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　こんにゃくとはコンニャクイモを粉末にして、水に溶かしてから水酸化カルシウムで固めた食品です。低カロリー食品で有名ですが、太りにくい理由は低脂肪・低糖質ということだけではありません。低カロリーだけが売りじゃない「こんにゃく」と「しらたき」の栄養素を見ていきましょう。

こんにゃくの栄養の効果効能
・セラミド
　保湿力が高く、肌のターンオーバーをスムーズにしてくれる効果があるので美容品などに使われます。アレルギーの原因とされる物質から保護する働きもあります。

・グルコマンナン
　食物繊維の１つです。腸内細菌のゴハンであるオリゴ糖を増やす効果があるので腸内環境を良くする効果に期待できます。また、血糖値や血中コレステロールを下げる効能があり、ダイエット効果もあります。血糖値の上昇は脂肪を作るインスリンというホルモンを分泌します。

・カルシウム
　歯や骨の主成分としてだけでなく、神経、筋肉、酵素反応、傷を治すことなどたくさんのことにも関係している栄養素です。そのため不足してしまうと、骨粗鬆症だけでなく、動脈硬化や認知障害、高血圧、免疫の以上などたくさんの病気につながってしまいます。

こんにゃく料理の豆知識
　・ブリ大根などのような魚と一緒に煮込むとセラミドが魚に染み込み、魚がふっくらし高級感が出ます。スーパーのブリは養殖がほとんどですが天然高級ぶりのようになるそうです。

・おでんにこんにゃくを入れるときは長時間煮込まない。長い時間煮てしまうと、水分が出てしまいかたくなってしまいます。冷たいおでんの汁に一晩つけておき、食べる時に加熱します。

・こんにゃくを冷凍すると水分が抜けて、ギュッと凝縮します。そうすることでお肉に近い食感となり、とんかつや唐揚げ、炒め物などにオススメです。解凍したら絞って水分を抜きます。絞りすぎるとボサボサするので絞りすぎないのがポイントです。

アルカリ性の食品と酸性食品
　酸性食品は肉、魚、卵、米や砂糖などの糖質などです。アルカリ性の食品は野菜や果物でこんにゃくやしらたきはアルカリ性です。体はPHを中性に近い状態にしようとしますが、片寄った食事ばかりしていると体に異常をきたしてしまいます。アルカリ性食品は高尿酸血症や痛風に良いとされています。