2018年10月13日
横山先生、ありがとうございました(´゚ω゚`)
読ませていただきました、横山和正先生の最後の著書となる『沖縄空手の学び方』。
空手の技術書の要素ももちろんあるのですが、「学び方」とある通り、まさに「空手道」について後進に大切なものを伝えようとしてくれている、そんな本でした。
著書内にはQRコードがついていて、文章と動画がリンクしており、視覚的な面からも理解が得やすいように工夫してくれています。
この本は、おそらく、読むたびに、読む時期により、読む人により、本当に様々なことを学ばせてくれる「バイブル」となるであろうと感じました。
一度読んだだけでは、あまりにも勿体ない。
折に触れて何度も手に取る中で、その度に新たな発見がある、そんな「空手修行そのもの」のような本でありました。
さて、そんな中で一度ざっと読んだ中で特に印象的であったのは、沖縄空手と本土空手の「型」の指導のされ方と捉え方には相応に特徴があるなぁという点です。
日本の文化として「整える」とか「折り目正しい」ということが良しとされる面があると思います。
型の指導についても、「ピシッと」「キチンと」「形通りに」ということが重視されると思います。
沖縄では「力一杯に」「自分の全力で」「その人に最適な形で」という点が尊重される気がします。
型の演武を見ても、沖縄空手の先生方の型は、見栄えよりもその内側のエネルギーみたいなものを重要視している印象があります。
極めの瞬間も、多少の見た目のブレよりも、本当の意味で正しく身体を使えているかを重視しているというか…上手く表現することが難しいですね。
また、本の後半にインタビュー部分があり、体軸について触れておられた内容も印象深いです。
それは、「体軸はあるものとして最初から指導するのではなく、型の稽古の中で自分で発見していくもの。初めから分かるものではないが、ただ、そういうものがあるという目安として意識して稽古していく」という趣旨の言葉も拝見しました。
どうしても頭でっかちの知ったかぶりになってしまいがちな小生は、この本の「はじめに」に書いてある「知るだけでは不十分 学びなさい 学だけでは不十分 実践しなさい」という言葉が示す通り、「空手オタク」にならないよう、「空手家」になれるよう、改めて気持ちと頭を切り替えて稽古していこうと思っています。
その過程の中で、今回読んで分からなかったことや気付かなかったことを再発見できるよう、何度もこの本を紐解いていこうと思うのでした。
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