2019年02月27日
所感 『五輪書』宮本武蔵著(´-ι_-`)
こちらも道場の先輩であるMアニキからお借りした本です。
宮本武蔵『五輪書』。
表紙には「全文をとことん読みやすくしました!」とあります。
ところが、かつおには難しかった…
どうも、活字離れが止まらないかつおです。
地・水・火・風・空
五輪書は、「地の巻」「水の巻」「火の巻」「風の巻」「空の巻」と、二天一流の兵法の道を五つに分け、一巻ごとにその精髄を享受すべく5巻にして書き記されたとあります。
兵法書という認識でいましたが、人生訓のようでもあり、ビジネス書のようでもあり、宗教の経典のようでもあり、一度読んだだけではもったいないほど多くの示唆に富んだ内容でありました。
いや、正直難しい内容であったり、小生の現在の境涯では理解しかねる項目の方が多かったりで、なかなか自分の血肉となる理解をすることが困難でありました。
この現代語訳の書籍は、かなり細かく項目を分けて記してくれており、コラムのように折に触れて週末に一項目だけじっくりと読むというような学び方ができると思います。
「勝つ」ために…
全編を通して、何が書かれているかということを一言で表現するならば「勝つ」ためには何を心がけ、どう努めればよいかが、色々な方便を交えて記されていると感じました。
よく子供向けの宮本武蔵伝で、巌流島での佐々木小次郎との対決に臨み、わざと約束の刻限に遅刻して、相手を逆上させて冷静な立会いができなくさせて、船のオールで殴り倒したというエピソードがあります。
しかし、訳者の解説によると、これは吉岡一門との3度にわたる対決において、吉岡清十郎・吉岡伝七郎との決闘で用いた心理戦術とのこと。
「意表をつく」「奇襲をかける」、そうしたことを盛んに使って、六十数回の戦いに全戦全勝したとのこと。
いわゆる現代スポーツ・武道における「試合」とは、その状況も目的も全く異なるため、卑怯だのなんだのという次元の話ではないのでしょう。
「何が何でも勝たねばならない」という局面において、そうした心理戦術を含めた「闘い方」というものは、形こそ変えども、その本質の部分は心得ている人間でありたいと感じました。
買っちゃおうかな
冒頭に述べました通り、一回読んだくらいではとてもではありませんが理解することは不可能です。
それこそ人生のバイブルに加えるべく一冊であろうと思います。
正直、バガボンドしか読んだことのなかったかつおですが、これを機にポチッとしてしまいます♪
バガボンドもめっちゃ面白いんですけどね(笑)。
五輪書 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ) [ 宮本武蔵 ] 価格:1,512円 |
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小生もまさに表紙にある通り「いつか読んでみたかった」と思っていたので、先輩にお借りできてありがたかったです。
文章としてはかなり平易に書き下してくれているのですが、いかんせんその内容が難しすぎる…
バイブル的にそばに置いておきたい一冊ですね。