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2018年10月19日

沖縄空手の型、総特集!?(๐◊๐”)/

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過日の沖縄空手国際大会、足を運べなかったことがいまでも悔やまれますが、次回開催時の参加に向けてのモチベーションに変えるべく、日々稽古中であります。

古武道の型を参考にする際に、YouTube動画を参考にさせてもらうことも多いのですが、大会側が事前に型の見本や、流派による細部の違いを考慮した注意事項などを踏まえた動画を大量に準備してくれていました。

沖縄空手国際大会の公式ページ
https://www.youtube.com/channel/UC4CUvmlV2HCJHy-vhIBLKWg

これって、もしかして凄いことなのではないでしょうか?

高画質で、全方位から、ほぼ全流派の型をデータベース化してくれているわけですから。

もちろん、型の習得と鍛錬は、師について指導してもらうことは大前提ですが、後世にまで残る大変貴重な情報の塊を、オープンソースで惜しげも無く披露してしまうあたりが、流石!と思ってしまいますね。


それにしても、これだけ1つの型でもバリエーションがあり、審判をされる先生方も、自分で打ったことのない型などもありましょうが、それを判定するにあたっては余程の準備と覚悟をもって望まれたのだろうなぁと感じてしまいます。

若しくは、細かい動作などの瑣末な部分ではなく、いわゆる鍛錬(ナンジ)の度合いで評価している部分が大きいということなのでしょうか。本来はそうあるべきだと思いますが。

オリンピック競技として正式採用されたWKFの空手ですが、型競技の勝敗・優劣については様々な意見がネット上で交わされています。

小生は型を見るのも打つのも好きなので、これはこれで楽しみなのですが、ややもすると「あれではダンスだ」という意見も目にします。

偏に、そうした批判的な意見を言われる方の期待値としての「空手の型の動きがそのまま実戦を想定している」という大きな勘違いが、空手の型を「ダンス」と揶揄する原因なのではないかと感じます。

というか、元ダンサーのかつおからすれば、「ダンス舐めんな!」という感じなんですけどね(笑)


話がそれましたが、先のVR技術による空手の技のデータ化に先立ち、さまざまな流派の意向や事情を乗り越えてこうしたページが作られたというのはすごいことだなぁという記事でした。

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posted by かつお at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄空手

2018年10月18日

鉄騎二段‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞o

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先日の稽古で、久しぶりに鉄騎二段の稽古をしました。

気が早い話なのですが、昇段審査に合格したら、これまで稽古してきた型以外に、以下の型で鍛錬を積んでいきたいと思っています。
・鉄騎二段(ナイファンチ二段)
・二十四歩
・半月(セーサン )

そこで気になっているのが、この鉄騎の立ち方。

色々と調べたり、指導されたり、小耳に挟んだりというものを大雑把にまとめると、
・鉄騎(ナイファンチ)は鍛錬のための型
・半月(セーサン )は鍛錬で得た力の伝え方(技)を習得する型(鍛錬も兼ねる)
という見解が多いように感じており、かつお自身も「鉄騎(ナイファンチ)は鍛錬型」という認識が確立しつつあります。

首里手系の重要な型と言われる鉄騎(ナイファンチ)ですが、流派によって立ち方が色々とあります。

大きくは「騎馬立ち」「ナイファンチ立ち」と呼ばれるものに大別されそうですが、「四股立ちではない」という共通項から考えられるのは「つま先は(大きくは)外を向かない」と言えそうです。

ナイファンチ立ちは「外八字立ちから踵を外に張り出した形」と表現されます。

騎馬立ちは「足の小指側のラインがまっすぐ前を向くように」と指導されます。

形の上では、腰の高さと股関節を含めた体幹の力の入れ方に違いがありそうですが、足の位置関係はほぼ同じと考えて良さそうです。

横山和正先生の『空手の原理原則』には、「型の動作を東洋医学で言うところの肝と腎を用いて行い、体軸を活用した発力法を習得する」とあります。

かつおなりに解釈すると、腰から下を安定させた状態で、体幹筋を用いて力を発する鍛錬という表現に落ち着きました。

昔から不思議だったのです。何でこんな力を入れにくい体制で動くのだろうか、と。

今にして思えば、敢えて肩周りや腕の力を使いにくい形を用いることによって、体幹の内部からの発力を自然に学ばせるための「手段」だったのだろうかとぼんやりですが感じています。

山城先生が、こうした鍛錬型や誘いの技術を含んだ型をミステリアスに称して「オーパーツ」と表現されていた(正確には西冬彦監督が)のが、何だかしっくりきた稽古でした。



分解も盛り込んだ動画となっていますが、小生の個人的見解としては、ちょっと無理があるような気がしてしまいます。型の動きや形そのものが技になっているとは考えにくいというのが率直な感想です。

鉄騎二段は、初段よりも力の作用点が体幹から遠い位置にある印象です。

山城先生の言葉を借りれば、「身体に近い位置から徐々に遠い場所においても力を伝えられるよう訓練していく」ためのステップアップなんでしょうかね?

あくまで、初段からのシームレスな応用として稽古できるよう、あれこれと考えながら取り組んでいこうと思います。

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2018年10月17日

紙切りに挑戦!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞o

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ええそうですよ。

大人気ないですよ。

色々と拗らせてますよ。

だってだって、やってみたかったんですもの。


というわけで、尊敬する武人たちの妙技「紙切り」に挑戦してみました。

クリップで吊るしただけの薄紙(翁長先生のはタウンページかな?)を、拳のスピードだけで撃ち抜くという荒業です。

昔は、穴を開けて紐を通して吊るした板を割るということをして、その技を見せてくれるということがあった(喜屋武朝徳先生など)ようですが、それの現代版ですね。

パフォーマンスと侮ることなかれ。

かなり爆発的なパワーの出し方をしないと、こうはいかないと思われます。


まずはしっかりとイメージトレーニング。


2分10秒あたりに、翁長美智子先生の紙切りが出てきます。


横山和正先生の紙切りです。


いとも簡単にやられていますが、やれるのか、かつお!?

100円ショップで大型クリップを購入し、タウンページをビリビリし、いざ、実践!!


はい。見事に弾かれました。

修行不足であります。






昔から、空手のパフォーマンスや練度の確認として、色々な試みがされてきたと思います。
・瓦割り
・バット折り
・杉板割り
・ロウソク消し
・氷柱割り
・自然石割り
そして今回取り上げた「吊るし薄紙切り」。

下らないと一笑に伏す前に、一回は自分でも挑戦してみるというのも発見があり、経験としてはアリなのかなと思ってやってみました。

特にこの「吊るし薄紙切り」は、単純に腕力があればできるという類のものではなく、拳の握り方や力とスピードの出し方をそれなりに身につけないと出来ない類のものだと感じました。

タウンページのページ数はまだまだあります(笑)。

今後も折に触れてトライして、技のキレ具合を確認していこうと思います。

最後にかつおの疑惑の瓦割り動画を載せておきます。

これは成功と言えるのか??

上衣は借り物、下衣はフルコン道着を自染したお気に入りズボンです。年中空手着♪

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2018年10月16日

組手ならぬ組棒?‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞oーーー

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小生が修行中の沖縄古武道、又吉先生の系統とのことですが、最近は棒と釵の型を2つずつ手順を覚えたので、地道に稽古しております。

そんな中、海外の同門の先輩達による動画がアップされていました。


なんと、基本型とな?T、Uがあるとな?

聞いてないよ〜…

必死こいて、普及型として認定されそうだということで周氏之棍を覚えたのですが、まさかその前段階に基本型があろうとは…

確かに、今はまだ普及型の認定がされていないため、入門用の型という位置付けが明確にない状況だと思われます。

海外における創意工夫の元に編み出されたものなのか、日本でも稽古されているものなのか…

今度先生に聞いてみよーっと。


また、動画の中に、組手ならぬ「組棒(組技)」として、約束組手(棒)が紹介されていました。

そうした稽古方法があるということは聞いていたのですが、なるほど、こういった形になるわけですね。

自由攻防の試合は拝見したことがあったのですが、型との技術体系の隔たりが大きすぎてピンとこなかったのですが、なるほど間に約束組手が入れば、空手と同様に段階的にステップアップしていけるわけですね。

守礼堂の棒やヌンチャクに「藤竹」という商品があるのは、もしかしたらこうした約束組棒や自由組棒に使うものなのか?

赤樫の棒で、棒を持つ手の指を打たれた時のことを考えたら、恐ろしくて堪りませんが、小手や藤竹を使って稽古しているのかしら。

確か剣道も試合は竹刀、型は木刀でやっていたような。


今はまだ、修行歴の浅いかつおです。まずは地道に棒と釵をフリフリして、手の内をしっかりと鍛えてまいります。

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2018年10月15日

車椅子と空手とワタシ╰(‘ω’ )╯三

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最近、自分の中で、空手の稽古の「目的」というものに対しての意識が変わってきた気がしています。

それは、「他者より強くなる」ことから、「今の自分より強くなる」ということ。

そして「強さ」とは「負けないための心身」ということ。

自称「空手家」のかつおですが、実はその考えの変化のきっかけとなったのは、合気道の道場の先生。

「負けてはいけない。搾取される。しかし、勝ってもいけない。相手を不幸にし怨恨を生む。大切なのは負けないこと。」

すごいです。でも、おそらく真理だと思います。

もちろん、何をもって勝ち、負けとするかなのですが、それは自分が決めることであって、社会や他人が決めることではないんですよね。

かつおはそこまで達観出来ているわけではありませんが、目指すべき方向性として肝に銘じておきたいと思います。


で、ですよ。特にそういったスローガンを掲げたいわけではなくて、この現代社会で幸せに生きていくためには、やはり「強さ」というものは常に磨いていきたい。

そして、今日の自分よりも錆びないために、常に自分を磨いていきたい。

全くの門外漢なんですが、以前から車椅子空手に関心を寄せておりました。

仕事柄、車椅子の操作・介助をする機会が少なくないのですが、椅子に座っていても、車椅子の上でも、「今の自分より強くなるための空手の稽古」があるんだということを最近とくに感じられるようになってきた次第です。

こちらのど迫力の半月(セーサン )をご覧ください。


いや、凄いっす。

しかし、この車椅子空手の普及という点においては、まだまだ課題もあるようで、逆に言えば沢山の可能性を秘めた分野なんだろうなぁと漠然と感じております次第で。

全日本車椅子空手道連盟とは(日本空手松濤連盟ホームページより)
http://jks.jp/wheelchair


何か自分にできる取り組みはないかなぁと模索しています。

まだまだ稽古の場がどこにでもあるという状況ではないのだと思います。

やりたい人なら「誰でも」空手を学べる機会の普及・拡大を。

何となくですが、小生のライフワークがそこにあるような気がしている最近です。

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2018年10月14日

ブログを書く&読む(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋

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このブログを書き始めて2ヶ月が経とうとしています。

正確には、その以前から道場のLINEグループでネタを書きためていたので、おおよそ半年くらいの取り組みになりますでしょうか。

以前も肉体改造をテーマにブログを立ち上げたのですが、こちらは続かなかったですね。

空手の稽古ほどの奥深さを感じることが出来なかったからなのでしょうかね?

飽き性のかつおが、200を超える記事を毎日書き続けるというのは、成長したのかまぐれなのか。


そこで、今回はブログを「書く」ことと「読む」ことについてちょっと考えてみようと思います。


まずはブログを「書く」ということなのですが、明確な目的を持って始める場合と、何となく始める場合があるでしょう。

小生は典型的な後者。

先述したように、LINEグループで情報交換しあっていた内容を、そのままブログに落とし込んだだけなのですが、当然文章を考えながら書くわけであります。

「どうやって書いたら分かりやすいか」「誤解を招かない表現の仕方はないか」と工夫する思考回路というのは、どこか空手の稽古において身体の使い方を工夫する作業と似たところがあり、いつの間にか空手の稽古そのものと同じくらいに楽しい作業となっていき、今では毎日の更新が日課となって、逆に何も書かない日の方が気持ち悪いくらいになっています。

また、ブログを書くためには、当然、毎回の稽古の中や日々の生活の中で「何かネタはないか?」と考えるクセがつきます。

良く言えば「気づき」のアンテナが敏感になります。

これはとても大切なことだと思っておりまして、例えば道場で指導員の先生に言われたことについて、かなり真剣に掘り下げて考えるという習慣がつきましたね。

修行を積んだ先輩の宝物とも言うべき身体感覚から導き出される指導を、漫然と聞き流すなんてもったいない!という考えになりますね。

また、自分の稽古記録として、時々振り返るようにしていますが、「このころはこんなこと考えてたんだなぁ」とかいう気づきも、今後後輩にアドバイスなどをする機会があれば、参考になるのかなとも思いますし、何よりモチベーションの維持にもつながります。


そして、ブログを「読む」ということ。

これがですね、楽しいのですよ。

なんと言いますか、ブログ主さんと一緒に稽古しているような錯覚があり、いい意味でとても刺激的なのです。

もちろん、ネットの情報なので玉石混淆だとは思いますが、それはブログの内容を見ればどのような方がどのようなお気持ちで書かれているのか分かります。

アカデミックなものではなく、あえて「ブログ」というソースで情報を発信し、フィードバックを得る。

その現在進行形の「修行者」としての味わいのあるブログがかつおは好きですね。

みなさん、小生に比べれば大先輩ではありますが。


そこで、かつおオススメの空手ブログを3つほど紹介させていただきます。

『中年空手百条委員会』
http://blog.livedoor.jp/cue2015-momoiro/

当ブログでも度々紹介させていただいていますが、ブログ主の有明さんが何とも素晴らしい文章力と知識量、文献と経験則からの考察が、いつも小生に刺激を与えてくれています。
40歳を過ぎてからフルコン空手を始められたそうで、最近はそこに剛柔流の原理を学び、中年空手家でもコツコツと強くなっていこうと激励してくれるようなブログです。
かつおもいつか、有明さんのようなブログが書けるように、これからも勉強させてもらおうと思っています。

せもっちの空手ブログ
http://www.semoccchi.com

最近、こちらのブログの読者となってしまいました。
ブログ主のせもっちさんは、フルコン経験がありながらも伝統派空手を主軸に稽古を積んでおられるようですね。
最近は太極拳や中国拳法からもインスピレーションを得ながら稽古されてブログで紹介してくれていますが、時々ご自身の動画をアップしてくれており、これがまた分かりやすい。動画から滲み出るチャーミングな人間性と家族愛がたまらないです。
松濤館流で同門の先輩ということもあり、技のキレがハンパないです。
スワイショウに注目されているあたりなんて、小生も似たような思考回路でしたので嬉しかったです。

瞬激手の”原理原則を道と寸”
http://blog.livedoor.jp/kazuyokoyama/lite/

故 横山和正先生のブログです。
最近は先生の著書に大ハマりしており、会ったことも話したことも無いけれど、勝手に心の師匠として尊敬しています。
メンターというんですかね?こういうの。
直接ご指導いただくことは、文字通り「二度と叶わない」願いでありますが、先生の著書とブログを拝見しながら稽古していると、何だか同じ時間軸を共有している錯覚すら感じてしまいます。
ご自身が大変な苦労をしてこられた方だからなんでしょうかね。もう「愛」しか感じません。
合気道の植芝盛平翁が「合気道は愛である」という言葉を残されておられますが、もしかしたら空手道も愛なのかも…。
そんなことを感じてしまう今日この頃です。


いかがでしたでしょうか?

かつおの中ではすっかり習慣化してしまった、ブログを読む、ブログを書く、そんなことについてちょっぴり考えてみました。

無理にブログという形ではなくてもいいのかもしれません。

SNS、雑記のような日記、ボイスメモ、広告の裏の走り書き、人の目に触れても触れなくても、感じたこと・考えたことを言葉にしてみる、もしかしたら、あなたの悩みを解決に導くきっかけになるかもしれませんよ。

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2018年10月13日

横山先生、ありがとうございました(´゚ω゚`)

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読ませていただきました、横山和正先生の最後の著書となる『沖縄空手の学び方』。

空手の技術書の要素ももちろんあるのですが、「学び方」とある通り、まさに「空手道」について後進に大切なものを伝えようとしてくれている、そんな本でした。

著書内にはQRコードがついていて、文章と動画がリンクしており、視覚的な面からも理解が得やすいように工夫してくれています。


この本は、おそらく、読むたびに、読む時期により、読む人により、本当に様々なことを学ばせてくれる「バイブル」となるであろうと感じました。

一度読んだだけでは、あまりにも勿体ない。

折に触れて何度も手に取る中で、その度に新たな発見がある、そんな「空手修行そのもの」のような本でありました。


さて、そんな中で一度ざっと読んだ中で特に印象的であったのは、沖縄空手と本土空手の「型」の指導のされ方と捉え方には相応に特徴があるなぁという点です。

日本の文化として「整える」とか「折り目正しい」ということが良しとされる面があると思います。

型の指導についても、「ピシッと」「キチンと」「形通りに」ということが重視されると思います。

沖縄では「力一杯に」「自分の全力で」「その人に最適な形で」という点が尊重される気がします。

型の演武を見ても、沖縄空手の先生方の型は、見栄えよりもその内側のエネルギーみたいなものを重要視している印象があります。

極めの瞬間も、多少の見た目のブレよりも、本当の意味で正しく身体を使えているかを重視しているというか…上手く表現することが難しいですね。


また、本の後半にインタビュー部分があり、体軸について触れておられた内容も印象深いです。

それは、「体軸はあるものとして最初から指導するのではなく、型の稽古の中で自分で発見していくもの。初めから分かるものではないが、ただ、そういうものがあるという目安として意識して稽古していく」という趣旨の言葉も拝見しました。

どうしても頭でっかちの知ったかぶりになってしまいがちな小生は、この本の「はじめに」に書いてある「知るだけでは不十分 学びなさい 学だけでは不十分 実践しなさい」という言葉が示す通り、「空手オタク」にならないよう、「空手家」になれるよう、改めて気持ちと頭を切り替えて稽古していこうと思っています。

その過程の中で、今回読んで分からなかったことや気付かなかったことを再発見できるよう、何度もこの本を紐解いていこうと思うのでした。

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2018年10月12日

和道流のナイファンチ‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞o

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中学生時代の小生の得意型はナイハンチでした。

得意型にナイハンチをチョイスするなんて、現代の全空連などの大会では「シブい」選択だと思いますが、当時の小生の道場は、そんなに多くの型を指導してもらいませんでしたね。

平安型のあとは、ナイハンチ(鉄騎初段)、クーシャンクー(観空大)、セイシャン(半月)などを年に1つ習うか習わないかといった感じでした。

なので、中学生最後の夏に型の試合で打ったのはナイハンチでした。

町の体育館で行われた地区の錬成大会みたいな小さなものでしたが、中学生の部で優勝したのを覚えています。好きでしたね、ナイハンチ。

そんな懐かしい思い出のある型ですが、ここ数年は松濤館流の鉄騎初段の動きに慣れ親しんでいるので忘れていましたが、小生にとって素敵な動画を拝見しました。松濤館流と和道流の比較ができるものです。



懐かしいですね。

特に和道流の「ナイハンチ立ち」と呼ばれる立ち方。

内八字に立って締めを意識する立ち方なのですが、沖縄の糸洲安恒先生のナイハンチも三戦の影響でこのような立ち方であったと聞いたことがありますが、主流は騎馬立ちのような立ち方でしょうかね。南船北馬という言葉を聞いたことがあります。

これについてもどちらが正しいというよりは、「何を鍛錬するのか」という目的と、「何を得たか」という身体の練度としての結果が大切なのでしょうね。

たくさんの名前がついている空手の立ち方ですが、とある沖縄の先生の言葉を借りれば「大きくは前屈立ち、猫足立ち、四股立ちがあって、他はそれの応用。やたらと名前をつけたがるんじゃない。」という考えもありそうです。

だれかが「これはこう」と言葉にしてしまうと、その人の立場によっては「絶対にそう」と捉えられてしまうという難しさを感じながら、先人の先生方は苦悩しながら弟子の指導にあたってこられたのでしょうね。

情報や言葉が一人歩きしがちであるとの指摘がある昨今、小生どもは、ただひたすらに「より強く、より早く」動く稽古の繰り返しの中で、自分で感得したものを大切にするという努力をしなくてはいけないのかもしれません。

大した練度ではない小生のナイハンチを評価してもらったのは、それなりの修行の成果が見られると認めてもらえた結果だったのかなぁなんてしみじみと感じた動画でありました。

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2018年10月11日

雪駄とナンバ歩き╰(‘ω’ )╯三

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こんにちは。かつおです。写真はかつおじゃありません。

みなさん、元気に雪駄はいてますか?

かつおは夏も冬も、足元はビーサンもしくは雪駄で過ごしています。

「空手家たるもの、仕事以外で靴と靴下など不要!」

と強がっているわけではなく、昔からの履物は、きっと日本人の文化とDNAに深くかかわりがあるのだろうと信じて疑わないだけです。

しかし、明確な根拠があるわけではなく、「きっとそのほうがいいだろうなぁ〜」くらいの軽いノリでここ数年は上記スタイルです。

目立ちます。はい。三宮の街中でもなんのそのです。二度見、バッチ来いです。


雪駄のかっこいい履き方、歩き方について調べていたら、良さげなサイトがあったのでご紹介します。
https://yamatokobo.jp/fs/setta/c/howto

雪駄の裏の踵部分に金具があるんですよね、この現代の技術をもってすれば、固定用の金具なんて飛び出ないように出来るだろうに何なんだろうと思っていましたら、ワザと金具を表に出しているんですね。
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これを地面と摺らせて「チャッチャッ」とならして摺り足であるくのが「粋(いき)」とされているようですね。

TPOは弁えるべきでしょうけど。


んで、かつおが注目しているのは、何といっても「ナンバ歩き」なわけですよ。

よくいませんか?

珍しく来た浴衣に合わせて下駄・雪駄をはいてる若者。

その歩き方。

大股で、ペタペタと足と履物の接触音を立てながら歩いている様子を。

かぁ〜!!粋じゃないねぇ〜!!

なんて、小生もめっちゃペタペタいってしまうので、どうにか「ペタペタ」いわないように歩けないものかと工夫していましたら、自然としゃなりしゃなりという歩法におさまっていくんですよね。

この「しゃなりしゃなり」が、ナンバ歩きのコツを表現した一つの擬態語のような気がしています。

昔の日本は着物文化なので、はだけないよう小股で摺り足で歩く習慣があったのだと思います。


ナンバ歩き、摺り足、小刻み、しゃなりしゃなり、草履、草鞋、雪駄、下駄、地下足袋、ワラーチ(これは違うか)。

このあたりの関係性の中に、起こりの見えにくい武道的歩法の獲得に向けたヒントが転がっていないかと、今日も雪駄を履いて通勤電車に乗り込むかつおなのでした。

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posted by かつお at 00:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 豆知識

2018年10月10日

左右差その後…(;'∀')

お昼休みに、順突きの姿勢をチェーック!!(自撮り)
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うーん、肩が入りすぎるのと、引手が背中側に行き過ぎるのはマシになったような気がしないでもないけど、カメラのアングルかなぁ、足の横幅が広すぎる気が…


それにしても、見るたびに色々と課題が見つかるもんですね。

脳内イメージだけだと、あたかも「出来ている」という気になりやすいということがよーく分かります。

上手な人は当たり前にやっておられる作業かもしれませんが、毎回ではないにせよ、月に一度は自撮りナルシストとなって、自分の基本の動きをチェックしてみるというのは大切かもしれません。

昔と違って、スマートフォンで簡単に動画の撮影&チェックが可能な現代です。

できる工夫はなんでもするくらいでないと、もったいない気がしますね。

でも、みなさんは職場でこんなことしちゃだめですよ♪

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posted by かつお at 00:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
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