2018年09月21日
正しい姿勢のあり方を考える( •́ .̫ •̀ )
むかし観光地で売っていて、買いそうになりましたが何とか思いとどまりました「日本刀傘」。
危ないですね、あと少しかつおの中のマーラが強かったら、我が家に日本刀傘が使われることもなく鎮座していたことでしょう。
バランスが取れた姿勢というものを考えた時、とっさにこの傘が思い浮かびました。
子供の頃、学校の帰り道にやりませんでしたか?傘バランス。
かつおはこの手の遊びが比較的得意で、校舎から校門を出るまでの距離くらいでしたら落とさずに移動できましたね。
空手などの武道での立ち方や移動の仕方を考える時、この「傘バランス」の均衡の取り方がヒントになってはいないかと思い立った次第です。
先述のYタンメーが、型の中でバランスを崩しそうになるとき、この考えが浮かんだわけです。
人間の身体はよくできていて、重力の働く方向に対して不安定な状態になると、反射的にバランスを取ろうとします。
バランスが崩れきる前に全身の各部位の筋肉が連動し、不均衡を補正しているのでしょうが、崩れたバランスを元に戻すよりも、「そもそもバランスを崩さない」方が隙も生じないし、何より省エネです。
激しく大きな動きの出来ない中高年でも安定して移動するには、この「筋力に頼りすぎないバランスの取り方」というものを工夫する必要があるのかもしれません。
先の傘バランスの話ではないですが、傘を倒さないように移動するには、この「不安定さの発生」と「安定性の獲得」を瞬間的若しくは同時進行で行うわけです。
それには体を捻ったり曲げたり、飛んだり跳ねたりというイメージよりは、「骨を真っ直ぐに積み上げて安定させた身体を加速度的に動かして当てるor止まる」という感覚に近いかもしれません。
そして、このバランスのとりやすさは「支点と重心の距離が遠いほど容易となる」というのが大切な視点なのかと感じます。以下は義肢装具士の方向けの内容ですが、これでもかと噛み砕いた内容なので、物理の苦手な小生でも十分理解ができました。
手のひらで傘を立てる感覚
https://www1.hus.ac.jp/~gisisougu/rikigakukiso003-barance.html
実際の形は人それぞれなのでしょうが、「バランスを取る」「移動を行う」という点で言えば、重心は高めに置く(ように意識する)ということが大切ということでしょうか。
山城先生は突きに威力を乗せるためには、丹田だけではなく中丹田を含めた大きい固まりを中心と捉えた方が、乗せる重心が大きくなるという主旨のことを仰っていた気がします。
正しいイメージと、イメージ通りに身体を操作する神経系の発達。
日々の稽古の中で、しっかりと意識づけをしながら反復練習をしていきたいと思います。
_____________________
ブログランキングに参加中です。
ポチッとして頂けると励みになります♪
(ノシ 'ω')ノシ バンバン
空手ランキング
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8107775
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック