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2018年09月29日
釵の突きと空手の突き‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞oΨ
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最近、釵の稽古が楽しくなって来ました。
釵をいい感じに触れると「ビュッ」という風切り音が鳴るようになりました。
調子に乗ってやりすぎると、腱鞘炎になって苦しんだ過去がありますので程々にとは思いますが、やはり気持ちがいいものです。
余談ですが、この風切り音ですが、「カルマン渦(うず)」と呼ばれる空気の渦のの生成と消滅が正体だそうですね。
http://www.geocities.jp/akkey_ae86/lemoned/sound_lab/01.html
以下サイトより転載。
強い風が障害物にぶつかると空気が二股にちぎられ、障害物の後ろで気流に乱れが生じます。この気流の乱れは、空気の渦が生まれたり消滅したりの繰り返しという形をとります。この渦の生成消滅が音となって聞こえるのです。つまり、空気の渦の生成と消滅の繰り返しによる圧力変動が音源となっているのです。このような空気の渦を「カルマン渦」と呼んでいます。
へー、知らなかった。
んで。最近型の突き方がしっくり来だしたなと感じていた時、古武道黒道着の先輩からおもむろに釵を渡されて、「空手の突きと同じようにズビッと突いてごらん。」と言われて、突いてみると…
「ズビっ!!」
おぉ、何と!身体の使い方は一緒だったのですね!
先輩もウムウムみたいに頷いてくれて、1つ大切なフィーリングを体得できたみたいで嬉しかったです。
釵って、結構重たいんですよ。
これまでは、釵に「振らされていた」感じでしたが、これを境に釵を「振っている」と言える感覚が身についています。
武道の稽古って、試合に勝ったとか、新しい型を覚えたとかいうこと以外に、こうした小さな「これか!」の発見がたくさんあることが楽しみであり励みになっていると感じます。
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これは小生のものではありませんが、初めて釵を手にした時、「こんな重くて危なっかしいもの扱えるんかい…」と思っていましたが、不思議なもので毎日のように触っていると、だんだん身体の一部みたいに感じて来ます。
手の油が馴染んで、ほどよくガンブルーメッキも剥がれて、自分だけのマイ釵にますます愛着が湧く今日この頃です。
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(ノシ 'ω')ノシ バンバン
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2018年09月28日
挑戦が人を育てる?‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞o
![]() | 写真はイメージです。 |
先週末は、小生の通う伝統派空手の道場の錬成大会があり、かつおも撮影班として運営に携わって参りました。
この錬成大会は所謂「練習試合」に位置づけられていますが、かなりの人数が参加しますし、上位入賞者はきちんと表彰もされる本格的なものです。
父兄のみなさんも手弁当で事前準備から当日の運営まで、手作りながらかなり立派な大会になっていました。
当日の撮影班しか担っていない小生としては頭が下がるばかりです。
さて、普段はふざけてちゃらけて、「遊びに来たんか!?」みたいな子供たちが、いざ試合となると実力以上の力を発揮していたように感じます。
よく「練習中にできないことは本番でもできない」なんて言われますが、子供たちにとっては必ずしもそうとは限らないかもしれません。
もしくは「この大会中に成長を遂げてしまった」としか考えられない素晴らしい技を披露してくれていました。
普段の稽古では、いわば「集団の中の一人」として受け身で身体を動かしていることが多いでしょう。
それにくらべ、試合中は自分という個人が否応なくフォーカスされ、敵こそあれど味方はいません。
そんな心細いギリギリの精神状態の中でしか成長できない一線みたいなものがあるのではないかと感じざるを得ないくらいに皆んなよく頑張っていました。
冗談交じりに「普段からそのくらい集中してやれやぁ〜!」なんて照れ笑いの祝福を送りましたが、悔し涙を流す子供、はにかみながらも清々しい顔をしている子など様々なドラマがあり、多いに刺激を受けて来ました。
試合や大会は、日頃の稽古の成果を試し合う場でありながら、同時に「大きな挑戦」の場でもあるのだなぁとつくづく考えさせられました。そういった意味でも、大人も大会に挑戦することには大きな意義がありそうです。
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過日、空手の本場である沖縄でも国際大会が開かれました。
小生の先生・先輩も空手の部でこの大会に挑戦し、惜しくも予選落ちしてしまいましたが、この大会から帰ってこられた先輩方は、ひと回りもふた回りも成長して帰ってこられた感があります(小生が言うのも烏滸がましいですが)。
基本稽古の突き・蹴りを見ても、技のキレが格段に上がっています。
中にはセミナーで正拳突き10,000本の修行を味わい、明らかに別次元の突きをお土産に帰ってこられた先輩もおられます。いや、さすがです。
どこか現状に甘んじている自分を常に警戒しながら、なおかつ末永く続けていける自分なりの空手道を、これからも模索していかなくてはいけないと思うかつおなのでした。
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2018年09月27日
相手にとって「嫌な人」になる?( •́ .̫ •̀ )
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嫌な奴、誰だってなりたくありませんね。
小生のように、自己肯定感のあまり高くない人間は、人から嫌われたりすることにとてもナイーブになってしまいますが、今日のお話はそういうことではありません。
先週の週末、例にならって合気道の稽古に参加しました。
この道場というのが、技術的なことも大いに勉強になるのですが、稽古の合間の先生のお話がとても含蓄に富んだもので、毎回なるほどなぁと唸っているかつおです。
周りが「えっ?」と振り返るくらい唸ってます。
この日のお話は、相手にとって「嫌な人」になるというタイトルを小生が勝手につけました。
中身は「護身」に関してのお話です。
例えば、不特定多数の人が集まる場所での無差別殺人を企てた犯罪者がいたとします。
自分をその犯罪者だとしたときに、犯罪者の心理として「こいつには手を出したくないな」という立居振舞はどういうものかということを考えるのは、1つの護身における考え方の切り口であるという趣旨のものです。
女性や子供やお年寄りがターゲットにされやすいのは、暴力を振るう相手にとって「イヤ」な要素が少ないとも表現できようかと思います。
逆に、筋骨隆々で、いかにも厳つい表情の男性は、積極的にターゲットにしにくいと思います。
では、みんなでベンチプレスをやりましょうというわけにはいかないでしょうから、人それぞれに望ましい立居振舞というものを考えてみるのもいいかもしれません。
また、自分がターゲットにされないばかりでなく、自分がその空間に存在することによって暴力を未然に防ぐような抑止力としての立居振舞や、空手の組手における相手にとって「嫌な奴」はどういうものかを考えることは、空手を稽古する上での大きな1つの理想の側面を持っているのかもしれません。
犯罪心理学というものを専門的に勉強するまではしなくてもいいでしょうが、「されたら嫌なこと」とか「やられたら困ること」を、一度敢えて掘り下げて考えてみる機会というのも有用なのかもと思った次第です。
こういう逆説的なアプローチというのは、実直に稽古している中では発想として出てこないので、興味深い視点だなぁとこれまたうんうん唸ってしまったわけです。
組手の稽古の中で、対峙した瞬間に「嫌だなぁ…」と感じさせる(変な意味ではなく)人が、ではどこがどの様にそう感じさせるのかというのも、よく掘り下げて観察してみようと思ったエピソードでありました。
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2018年09月26日
ルールは「工夫」の一側面?‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞o
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オリンピックの種目として採用された空手。
その是非や、ルール等のあり方について、色々な方が色々な見解をお持ちかと思います。
最近めっきりご無沙汰なのですが、小生は一時期ボルダリングにもハマっていて、かなりの時間とお金を費やして熱心に練習したものです。
今でも自宅でトレーニング器具を使って指の把持力だけはキープするようにしています。
ボルダリングという競技、あまり知られていないのですが、元々は崖を登る「クライミング」の練習として、岩(ボルダー)を登ることによってムーブや力を身につけるというトレーニングだったそうです。その手段が目的化してボルダリングというカテゴリーが成立します。
一般的にはジムでカラフルなホールドを伝って壁を登攀していくイメージが強いかと思いますが、本来は外岩を相手にするものです。それを安全と利便性を考えて工夫されたのが屋内のボルダリング施設ですね。スポーツクライミングと呼ばれるジャンルです。
むかしはゴリゴリのゴッツなメンズが外岩相手にハアハア言って頑張っていたのが、今では小さな子供や可憐な女性が楽しく安全にこのスポーツを楽しんでいる世の中です。登山界も同じようなことが起きていると思います。
さらに言うと、同じクライミングでも道具(ロープやビレイ=安全確保の道具、ハーネスなど)を用いるものとそうでないものに分かれ、またソロで行うのかペアで行うのかなど、色々なカテゴリーに分かれていきます。
おそらく究極に危険なのは何十メートルもの断崖絶壁を命綱含めて道具を一切用いずに登攀する「フリー」と呼ばれるスタイルでしょうが、これは過去に何人もの有名なクライマーが命を落としています。
逆にもっとも安全なのは屋内ジムで床にマットを敷き詰めてあって、5メートル以下の壁を登るスタイルでしょう。全くの初心者でも親子や友達同士で休日などに楽しくスポーツとしてトライできます。
なぜいきなりクライミングの話題?とお思いかと存じますが、同じオリンピック競技化された空手のルールというものも、クライミングのルールというものも、どこか似たような目的で「安全性」と「競技性」を模索し、裾野を広げていったところがあるのだろうなぁとふと感じた次第であります。
それこそ、テレビ中継で人が崖から転落して死亡する瞬間など見たくありません。
空手でも素手で殴られ頭蓋骨が陥没して死亡するシーンなど放送できるわけがありません。
安全が確保された中で、なおかつ本質が失われないようにするにはどうしたらよいか、そんなことを悩みながら多くの方が工夫して武道・競技の普及に努めてきた背景というのは、その苦労をしらない小生としては軽々しく是非を語るのは申し訳ないなぁと思うわけです。
フルコンタクトの空手は経験がないのですが、先のクライミングにおいては5メートルを超すハイボールのスラブ(斜面)をフリーで登るというのは、本当に怖いのです。ロープがある、マットがある状況なら同じ課題でもスイスイいけるのですが、これが「失敗したらアウト(死なないまでも怪我は免れない)」状況になると身体が思うように動きません。そんな中で果敢にアタックできる状況であるボルダリングジムの環境というのは、技術の向上という意味ではとても効果的であると思います。
しかし、その分「危険回避」や「危険予知」の能力を養うには、プレイヤーの意識の持ち方が問われます。下が岩場だったらどう落ちれば一番ダメージが少ないかということまで想定して大胆な一手を出すとか、同行者が落下した時にどうスポット(下で安全に着地できるよう補助すること)すればよいかなど考えながらトレーニングする必要があります。その辺りをおろそかにして外岩デビューすると、必ず痛い目を見ます。痛い思いだけで済めばよいですが、大怪我、後遺症、場合によっては命そのものが脅かされるリスクというものも決して小さくはありません。
空手に置き換えると、このあたりの「怖さ」「痛さ」というものが「安全に」学べる稽古体系というのが求められるのかもしれないし、そういったものは不要という世間のニーズが大きいのであればもしかしたら「スポーツKARATE」というジャンルとして確立された方がむしろスッキリするのでしょうか?
あくまで個人的な考えですが、幼少期の入口のところはやはり全空連ルールの中で揉まれ、その中でその人に合ったスタイルや稽古の仕方、求めるものを発見していくというのが理想的なんですかね。
何だかんだ書き連ねましたが、オリンピックの空手もボルダリングもとても楽しみにしているかつおです。
仕事そっちのけで観戦にいってしまいたい勢いですが、職場と家族と相談して、早めに宣言してしまうのも作戦ですかね(笑)。
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2018年09月25日
ムチミ?( 'ω')?
空手における「ムチミ」という言葉を聞くと、「身体をムチのように使う腰使い」をイメージしますが、東恩納盛男先生のこの動画を見る限り、それに限らないのかも知れませんね。
餅のように絡めとるように動く動きそのもの?
もしくは両方とも「ムチミ」?
沖縄行ったら聞いてみたいテーマのひとつです。
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2018年09月24日
VRの可能性(๐◊๐”)/
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VR、3Dプリンター、モーションキャプチャー…
少し前までは夢の中の技術だったことが、次々と現実になっていく現代の科学技術。
いやー、すごい世の中になったものです。
これらの最先端技術を空手の世界にも活かせないかという発想は、きっと自然発生的なものなのでしょうね。
![]() | ![]() |
先日、とあるプロジェクトに一枚かませてもらって、モーションキャプチャーの体験をさせてもらったことを記事にしましたが、もっと大きな力で動いているものがすでにありましたね。
それは、沖縄県庁の沖縄文化観光スポーツ部空手振興課の委託で大手企業が手掛けているプロジェクト、モデルはあの上地流の新城先生です。
沖縄セルラー、空手発祥の地・沖縄伝統の型をVRで継承
http://news.livedoor.com/article/detail/14541473/
モーションキャプチャー用のカメラの台数を見るにつけ、どれだけの予算が組まれているのかびっくり仰天です。
実際のVR体験会の動画がアップされていました。
おぉ、小拳や鶴嘴拳まで再現されとる。
でも、スーツは指一本一本までキャプチャーできるものじゃないけど、どうやって再現したんでしょう。
表情とか。
3Dプリンターのキャプチャースピードと精度が上がれば、髪の毛一本いっぽんまで再現できる日が来てしまうのでしょうか?
また、モーションキャプチャーではなく、3D映像を撮影者目線で体験できるタイプのコンテンツもありました。
日本空手協会が協力したものですね。協力?主体?
組手稽古の様子が当事者目線で体感できるシロモノのようです。
ゴーグル持ってないので体験していませんが、機会があれば安価に購入できるので買ってみようかしら。
これらの技術について、もしかしたら肯定的ではない意見をお持ちの方もおられるかもしれません。
しかし、「後世に大切なものを伝承する」という考え方は古来より人類共通に自然発生的に行われてきたこと。
一昔前まで、YouTubeで沖縄の達人と呼ばれる先生方の動画をスマートフォンで気軽に見れる時代が来ると誰が想像したことでしょう。
近い将来、組手の世界チャンピオンとのバーチャル組手や、データベース化された古今東西の空手の達人の型をホログラムで自宅で見ることができるなんて未来がやって来るかもしれませんね。
しかし、自分の身体を使っての空手の稽古は、どこまでいってもアナログ。
流した汗と拍動した血肉の分しか身にならないというのも事実です。
マトリックスみたいに脳に身体的・知的技術を直接プログラムするなんてことは流石に出来ない(そもそもデータ化が無理w)でしょうから、じっくりと時間をかけて、思い通りにならないアナログさを楽しみながら地道に稽古を重ねていきたいと思います。
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2018年09月23日
60歳を過ぎても空手を続けられる自分を目指して‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞o

最近、膝やら足首やら何かと故障が多く、自分の身体の頑丈さを過信できないなぁと思わされる今日この頃です。
とはいえ、まだまだ40台前半、筋力の向上は十分に望める年齢だとは思うので、諦めずにガンバっていきたいと思います。
ただ、腱の脆さというのはなかなか努力で補いようがないというか、年齢とあまり関係ない気もするので、よくよく焦らず弛まずを意識して、自分の身体の悲鳴に耳を傾けていく用心深さも大切にしたいと思います。
小生は仕事柄か、高齢者を含めた福祉分野で空手の経験を活かして貢献できることはないかなぁと常々思っています。
あまりメジャーではないかもしれませんが、車椅子空手、椅子空手を始めとして高齢者・障がい者の方が取り組み易いよう工夫された体系というのも多くあることを知りました。
小説『武士マチムラ』にも、主人公と足に障害を抱えた棒術使いとの試合が描かれています。
試合・大会で好成績を目指して頑張る空手というのも素晴らしいと思いますが、小生が大切にしたいのは「今の自分よりも強い自分」になるための稽古です。
この「強い」というものをどう捉えるのかで、狭義での手段も目的も変わってくるのだと思いますが、身体と同時に心を鍛えるものであってほしいという思いがあります。
仕事を含めた人生の逆境にさらされた時に、理不尽な心身の脅威に晒された時、それらに負けずに乗り越えることの出来る自分を、より信じられるための「手段」として捉えていきたいと思います。
いえね、最近空手の稽古をすること自体が「目的」になってしまっていた気がして、なーんかモヤモヤが晴れなかったのですが、ライフワークではありますが「目的」ではねーだろよと思い返すことができたので、文章にしてみたかった次第です。
そんな中、62歳を過ぎて現役バリバリで大学生みたいな蹴りを見せてくださいました小山孝一先生の動画を紹介します。ちょっと長めですが、活気があっていい道場だなぁと感じました。
小山先生はフルコンタクトの空手の経験もおありになるということもあるのか、ミット打ちの打たせ方を工夫されているなぁと感じました。
持ってみると分かるのですが、難しいんですよね、上手なミットの持ち方って。
打つ方も何を想定して打つ・突くのか(スピードなのか威力なのかバランスなのかなど)をきちんと自分なりに課題を意識して行わないといけませんね。
色々と考えさせてもらった動画ですが、「何のため」という点が曖昧だと、色々と見えなくなるものが多いなぁとしみじみ思うかつおなのでした。
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2018年09月22日
周氏之棍‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞o−−−

沖縄古武道の稽古を始めて3ヶ月になります。
毎日とは言いませんが、自宅でもコーナンで買ったなんちゃって六尺棒を振り回し、何とか朝雲之棍(チョウウンヌクン)の手順を覚えたこの夏が思い返されます。
そしてこの秋、かつおは新たな棒の手の型に調整します。
それは、「周氏之棍(シュウシヌクン)」!
先日、古武道にも普及型を制定しようという動きがあることに触れましたが、平系古武術の「大城之棍(ウフグスクヌクン)」と、又吉系古武道の「周氏之棍(シュウシヌクン)」をそれぞれ普及型としてはどうかということのようです。
ということは、ですよ。少なくとも現在手順を覚えた「朝雲」に加えて、「周氏」「大城」そして小生が所属する流派の継承する「徳嶺」あたりまでは昇段審査までに修めておきたいということになります。
おぉ、5連打が入って、急に難易度が上がった感じがする…
しかし、先生曰く、「朝雲之棍の方がむしろ難しいくらいだよ」とのこと。
まだ習い始めたばかりの古武道。やったことのない動きばかりなので、どの型も大変難しく感じます。
しかし、空手で言うところの空突きでしょうか、棒で毎日袈裟打ちの練習をしていると、段々と棒の先端がどういう軌道を描いて、どのあたりにあるのかがイメージできるようになってきます。不思議ですね。
まだまだ「自分の手の延長」とまでは馴染んでいませんが、引き続き日々の地道な稽古を重ねていきたいと思います。
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2018年09月21日
正しい姿勢のあり方を考える( •́ .̫ •̀ )

むかし観光地で売っていて、買いそうになりましたが何とか思いとどまりました「日本刀傘」。
危ないですね、あと少しかつおの中のマーラが強かったら、我が家に日本刀傘が使われることもなく鎮座していたことでしょう。
バランスが取れた姿勢というものを考えた時、とっさにこの傘が思い浮かびました。
子供の頃、学校の帰り道にやりませんでしたか?傘バランス。

かつおはこの手の遊びが比較的得意で、校舎から校門を出るまでの距離くらいでしたら落とさずに移動できましたね。
空手などの武道での立ち方や移動の仕方を考える時、この「傘バランス」の均衡の取り方がヒントになってはいないかと思い立った次第です。
先述のYタンメーが、型の中でバランスを崩しそうになるとき、この考えが浮かんだわけです。
人間の身体はよくできていて、重力の働く方向に対して不安定な状態になると、反射的にバランスを取ろうとします。
バランスが崩れきる前に全身の各部位の筋肉が連動し、不均衡を補正しているのでしょうが、崩れたバランスを元に戻すよりも、「そもそもバランスを崩さない」方が隙も生じないし、何より省エネです。
激しく大きな動きの出来ない中高年でも安定して移動するには、この「筋力に頼りすぎないバランスの取り方」というものを工夫する必要があるのかもしれません。
先の傘バランスの話ではないですが、傘を倒さないように移動するには、この「不安定さの発生」と「安定性の獲得」を瞬間的若しくは同時進行で行うわけです。
それには体を捻ったり曲げたり、飛んだり跳ねたりというイメージよりは、「骨を真っ直ぐに積み上げて安定させた身体を加速度的に動かして当てるor止まる」という感覚に近いかもしれません。
そして、このバランスのとりやすさは「支点と重心の距離が遠いほど容易となる」というのが大切な視点なのかと感じます。以下は義肢装具士の方向けの内容ですが、これでもかと噛み砕いた内容なので、物理の苦手な小生でも十分理解ができました。
手のひらで傘を立てる感覚
https://www1.hus.ac.jp/~gisisougu/rikigakukiso003-barance.html
実際の形は人それぞれなのでしょうが、「バランスを取る」「移動を行う」という点で言えば、重心は高めに置く(ように意識する)ということが大切ということでしょうか。
山城先生は突きに威力を乗せるためには、丹田だけではなく中丹田を含めた大きい固まりを中心と捉えた方が、乗せる重心が大きくなるという主旨のことを仰っていた気がします。
正しいイメージと、イメージ通りに身体を操作する神経系の発達。
日々の稽古の中で、しっかりと意識づけをしながら反復練習をしていきたいと思います。
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2018年09月20日
Yタンメー、4分板5枚を割る!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞o

小生が通う沖縄古武道を習っている道場では、当然、沖縄空手も指導してくれます。
そこにYさんという60代後半の方がいらっしゃいます。
日本の法律上の位置付けで言えば「高齢者」にあたります。
オジーと言うには若いような気がするので、敬意を込めて「Yタンメー」とでもお呼びしましょうか。
(*´∀`)
今週末に、道場のある地元のお祭りで、三線・沖縄空手・沖縄古武道のステージ演武を行うのですが、このYタンメー、なんと4分板5枚、厚さにして6センチもの杉板を何と一発で見事に割ってみせたそうです。
その日の練習には小生は参加できなかったので直接見ることはできなかったのですが、割った後の杉板の残骸を拝見すると、確かに5枚が綺麗に割られていました。
6センチの厚さはなかなかのもんです。挑戦者の心を動揺させるに十分な厚さですね。
Yタンメーは65歳から現在の道場に通い始めたそうです。
仕事柄か、背も高く腕も逞しいけれど、武道を永年やっている方の体格とはまた違う感じですね。
それまで空手の経験は全くなし。週に1〜2回程度の稽古に欠かさず参加されてきたそうで、現在は茶帯を締めて、難しい型にも挑戦し続けています。
「70歳までに黒帯受かって、孫にじいじは強いんだぞと言ってやりたい」と嬉しそうに話されている姿を見て、あぁ、空手はなんと素晴らしい可能性を秘めた武道なんだろうと感じ入りました。
若い頃から永年空手を稽古してきた方に比べれば、蹴り足は上がらないし、時々バランスを崩して危なっかしい場面もあります。たまに型の手順も奇想天外な間違え方をしたりもしますw
しかし、言い訳せずに黙々と自分の課題を分析して、先生に質問して、稽古の仕方を工夫している姿を拝見すると、若輩かつおは頭が下がる思いでいっぱいとなります。
そして、年齢も道場の歴も関係なく、若い衆みんなにやさしく、冗談を交えながら接してくれる、うちの道場になくてはならないムードメーカーでもあります。
何より、小生の入門を決定づけてくれたキーマンでもあるのです。
緊張して見学に行った際、声をかけてくれたのがこのYタンメーです。
「見学に来て正解だよ。私は人生の中で色んな人を見て来たが、ここの先生は人にものを教えるということがとても上手な人なんだ。間違いはないよ。」と。それを聞いた先生がまた嬉しそうにはにかんでいたのも印象に残っています。
あぁ、この人は本当に先生に対して信頼を置いていて、この道場になくてはならない人なんだろうなぁと直感的に思いましたね。
そんなYタンメーが、空手経験者の若者でもためらう杉板の試割りに成功したという話を聞いて、何とも嬉しい気持ちになりました。と同時に、年齢にかかわらずその人をその人らしく「強く」してくれる空手の稽古に、改めて素晴らしいと感じたエピソードでした。
Yタンメー、週末の祭りが楽しみですね♪
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