2019年01月22日
四股立ち(騎馬立ち)での正拳突き稽古‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞o
空手の稽古において、画像のように四股立ちや騎馬立ちと呼ばれる、いわゆる「股関節を開いた(外旋&外転させた)」状態での正拳突きの稽古、しますよね。
最近気づいたんです。
腰が回らない。
どうも、年の割には比較的、股関節は柔軟さをキープできていますかつおです。
足腰の鍛錬が目的なのか?
この姿勢での正拳突きの稽古って、一体誰が何のために考案したのかなぁとふと思った次第でして。
正拳突きではなく鉤突きですが、ナイファンチの八字立ち(前から見ると両大腿部八字)と呼ばれる立ち方が思い出されますが、一番の効能は「足腰の鍛錬」ということなのだと思います。
初めはプルプルしまくりの足腰が、慣れてくると「関節をカチッとハメて、骨で立つ」ような感覚になってきます。
見栄えを重視して足幅をあまり広くしすぎると、居着いたような状態になりますが、足を膝の真下orむしろ内側にある状態だと、重心の移動と膝の抜きから左右どちらにもノーモーションで動くことができる「ニュートラル」な立ち方であるということがよく分かります。
あえての「制限」を行うためか?
そんな立ち方で、あえて「その場」で「正面」に正拳突きを飛ばす稽古。
当たり前ですが股関節が外旋&外転して、しかも外側に張った状態で安定しているものですから、「股関節の操作による骨盤の旋回」がとても行いにくい立ち方であるということに気づきました。
これはマイナス面というよりは、むしろ腰のキレを用いずに、体の伸縮と肩甲骨を含めた腕の操作「だけ」で突きを行うという鍛錬を行うことができる(しやすい)ということなのかなぁと。
足が腰幅程度で立つと、腰の旋回(腰を切ること)が容易な分、体と腕の操作が多少疎かでも「力の乗った正拳突き」を飛ばすことが容易になります。
そこに、あえて制限を設けることによって、「正拳突き」を構成する要素をより分解して稽古することができるための方法として考案されたのではないかと推察したわけであります。
改めて丁寧に稽古してみよう
もちろん、「結果としてそういう効果が望める」ということだったのかもしれないし、特定の誰かが考えついたというよりは洋の東西を問わず自然発生的に生まれた方法論なのかもしれません。
かつおの通う伝統派道場では、稽古の最後にこの「騎馬立ち正拳突き」を行なって締めることが多いです。
気合いと勢いでこなしていたこの稽古、少し見方を変えて頭も使いながら取り組んでみようと思います。
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コメントありがとうございます♪
とても納得のいくお言葉であります。
ご指導されるお立場とのことですので、当ブログの記事は大いに稚拙に映る部分もあろうかとは存じますが、立ち寄っていただき感謝です!
小生は本土の空手から入り、歩幅を広くとって腰を切って飛ばす突きが「正しい突き方」と習ってきた経緯があります。ところが、沖縄空手の先生から巻藁の突き方を教わって、広い歩幅と腰を回す必然性のないことを知ってからは、いかに自分が凝り固まった考え方をしていたのかを反省しています。先日の自主稽古の時に、同じ本土の空手の道場の先輩に巻藁突きの突き方を伝えたところ、「違和感がある〜(笑)」と言いながらも、とても子気味よい鋭い突きを飛ばしておられました。
四股立ちでの突き(基本動作と呼ばれるものとしての)の意図と効能については、これからも行う機会は多くありますが、「強い突き方そのものではない何か」として、自分なりに探求していこうと思います。
今後ともよろしくお願いします♪
興味深い記事ですがそもそも沖縄空手には野球やゴルフのように腰を回転させることで手技の威力を増大させる、という発想がありません。
現在行われている基本(サンチン立ちや四股立ちでの)は昭和初期、指導方法がそれまでの自宅で少人数での指導から学生相手の集団指導に変化したときに型の中の個々の動作を取り出して発生したものです。
その後、基本動作(?)自体が独り歩きして「もっと体重をのせて」「遠心力を使えば威力が増すんじゃないか」と流派独自の解釈がはじまったのでないかと察します。
フルコンをされているなら基本そのままの姿勢で一度ミットやボディを打たせてみてはいかがでしょうか。
意外なほど効かないケースがほとんどです。
駄文失礼しました。
さすが!男気溢れる姿勢に感服いたします!
内腿からケツの穴に意識を集中してみました。かなり違いますね!人体の不思議を感じました。
筋トレでもビッグスリーと言われるメニューの一つにスクワットが挙げられているくらいなので、基本的な筋力向上にはもってこいの鍛錬なのでしょうね。
余談なのですが、介護・リハビリの世界では、「片足スクワット」が出来るかどうかで、片麻痺となった際の介護度が大きく変わってくるという説があります。要は片足で自分の身体をアップダウン出来るかということなので、将来もしもの時のためにも四股立ちはしっかり立てるように稽古しておきたいとふと思いました。