更前にも、ツイッターで見られる投稿の閲覧数を制限するとかいう変化は起こっていた。私もユーザーの一人なので、この先どんどん使いにくくなるのでは?と不安になっていた。そして、今回のロゴ変更である。
あらためて見てみると、青い鳥のアイコンは、平和な印象を与えてくれる。そして、モノトーンのXには、ナチスのハーケンクロイツのようにどこか不安な未来を感じてしまうのは私だけだろうか。「ツイッター」というある意味の商品名であったものも、やがてわかりにくいXに変わってしまうのだろう。消えてしまうと、あらためて青い鳥のブランドロゴは、親しみやすい良いデザインであると痛感する。
ブランドロゴはブランド資産であり、近年は大切な経営資産でもあるというブランド論が主流であった。このブランド変更が、果たしてどのようなSNSの未来を作るのだろうか。
ネットニュースなどでもこの数日話題になっているが、あらためて、俵万智さんの名歌をご紹介してこのコラムを終わりたい。
「言の葉を ついと咥(くわ)えて 飛んでゆく 小さき青き鳥を忘れず」
「このままで いいのに異論は 届かない マスクの下に唇をかむ」
・・・・さよなら青い鳥
#ツイッター #青い鳥 #Xのロゴ
いずれにせよ、この3つのSNSは、新しい個人メディアとして大きな力を生み出してきた。私は、広告屋という職業柄もあって、世の中に登場し始めた頃からこれらを大いに活用してきた。やがて、気が付けば、こうしたSNSが社会の中で、いや暮しの中で、重要なポジションを得てから10年以上の月日が流れていた。

そんな時に、すったもんだもあったけれど、ツイッター社を買収したイーロン・マスクという大金持ちが、このツイッターブランドを捨て去り新たな形にしようと動き出した。
そして、26日ツイッターのブランドアイコンを変更することが発表され、ほどなく、日本でもツイッターのブランドロゴが、Xに代わっていった。

数日前、いつものようにPCのツイッターアイコンをクリックしたら、起動画面にXが見えた。「ん?」と思ったら、次に表示されたトップページにもXの文字が!いつもの青い鳥はいない!!携帯のほうはどうだろう?とアプリを起動したら、昨日はまだいつものアイコンが表示されていたが、今日アプリを開いたら、そこにはもう青い鳥は消えていた!なんということだ!
ブランドロゴやブランドアイコンというものは、大きな力を発揮する。まさにブランドの顔だ。だからこそ経営者が変わって、新しい会社になり今までとは違うぞ!ということを表現しようとするときにブランドロゴを変更することはわかりやすい方法でもあり重要なブランド戦略でもある。しかし、一方でブランド資産ということもある。11年にわたって人々の心に根をおろしたブランドイメージを簡単に捨て去ることは、顧客管理の面ではリスクも高い。それをあっという間に変更してしまった。ロゴの変更前にも、ツイッターで見られる投稿の閲覧数を制限するとかいう変化は起こっていた。私もユーザーの一人なので、この先どんどん使いにくくなるのでは?と不安になっていた。そして、今回のロゴ変更である。
あらためて見てみると、青い鳥のアイコンは、平和な印象を与えてくれる。そして、モノトーンのXには、ナチスのハーケンクロイツのようにどこか不安な未来を感じてしまうのは私だけだろうか。「ツイッター」というある意味の商品名であったものも、やがてわかりにくいXに変わってしまうのだろう。消えてしまうと、あらためて青い鳥のブランドロゴは、親しみやすい良いデザインであると痛感する。
ブランドロゴはブランド資産であり、近年は大切な経営資産でもあるというブランド論が主流であった。このブランド変更が、果たしてどのようなSNSの未来を作るのだろうか。
ネットニュースなどでもこの数日話題になっているが、あらためて、俵万智さんの名歌をご紹介してこのコラムを終わりたい。
「言の葉を ついと咥(くわ)えて 飛んでゆく 小さき青き鳥を忘れず」
「このままで いいのに異論は 届かない マスクの下に唇をかむ」
・・・・さよなら青い鳥
#ツイッター #青い鳥 #Xのロゴ
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