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2024年02月27日

料理は楽し!

今夜の夕食は、豚バラ肉の照り焼き叉焼をメインに作った。
まあローストポークのようなものかな?手ごろな大きさのバラ肉の塊を見つけたら、時々作る
2日ほどニンニクと生姜の入った手製のタレに漬け込んだバラ肉を、ガスレンジの魚焼きで焼いたものである。タレとハチミツをかけながら焼く。
今まで何度も作ってきたが、今夜は、これまでで最高の焼き上がりになった。タレとハチミツのバランスもベスト!食べながら思わず笑みがこぼれた。こんな時、料理をする楽しさと醍醐味を感じる。
IMG_2024-02-27-19-21-47-798.jpg

父が亡くなって一年。昨年は私がひざを痛めたことと、東京の家を少しリフォームしたこともあって、実家の片づけはあまり進んでいない。そんなわけで、実家と東京の半々の生活が続いている。
だから、相変わらず自分で調理する時間は多い。
IMG_2024-02-27-19-33-00-122.jpg

料理の楽しみは、色々ある。
まず、なんといっても、自分の食べたいものを作っているから、満足度が高い。(笑)
ただ、そこには、色々な工夫が必要になる。
最も気を配るのは、一人で食べる食事なので、食材を無駄なく効率よく使い切ること。そして、調理したものを色々と展開して使いまわしていくこと。

煮物を作る時には、まず昆布でダシを取る。取ったダシは、その時食べる分で半分使い、残りを翌日などに使うために取っておく。
煮物を作った煮汁は数日かけて色々具材を替えたり足したりして変化させて食べる。
今夜の豚のチャーシューも、バラ肉の半分は、一昨日と昨日、ゆで豚にしてスライスして食べて、そのあと野菜と一緒に煮物に入れたり、今日のランチのラーメンに煮豚として入れた。

こんな風に、食材と作るもののストーリーをかけあわせて、物語を書くように料理をしている。
かくして、今夜のように、半分残して漬け込んでおいた豚バラが、見事に焼きあがると、満足度も高まるというわけだ。

また今夜も酒が進む。2日間煮た半分のバラ肉の煮汁は、こんにゃくと油揚げとごぼうの煮物になった。

ああ、満足満足、ごちそうさまでした!
#豚バラ肉叉焼





2024年02月22日

令和バブル?よ、どこへ行く?

注目企業エヌビディアの決算は、生成AIのおかげで高性能の半導体需要が驚異的に伸びて、なんと売上予想の3.7倍、収益は8倍以上?!だという。それ以外の国内外の半導体関連株も全般に好調だ。少し前の半導体不況はどこへ行ったのか?と思うほどの伸びである。
そしてホンダやマツダが賃上げ交渉で満額妥結し、日経平均は、本日最高値を更新〜と、まるでバブル?のような景気の良い話が次々に聞こえてくる。

240222ホンダマツダ満額.jpg
(画像は、2点ともヤフーニュース)

そういえば、いつの間にか東京のマンションは、新築だと1億円くらいしているそうで、今の若い方は買えるのだろうかと心配になる。
私は、前職の会社OBの中で、多分最も蓄えがないという妙な自信があるほど貯蓄才がない。しかし、介護の二重生活費などに使ってしまい、もう雀の涙ほどしか残っていない投信が、株高もあって、この3ケ月で10%以上元金が増えた!使ってしまったけど、もし全部残してあればなあ、と金融的先見性のなさ、蓄財力のなさがつくづく悔やまれる。

なんだか、全般的にバブルのような景気のムードになってきているが、一方でウクライナでも中東でも戦争が依然として続いていて、そのほかにも、中国でも北朝鮮でもロシアでも、国際情勢には不安な話題が連続しており、やはり、バラ色とは言えないようだ。プーチンの反対勢力として支持を伸ばしていた野党のナワリヌイ氏が、極寒の刑務所で謎の死を遂げた。47歳で数日前まで元気な姿が映像に残っているのに突然亡くなったということで、ロシアに対して世界中が疑念を抱いている。プーチン政権は、本当に専制君主国と化しているようだ。今や恐怖政治国家かもしれない。

240222エヌビディア好調.jpg
エヌビディアの大躍進は、生成AIのニーズが加速度的に高まり高速・大量の画像処理など、高い機能を要求されるニーズが拡大したことが追い風になっているという。好景気の根っこは、AIである。
今、娘に教えてもらった「LIFE AI」というアメリカでベストセラーになった本を読んでいる。AIがもたらす未来について多面的に考察している本だが、AIの拡大・拡張がもたらすものは、自動運転などの日常的なレベルから、戦争の戦い方まで思いがけない次元に広がりを見せようとしていることを教えてくれる。SFのように思えることが、どんどん現実化していることと、そこに潜む恐怖のようなものを語りかけているが、読み進むにつれて、SFではない現実の進行度合いになんだか背筋がぞくっとするような怖さを覚えた。

AIが、日米の株式市況を刺激して活性化しバブルのような経済環境を生み出す。そしてそのAIが、静かに、いつのまにか我々の生活を取り囲んでいく。LIFE 3.0のストーリーの中には、AIのプログラムが、さらに新しい技術やプログラムを自ら作り出していくという想像のストーリーがある。一昔前なら、それは夢物語だったが、プログラムがロボットを動かし、そのロボットが、新たなロボットを生み出すというのは、もはや現実の世界に近づきつつある。映画「2001年宇宙の旅」のコンピューターHALのように、いつの間にか優れた頭脳を持つのは、もはや絵空事ではないかもしれない。
” デイジー、デイジー〜 ”  HALの悲しげな歌声が聞こえてきそうだ・・・・
#エヌビディア  #日経平均更新






2024年02月12日

365日の献立日記で晩酌

(ずいぶん久しぶりの投稿になった。いかんいかん!)

ゴールデンタイム(もはや死語かな)のテレビはつまらないことが多い。少なくとも私には。
そんな時には、録りだめてある「365日の献立日記」を見ることにしている。
往年の名女優、沢村貞子さんの料理メモに基づいて制作された番組である。
240212貞子さん.jpg

オープニング映像で、マランツかと見まがうようなクラシックなアンプのスイッチが入ると、我々世代の心をくすぐる名曲が流れ出す。ちょうど今日見た回ではサイモンとガーファンクルの冬の散歩道が流れた。

240212アンプ.jpg

とにかく選曲のセンスが良い。ちょっと検索してみたら、献立日記の書かれた頃の音楽を選んでいるというから、我々リタイア世代にぴったりということになるのだろうが、しかし、その時の料理やテーマにあった絶妙の配慮も垣間見える。

そして、カメラワークというか、撮影が上手い、映像が美しい。料理番組の中ではベストではないだろうか?
フォーカスのボケの使い方が定番化しているようでもあるが、しかし見飽きない。
240212タラコ.jpg

料理番組と書いたけれど、これは映像による料理エッセイだと思う。シナリオというか、ナレーション原稿もよく計算されている。そのナレーションを、われら世代の憧れの美人女優鈴木保奈美さんが絶妙の味わいで読んでくれる。
そして、何よりも飯島奈美さんの料理が素敵だ。貞子さんのメモからイマジネーションを膨らませて見事な料理に仕上げている。それが絶妙の映像編集で組み立てられる。
もう言うことないでしょ。お酒を飲みながら見るに堪える番組に仕上がっている。
240212アレクサ.jpg

見終わって、アレクサに、サイモンとガーファンクルの曲をランダムにかけてもらう。
ディスプレイのついたアレクサは、歌詞も表示してくれるから、思いがけない歌詞の深みを再発見したりもする。
ああ、沁みるなあ・・・今夜もお酒がすすみます・・・
#365日の献立日記

2023年07月30日

さよなら青い鳥

SNSというものが生活の中に定着してもうずいぶん時が経った。草分けは、ツイッターとfacebookではないだろうか?もしかするとinstagramのほうが早いか?
いずれにせよ、この3つのSNSは、新しい個人メディアとして大きな力を生み出してきた。私は、広告屋という職業柄もあって、世の中に登場し始めた頃からこれらを大いに活用してきた。やがて、気が付けば、こうしたSNSが社会の中で、いや暮しの中で、重要なポジションを得てから10年以上の月日が流れていた。
230729ツイッターの青い鳥.jpg

そんな時に、すったもんだもあったけれど、ツイッター社を買収したイーロン・マスクという大金持ちが、このツイッターブランドを捨て去り新たな形にしようと動き出した。
そして、26日ツイッターのブランドアイコンを変更することが発表され、ほどなく、日本でもツイッターのブランドロゴが、Xに代わっていった。
23072ツイッターXに.jpg

数日前、いつものようにPCのツイッターアイコンをクリックしたら、起動画面にXが見えた。「ん?」と思ったら、次に表示されたトップページにもXの文字が!いつもの青い鳥はいない!!携帯のほうはどうだろう?とアプリを起動したら、昨日はまだいつものアイコンが表示されていたが、今日アプリを開いたら、そこにはもう青い鳥は消えていた!なんということだ!

ブランドロゴやブランドアイコンというものは、大きな力を発揮する。まさにブランドの顔だ。だからこそ経営者が変わって、新しい会社になり今までとは違うぞ!ということを表現しようとするときにブランドロゴを変更することはわかりやすい方法でもあり重要なブランド戦略でもある。しかし、一方でブランド資産ということもある。11年にわたって人々の心に根をおろしたブランドイメージを簡単に捨て去ることは、顧客管理の面ではリスクも高い。それをあっという間に変更してしまった。ロゴの変更前にも、ツイッターで見られる投稿の閲覧数を制限するとかいう変化は起こっていた。私もユーザーの一人なので、この先どんどん使いにくくなるのでは?と不安になっていた。そして、今回のロゴ変更である。
あらためて見てみると、青い鳥のアイコンは、平和な印象を与えてくれる。そして、モノトーンのXには、ナチスのハーケンクロイツのようにどこか不安な未来を感じてしまうのは私だけだろうか。「ツイッター」というある意味の商品名であったものも、やがてわかりにくいXに変わってしまうのだろう。消えてしまうと、あらためて青い鳥のブランドロゴは、親しみやすい良いデザインであると痛感する。

ブランドロゴはブランド資産であり、近年は大切な経営資産でもあるというブランド論が主流であった。このブランド変更が、果たしてどのようなSNSの未来を作るのだろうか。

ネットニュースなどでもこの数日話題になっているが、あらためて、俵万智さんの名歌をご紹介してこのコラムを終わりたい。

「言の葉を ついと咥(くわ)えて 飛んでゆく 小さき青き鳥を忘れず」

 「このままで いいのに異論は 届かない マスクの下に唇をかむ」

・・・・さよなら青い鳥

#ツイッター #青い鳥 #Xのロゴ

2023年06月14日

週刊誌時代の終焉か?

やや古い話題になってしまったかもしれないが、5月に週刊朝日が101年続いた歴史に幕を下ろした。どちらかといえば硬派な編集方針で、真面目な記事が多かったように思う。また、表紙を飾る女性たちも話題になった。代表格は1980年の宮崎美子さんだろうか?
この表紙の写真と、カメラのCMによって、熊本大学に通うふつうの女子学生は、一躍スターになり、現在もインテリタレントとして活躍されている。凄いことだと思う。

ちょっと油断していたら、ネットショップでもリアル店舗でも、最終号はあっという間に売り切れになり、私は、タッチの差で最終号を買い損ねてしまった。残念である。
どんな感じの誌面だろうとずっと思っていたので、先日病院の帰りに市立図書館に立ち寄り、最終号を読んだ。
230614週刊朝日最終号表紙.jpg

230614宮崎美子の表紙.jpg

表紙は、最終号を迎えた編集部の様子を写真に撮ったもので、実際のオフィスを使って撮られたという。言われないと気付かないが、意外な演出が隠れていた。実は机の上のパソコンを全部撤去してあって、あちこちに昔の週刊朝日の名物号が配置されているのである。
編集部の人たちも、心情的には色々複雑な思いがあったと思うが、カメラマンの浅田政志氏のひょうきんな演出に対応しているのが、妙にペーソスを感じる。

あらためて読んでみると、週刊Pとか週刊GとかBなどとは異なり、社会事象を面白おかしく書いている記事は少なく、名物連載が圧倒的な数を占めていることに気付いた。
嵐山光三郎の「コンセント抜いたか」は連載26年!ちなみにイラストは南伸坊、題字は渡辺和博である。そして、内館牧子の「暖簾にひじ鉄」は、1060回。大好きな東海林さだおの「あれも食いたい、これも食いたい」は、36年・1734回!!田原総一朗「ギロン堂」は、1204回!ドン小西の「イケてるファッションチェック」は、22年・1096回!林真理子の対談記事も28年・1122回!・・あらためてチェックしてこうして書き出してみると、いやはやすごいもんです。これだけ長期間の連載記事が満載というのは本当に感服する。書き手も編集部もすごいな。そして、今は終ってしまったが、山藤章二さんのイラストシリーズも忘れがたい名物企画だった。
こうして書きながら、実はネットの雑誌閲読サービスで、もう一度誌面を読み返しているが、やはり、図書館で読んだ紙の感触が思い出される。

便利なので、私もタブレットで本を読んだりしているが、やはり紙の雑誌の手触りやページをめくる動作など、紙の出版物ならではの醍醐味は、デジタルでは得られない。
とはいえ、マンガ本も携帯で読まれるために縦長のコマ割りを考えて構成されたりしているという。紙の出版文化は、本当に根本的な危機に直面しているといえるだろう。
ガソリン車が消える運命になるのと同じように、アナログの紙媒体は、少しずつ生きる場所を失っていくのだろうか?
50年近く前、雑誌をめくり、その美しい誌面や広告写真に感動して、広告や編集に興味を持って業界に入った私としては、週刊朝日101年の休刊は、やはり胸にしみる。週刊朝日に広告原稿を入稿し出張校正に出向いたことも思い出される。
横尾忠則は、最後の連載にこんな言葉を書いている。「週刊朝日の休刊は、社会に反省と自立を促している」と。そうかもしれない。
最終号の終わりのページには、見慣れた山藤さんの筆になる立川談志師匠のイラストが・・・
さよなら、週刊朝日、いや、休刊なのだから、復活を夢見るとしようか。
#週刊朝日休刊 #週刊朝日101年





2023年05月30日

人生二度目の手術

ずいぶんとブログを更新していなかった。以前は、一日一本を書いていこう、と自分に言い聞かせ、介護して忙しいからこそやろう、と言う思いがかなりあった。しかし、父が亡くなり、やはり何か一本スジを失ったというか、張りをなくしたというのか、少し油断したら、1ケ月ほどもブランクになっていて驚いた。

この一週間ほどSNSの投稿もしていなかった。
実は、手術をするために入院していて投稿できなかったのだが、手術も終わり、本日無事に退院した次第。
プライベートなことなので、今回の入院のことを詳しく書くのはどうしようかと迷ったが、父の介護についてこれまで書いてきたのと同様に、同世代の人など皆様の参考になるのではないかという思いから、ざっと手術までの経過などをひとまず書くことに決めた。(画像は、@集中治療室)
230530ICU室.jpg

そもそも、病気と書いたが、実はどこか具合が悪くて医者にかかったわけではなかった。父が亡くなる2月までの数年間、特に父が完全に寝たきりになったこの3年間は、検診や人間ドックなどをほとんど受けていなかった。理由は、父のそばを離れるのがかなり大変になったことと、私がコロナにかかると父の世話がいきなり行き詰ってしまうため検診などで医者に行くことを、ちゅうちょしていた。そんなわけで、体のチェックは、時々自主的に医者に行く程度だった。

しかし、おととしあたりから急激にウェスト回りが太りだし、私の食事量などを考えると、やや異常だから肝機能障害による肥満ではないかと、妻が繰り返し心配していた。私も検診をうけていないこともあり不安になっていたのだが、2月に父が亡くなり事後処理もめどが立ってきたので、じゃあやるか、と肝機能検査を受けたのである。
血液検査だけだろうと思っていたら、かかりつけ医が、今日ついでにCTもやればしっかり確認できるから撮りますか?と勧めてくれたので行った。その結果、肝機能には問題なかったのだが、他の臓器に気になるポリープがあるから、公的病院での精密検査という展開になった。
ポリープか?いやだな、と思いつつも、大病院で精密検査を始めたのが3月。そこからいくつかの検査を繰り返し、その結果、大きさから判断して、たとえガンでなくてもガン化するリスクが高いので手術したほうが良いという見立てであった。
父の大腸がんを早期発見し、手術を勧めてくれて見事に完治させた実績のある先生方が、内科外科揃って手術すべきという意見だったので、私は素直に従うことにした。かくして、手術を決意したというわけである。今回は腹腔鏡手術で、以前から聞いていた通り、短期の入院で済む。私も当初の予定より数日早く退院となった。

自覚症状が出るまで、なかなか見つけにくいものだけに、むしろラッキーだと思います。執刀医にそう言われた。実際私もそう思っている。肺の時もそうだったが、何か変だと思ったら検査するという私のやり方は今のところ功を奏しているように思っている。
皆様、不安を感じたら先延ばしにせず、迷わず受診です!
#手術 #腹腔鏡手術

2023年04月23日

福山雅治劇場

今日は、夕食の時間帯から、久しぶりにTBS系列ばかり見ていた。
大好きな「バナナマンのせっかくグルメ」、そして日曜劇場の新番組「ラストマン」までTBSを見続けていた。

そもそも、昨日あたりから、日曜劇場のメインキャストである福山雅治と大泉洋が、番宣のためにTBSの色々な番組に出演していた。(何しろ民放TVと共に生まれ、TV大好きな在宅時間の長い無職の年金ジイサンだからつい見てしまう)
だいたい「番宣」などと言う言葉も、かつては我々広告業界やマスコミ業界の言葉だった。コンセプトという言葉もそうだが、今や近所の商店街のオバサンでも理解できる言葉になっている。業界用語の一般化である。

まあ、それはさておき、巧みな番宣パブリシティにしっかり乗っかり、バナナマンの番組からそのままCMチャンスなしで日曜劇場に突入するという最近お得意のパターンで、福山雅治主演ドラマに突入した。
230423TBSラストマン画像.jpg
(TBSサイトより)

脚本・黒岩勉、巧である。グランメゾンもそうだし、TOKYO MRもまた彼の作品である。今日の番組では、後半多少粗削りで乱暴な印象のところもあったけれど、テンポよく心をグッと捕まえるストーリー展開は見事なものだ。
しかし、今日のドラマを見ていると、演出、そして何より福山雅治の魅力が大きな力であった。
まさに「福山劇場」である。シナリオと演出の意図を見事に広げ、見るものの心を巧みに捕まえていく演技力。本当にすごい。
この二枚目のミュージシャン、いや、ハンサムなアーチストは、バナナマンのせっかくグルメでは、食べている瞬間の魅力的な食レポから、お店の人たちへの気配りに至るまで、見る者の心を素早く奪い、そしてそのままドラマでは、全く別の演技による力で見るものを引きずり込んでいく。かくして、女性ファンだけでなく、ドラマ好きのオヤジまでも巻き込んでしまうのだ。

事前の番宣番組の中で、大リーグの大谷さんの天才ぶりをほめていたが、福山さん、あなたもそれに負けず劣らぬ天才エンターテイナーである。
日曜の夜、福山雅治という異才に舌を巻いたひとときであった。
#福山雅治 #ラストマン

2023年04月12日

叙位・叙勲と位階・位記

今日は、父の死後に授与される叙位・叙勲伝達式があり、久し振りに県庁に赴いた。
多分、支社勤務時代にプレゼンか入札かで訪れたのが最後ではないかと思うので、実に20年ぶりくらいということになる。
230412県庁.jpg

定刻の30分ほど前に到着したが、県庁の特別室には、15人ほどの方が既に着席されていた。父は、平成八年に叙勲を受けているので、今回は位階が書かれた位記と呼ばれる書状を受けるセレモニーとなる。と書きながら、実は会場に着くまでは、もう一度勲章を頂くことになるのだろうか?額装とか大変だな、さてあの大きな額がもうひとつとなれば、どこへ飾ればいいのだろうか?などと余計な心配をしていた。会場に入って、係りの方からセレモニーの流れを説明されて、生前に叙勲されている方は位記だけを頂くのだと理解した。恥ずかしながら、位記と言う言葉も知らず、「イキ?さて、どんな字だろう?」と帰宅後にあらためて検索して知った次第。
2時になり、順番に名前を呼ばれ、副知事から位記を頂いた。式は、10分ほどで終了した。
230412県庁特別室にて.jpg

父の叙位が、小さなベタ記事で新聞に載った数日後、叙位・叙勲の額装などのカタログが数件届いて驚いた。父の叙位を知ったのも、そのDMに入っていた新聞のコピーのお蔭で、掲載された新聞記事を探すことができた。

位階は当然、序列であるわけだが、位記についてもいくつかの種類というかランクがある。
正一位から従八位まで16の位階がある。(そういえば冠位十二階という言葉もありましたね。いわばあの流れなわけですから)「正一位」「従一位」は親授とされ、天皇が自ら授与することを意味するもので、位記には天皇の署名と天皇御璽が捺され、内閣総理大臣の自署も必要とされている。その下の、「正二位」から「従四位」までが勅授とされ、勅命によって授与されるということで、位記には天皇御璽が捺される。
そして、父が頂いた「正五位」以下は、奏授とされ天皇のご裁可により上奏者(=内閣)が授与することを意味し、位記には内閣印が捺されていた。
230412位記.jpg
(写真は、名前の部分をカットしております)

父の叙勲の時には、橋本龍太郎総理の名が署名してあり、今回の位記は、岸田総理名である。
受け取った位記は、意外に小さくてシンプルなもので、少し驚いた。(すみません)
しかしながら、父の死後にもその勲功を国から称えて頂いたわけだから、本当にありがたいことである。不肖の息子である私には、このようなものにはとうてい縁がない。そんなことをあれこれ考えながら、仏壇に位記を供え父に報告をして、父のことを思い出していた。合掌
#叙位・叙勲

2023年04月03日

四十九日は心の区切り

昨日、父の四十九日法要と納骨を無事に済ませることができた。
本当は、三月二十七日が四十九日だが、お寺の事情などにより四月二日になった。
今回、葬儀から四十九日までの様々なことをいろいろ調べて読んだり、自分が対応したりしたが、七七・四十九日というものは、実によくできた時間の流れだなと実感した。

そもそもは、極楽浄土に行くために、七日ごとに審判を受けて4週目にようやく浄土にけることがきまるのだという。
大切な人が亡くなり悲しみに打ちひしがれる最初の一週間。
少し落ち着いて、片付けや色々な手続きをしながら、少しずつ平静を取り戻す二週間から三週間。そして、法要の準備に向けた四週間目。
故人の思い出をトレースしながら心の平静を取り戻したり、相続や遺品整理など煩雑な手続きの中で、何をしなければいけないのかということを少しずつ片付けながら過ごす時間。そうしたことをやりながら、故人にお別れをして、気持ちの整理もつき、やるべきことも少しずつ片付いてくる。
そして、親戚など近しい人にお声をおかけして個人が極楽浄土に召されることをお祈りしながらお寺さんにお祈りをしていただき、お骨をお墓に納めた後に、故人の思い出を話しながら食事を共にして四十九日を終える。

なるほど、よくできた流れだなとあらためて思った。
私は、自宅で四十九日法要を行った。親戚が少なくなっていたこともあるが、父は自宅での法事を喜ぶだろうとも思った。自宅の座敷の片づけや、当日の準備等に始まり、納骨から会食を終えて、皆さんがお帰りになった時には肩の力が抜けた。ほっとして脱力した。
「ああ、ひとつ終ったな」と思った。

葬式もそうだが、四十九日以降の法要も含めた全てのことは、故人が極楽浄土に旅立つためのしきたりではあるけれど、実はそうしたセレモニーをこなしていく中で、残された人間は、心を整え、面倒な諸事も少しずつ収まってくるのだ。

四十九日=4週間というのは、まさしく心と雑事の整理が整う時間の区切りなのだ。
230209頃祭壇一部マスキング.jpg

翌日、葬儀社が座敷に設えられていた祭壇を撤収にやってきた。手際よく片付けられていく祭壇。30分ほどで、座敷は、普段の部屋に戻った。
帰りがけに、玄関に貼ってあった忌中の札も葬儀社の担当者がはがしてくれた。忌中は終ったのだ。

床の間にあった香炉などを戻しながら、ああ、これで日常に戻っていくのだなあと感じた。
日本人の生活の知恵は深くてありがたい。
オヤジ、ありがとう。どうぞ安らかに。合掌。

#四十九日

2023年03月23日

千両役者

久し振りに野球を真剣に見た2週間だった。
WBC。かつて、あのイチローが悩みながら、最後に大きなドラマを作った試合も思い出した。そして、今回、大谷が、エンジェルスのチームメイトであるトラウトを三振に打ち取り勝利するという劇的な締めくくりで幕を閉じた。
230323WBC.jpg
(ヤフーニュースより)

千両役者と言う言葉がある。イチローがそうであり、そして、今回のWBCでは、大谷が文句なしの千両役者であったと思う。
準決勝のメキシコ戦で、素晴らしいタイムリーを放った時の、吠えるようなあのアクション、それはチーム全員を鼓舞する心からの叫びであった。そして、優勝の瞬間の、あの見事なピッチング。さらに、優勝前後を含めたコメントの素晴らしさ。
村神選手、いや村上選手のホームランや吉田のホームランなど見事な活躍も数多く合ったが、大谷選手は、全てにおいて傑出した光を放っていた。

その活躍を見ていて、ああ、これこそ千両役者だな、と思った。
ある検索エンジンによれば、千両役者とは、《1年間の給金を千両とるほどの役者の意》
1 技芸・風格ともに備わった人気役者。2 技量にすぐれ、きわだった活躍をして周囲を魅了する人 とある。なるほど、まさにその通り。これぞ大谷のことである。
これほどの千両役者は、野球のみならず、なかなか現れないのではないかと思う。

プロスポーツのプレイヤーとして世界屈指の能力を発揮し、アメリカだけでなく世界が認めた実力。さらに素晴らしい体格とハンサムで愛嬌溢れるルックスと、誰をも魅了する輝く笑顔。そして、思いやりに溢れた破綻のないスピーチ能力やコミュニケーション力などなど・・・天は彼に、二物も三物も与えてしまった。

これほどの千両役者は、なかなか出てこないのではないか?本当にそう思った。
優勝直後に、メディアだけでなく一般の方のコメントでも、「マンガのような結末」という言葉を何度か耳にした。確かに、思いがけないゲッツーによって、最終回2アウトの場面で、チームメイトの強打者と対決して大谷が三振に打ち取るなど、まさにかつての名作漫画「巨人の星」のような展開である。
おそらく、我々は、不世出の歴史的なスーパースターというか千両役者の演ずるドラマを目撃したのである。

そんなことを感じたWBCウィークであった。

#WBC
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