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　桑（くわ）の実は、クワ科の樹木の実の総称です。マルベリーとも呼ばれます。交雑しやすいので味、甘さ、酸味は様々です。糖度が２５度を超えるとても甘い品種もあります。庭で栽培しているお家はよく見かけますが、日持ちしないのが欠点で、販売されている桑の実はほとんど見かけることはないと思います。しかし、ポリフェノール、ビタミンC、ビタミンEと美容には嬉しい美容成分がたっぷり含まれてるフルーツなのです(*^_^*)

桑の実の栄養素の効能
アントシアニン
　ポリフェノールの仲間で、抗酸化力による生活習慣病の予防、老化防止などの効能がある栄養成分です。

ビタミンC
　美肌効果だけでなく発癌物質生成の抑制、ストレスへの抵抗力を高める、動脈硬化予防、心筋梗塞予防などたくさんの効能がある栄養素です。

ビタミンE
　抗酸化作用がとても強いビタミン成分です。そのため細胞や血管の老化を防ぐ効能があります。血流をスムーズにする効能もあるので、冷え性や肩こりや頭痛などで悩んでいる人はビタミンEを多めに取ることを意識してみてはいかがでしょうか？血流に良いということは新陳代謝も良くなるのでダイエットにもいいということになります。

鉄分
　必須ミネラルで赤血球の成分である栄養素です。冷え性や貧血を防ぐためにしっかりと摂取しましょう。

亜鉛
　精力増強効果のイメージが強いですが、新陳代謝を高めるので、肌や髪の毛をきれいにしてくれる効能があります。ホルモンや酵素の成分となっている栄養素です。

カリウム
　しょっぱい料理が好きな人には特に必要な栄養素です。なぜなら塩分を汗や尿として体外に排出してくれるからです。そのため高血圧を予防する効能があります。

桑の実の食べ方
　生のまま食べるのが一般的な食べ方です。赤いものは酸味が強いので、黒くなってからが食べ頃です。日持ちがしないのでたくさん収穫できたときはジャムにしてしまいましょう。

桑の実の保存の仕方
　二、三日なら容器に入れて冷蔵庫で保存できます。冷凍保存したい時は軸をとって洗ってから、しっかりと水気を切って冷凍します。

桑は漢方薬
　桑は実だけでなく、根っこ、葉っぱ、枝と木すべてが漢方薬なのです。鎌倉時代から日本では薬草として扱われており、現代では葉っぱをサプリメントやお茶、青汁の原料として扱われています。

桑の実の栽培
　桑の木は種から栽培すると実をつけるまでに３、４年かかるとされています。ですから苗を購入する方がおすすめです。よく育ち、病気にもかかりにくいので栽培方法は比較的簡単ですが、雌雄異株なので品種が違うものを２本は植えたほうが良いです。日向の方が花付きが良く、多く実らせることができます。