2018年09月26日
ルールは「工夫」の一側面?‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞o
オリンピックの種目として採用された空手。
その是非や、ルール等のあり方について、色々な方が色々な見解をお持ちかと思います。
最近めっきりご無沙汰なのですが、小生は一時期ボルダリングにもハマっていて、かなりの時間とお金を費やして熱心に練習したものです。
今でも自宅でトレーニング器具を使って指の把持力だけはキープするようにしています。
ボルダリングという競技、あまり知られていないのですが、元々は崖を登る「クライミング」の練習として、岩(ボルダー)を登ることによってムーブや力を身につけるというトレーニングだったそうです。その手段が目的化してボルダリングというカテゴリーが成立します。
一般的にはジムでカラフルなホールドを伝って壁を登攀していくイメージが強いかと思いますが、本来は外岩を相手にするものです。それを安全と利便性を考えて工夫されたのが屋内のボルダリング施設ですね。スポーツクライミングと呼ばれるジャンルです。
むかしはゴリゴリのゴッツなメンズが外岩相手にハアハア言って頑張っていたのが、今では小さな子供や可憐な女性が楽しく安全にこのスポーツを楽しんでいる世の中です。登山界も同じようなことが起きていると思います。
さらに言うと、同じクライミングでも道具(ロープやビレイ=安全確保の道具、ハーネスなど)を用いるものとそうでないものに分かれ、またソロで行うのかペアで行うのかなど、色々なカテゴリーに分かれていきます。
おそらく究極に危険なのは何十メートルもの断崖絶壁を命綱含めて道具を一切用いずに登攀する「フリー」と呼ばれるスタイルでしょうが、これは過去に何人もの有名なクライマーが命を落としています。
逆にもっとも安全なのは屋内ジムで床にマットを敷き詰めてあって、5メートル以下の壁を登るスタイルでしょう。全くの初心者でも親子や友達同士で休日などに楽しくスポーツとしてトライできます。
なぜいきなりクライミングの話題?とお思いかと存じますが、同じオリンピック競技化された空手のルールというものも、クライミングのルールというものも、どこか似たような目的で「安全性」と「競技性」を模索し、裾野を広げていったところがあるのだろうなぁとふと感じた次第であります。
それこそ、テレビ中継で人が崖から転落して死亡する瞬間など見たくありません。
空手でも素手で殴られ頭蓋骨が陥没して死亡するシーンなど放送できるわけがありません。
安全が確保された中で、なおかつ本質が失われないようにするにはどうしたらよいか、そんなことを悩みながら多くの方が工夫して武道・競技の普及に努めてきた背景というのは、その苦労をしらない小生としては軽々しく是非を語るのは申し訳ないなぁと思うわけです。
フルコンタクトの空手は経験がないのですが、先のクライミングにおいては5メートルを超すハイボールのスラブ(斜面)をフリーで登るというのは、本当に怖いのです。ロープがある、マットがある状況なら同じ課題でもスイスイいけるのですが、これが「失敗したらアウト(死なないまでも怪我は免れない)」状況になると身体が思うように動きません。そんな中で果敢にアタックできる状況であるボルダリングジムの環境というのは、技術の向上という意味ではとても効果的であると思います。
しかし、その分「危険回避」や「危険予知」の能力を養うには、プレイヤーの意識の持ち方が問われます。下が岩場だったらどう落ちれば一番ダメージが少ないかということまで想定して大胆な一手を出すとか、同行者が落下した時にどうスポット(下で安全に着地できるよう補助すること)すればよいかなど考えながらトレーニングする必要があります。その辺りをおろそかにして外岩デビューすると、必ず痛い目を見ます。痛い思いだけで済めばよいですが、大怪我、後遺症、場合によっては命そのものが脅かされるリスクというものも決して小さくはありません。
空手に置き換えると、このあたりの「怖さ」「痛さ」というものが「安全に」学べる稽古体系というのが求められるのかもしれないし、そういったものは不要という世間のニーズが大きいのであればもしかしたら「スポーツKARATE」というジャンルとして確立された方がむしろスッキリするのでしょうか?
あくまで個人的な考えですが、幼少期の入口のところはやはり全空連ルールの中で揉まれ、その中でその人に合ったスタイルや稽古の仕方、求めるものを発見していくというのが理想的なんですかね。
何だかんだ書き連ねましたが、オリンピックの空手もボルダリングもとても楽しみにしているかつおです。
仕事そっちのけで観戦にいってしまいたい勢いですが、職場と家族と相談して、早めに宣言してしまうのも作戦ですかね(笑)。
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