2015年06月03日
小樽内川上流でフライ
やまめが解禁された6月1日、定山渓奥の小樽内川上流に入渓した。今年はこの川での釣りは初めてだが、朝里峠を経由して余市・積丹方面に向かうときには、何度も上流の流れを確認していた。
上流部では、朝里峠沢川や奥手稲の沢川、朝里岳沢川などが流れ込み、川幅は狭いものの、フリーストーンと川に迫り出した樹木が織り成す、美しい渓相がこの川の魅力。棲息する魚も、さっぽろ湖近くの下流部では、やまめや虹鱒に岩魚、アメマス、うぐいなど。
流れ出るさっぽろ湖には、サクラマスのほか、ブラウンやいとうまで棲息するようになったというが、春香山の登山道に架かる白樺橋から上流は、やまめと岩魚しか棲息していない。夏には、時おりうぐいの姿も見えるが、上流に行くほど岩魚が濃くなる。そして林道のゲート前には、いつも「熊出没注意」の看板が掛けられている、熊の生息感が次第に強まっていく領域でもある。
昨年、この上流に初めて入渓したのは6月8日、雪代が残っていて釣りにはならなかった。今回も流れだけを見ればまだ水位は高く、流れも速いと感じた。しかし「入るだけ入ってみよう」と、白樺橋から入渓。橋の下は思ったとおり、水嵩があり遡行するには流れも強い。
まだ、フライを行うには早いと感じたが、メイフライの#14をセット、ここぞというポイントに打ち込む。しかし、魚の潜んでいそうな淵や、流れの穏やかな瀬脇でも反応はない。
何度か流れに足をすくわれながら200メートルほど来ると、瀬脇で川底からフライを追う魚の姿が見えた。フライには飛びつかなかったが、それまでの疑心暗鬼が魚の生息を確認できたことで払拭。
そしてしばらくして、落ち込み上流の肩に投じた#12のメイフライに今日初めての岩魚がヒット。そのポイントから上流でも何度かアタリが続き、スレで岩魚がかかるなど魚影が濃くなってきた。
入渓地点から500メートルほどの、支流奥手稲の沢川との合流点手前の淵で、ドライに水柱を上げるほどの大きなスプラッシュ。何度かそのポイントを攻めるが、反応はなくなった。
淵の長さは7メートルほど。上流からニンフを流し込んで、逆引きすることにした。流れにニンフを乗せて、ラインが落ち着いたところで引き寄せると、虹鱒のような大きなアタリ。引き上げると20センチを越える岩魚だった。
このポイントから50メートルほど先の上流には、林道から簡単に入渓できる場所がある。下流域からの遡行ではなく、林道を歩いて直接このポイントから入渓する釣人が非常に多い。これまでも、この川では何度か経験したことだが、入渓するタイミングを間違えると、その場所から先の上流では全くアタリのないことが多かった。
特に、前日が週末ならばその可能性は高まる。まだ昼過ぎで、魚の活性はこれから高まるというのに、今回もそれが当てはまったようだ。
上流に向かうほど魚の反応がなくなり、どのような魅力的な流れも無機質に感じてきた。仕方なくここで脱渓。林道に戻り、しばらくゲート方向に歩いていると、フライマンと擦れ違う。先ほどの入渓ポイントに向かうのだろうか。
今回はやまめを確認できなかったが、水温の高まるこれからの季節、上流域でも元気なやまめを見ることができるだろう。尚、この小樽内川の釣行は、次のブログ更新で動画掲載を予定している。
写真上左:小樽内川上流の入渓の基点となる白樺橋から見た小樽内川の様子、橋の下から下流をのぞむ、同中左:雪代が残り水位が高い小樽内川の流れ、同中右:支流の奥手稲の沢川の流れ、同下:ニンフにきた20センチ強の岩魚
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上流部では、朝里峠沢川や奥手稲の沢川、朝里岳沢川などが流れ込み、川幅は狭いものの、フリーストーンと川に迫り出した樹木が織り成す、美しい渓相がこの川の魅力。棲息する魚も、さっぽろ湖近くの下流部では、やまめや虹鱒に岩魚、アメマス、うぐいなど。
流れ出るさっぽろ湖には、サクラマスのほか、ブラウンやいとうまで棲息するようになったというが、春香山の登山道に架かる白樺橋から上流は、やまめと岩魚しか棲息していない。夏には、時おりうぐいの姿も見えるが、上流に行くほど岩魚が濃くなる。そして林道のゲート前には、いつも「熊出没注意」の看板が掛けられている、熊の生息感が次第に強まっていく領域でもある。
昨年、この上流に初めて入渓したのは6月8日、雪代が残っていて釣りにはならなかった。今回も流れだけを見ればまだ水位は高く、流れも速いと感じた。しかし「入るだけ入ってみよう」と、白樺橋から入渓。橋の下は思ったとおり、水嵩があり遡行するには流れも強い。
まだ、フライを行うには早いと感じたが、メイフライの#14をセット、ここぞというポイントに打ち込む。しかし、魚の潜んでいそうな淵や、流れの穏やかな瀬脇でも反応はない。
何度か流れに足をすくわれながら200メートルほど来ると、瀬脇で川底からフライを追う魚の姿が見えた。フライには飛びつかなかったが、それまでの疑心暗鬼が魚の生息を確認できたことで払拭。
そしてしばらくして、落ち込み上流の肩に投じた#12のメイフライに今日初めての岩魚がヒット。そのポイントから上流でも何度かアタリが続き、スレで岩魚がかかるなど魚影が濃くなってきた。
入渓地点から500メートルほどの、支流奥手稲の沢川との合流点手前の淵で、ドライに水柱を上げるほどの大きなスプラッシュ。何度かそのポイントを攻めるが、反応はなくなった。
淵の長さは7メートルほど。上流からニンフを流し込んで、逆引きすることにした。流れにニンフを乗せて、ラインが落ち着いたところで引き寄せると、虹鱒のような大きなアタリ。引き上げると20センチを越える岩魚だった。
このポイントから50メートルほど先の上流には、林道から簡単に入渓できる場所がある。下流域からの遡行ではなく、林道を歩いて直接このポイントから入渓する釣人が非常に多い。これまでも、この川では何度か経験したことだが、入渓するタイミングを間違えると、その場所から先の上流では全くアタリのないことが多かった。
特に、前日が週末ならばその可能性は高まる。まだ昼過ぎで、魚の活性はこれから高まるというのに、今回もそれが当てはまったようだ。
上流に向かうほど魚の反応がなくなり、どのような魅力的な流れも無機質に感じてきた。仕方なくここで脱渓。林道に戻り、しばらくゲート方向に歩いていると、フライマンと擦れ違う。先ほどの入渓ポイントに向かうのだろうか。
今回はやまめを確認できなかったが、水温の高まるこれからの季節、上流域でも元気なやまめを見ることができるだろう。尚、この小樽内川の釣行は、次のブログ更新で動画掲載を予定している。
写真上左:小樽内川上流の入渓の基点となる白樺橋から見た小樽内川の様子、橋の下から下流をのぞむ、同中左:雪代が残り水位が高い小樽内川の流れ、同中右:支流の奥手稲の沢川の流れ、同下:ニンフにきた20センチ強の岩魚
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その時にも書かせていただきましたが、koyamanさんには
アングラーとしての魚や環境への配慮、モラルの高さを
感じています。koyamanさんを見習って、さらに己を磨き上げたいと
思っています。
また、お会いしたいですね!
いつも楽しく拝見しております。
奇遇ですが、私も昨日はイワナでした!(サイズも同じくらいでしょうか、1匹のみでしたが…)
また素敵な釣行記、楽しみにしております!
SOUさんも本格的に活動を開始されたようで、ブログに掲載される
釣果を楽しみにしています!
先日、「アマちゃん」さんからコメントを頂き、大変好感を持ちました。
これからも、ネットを通した交流が深まれば、と思っています!!
ナイス岩魚です!
突然ですが、僕はフライでスレ掛かりしたことがありません。
よくわからないですが、フライを食べ損ねて、反転した際に掛かるのですかねえ?
釣行お疲れ様でした!