2018年4月アニメの放送が始まった。1988年からシリーズアニメ化された『銀河英雄伝説』の再アニメ化を懐かしく思い楽しみにしていた。『銀河英雄伝説 Die Neue These』第1話を観て、こんな高品質なアニメをテレビで見られるとは凄い時代になったものだと感心した。
宇宙戦争をCGで描いているから迫力がありラインハルト閣下の宇宙戦艦ブリュンヒルトのデザインも映える。30年前はこの大艦隊戦を全て手書きアニメで制作していたのかと思うと大変なことだっただろう。
戦況マップを3次元ホログラムで確認するシーンは30年前にもあったが、細部まで表現されており手抜きを感じさせないのはさすがCGというところ。手書きアニメではイマイチ安っぽさを感じる場面だった。
物語は自軍の勝利を確信したラインハルトが「まさか」と立ち上がり、後姿のヤン・ウェンリーが帽子を直すシーンで終わるという憎い演出で否が応でも第2話への期待が高まる。
気になったのは『ゲゲゲの鬼太郎』と『妖怪ウォッチ シャドウサイド』と妖怪オカルト物アニメが2本放送されていること。過去の世相からオカルト物が流行するのは景気が悪い時や世の中が不安な時と聞いている。
日本の景気は良いと言われているが、「米中貿易戦争」による景気の悪化のリスクや「北朝鮮危機」という不安がこの2作品の企画立案の背景にあるのではないかと深読みしてしまう。
実際は『ゲゲゲの鬼太郎』はテレビアニメ化50周年を記念した6回目のリメイクだし、『妖怪ウォッチ シャドウサイド』はブームとなった『妖怪ウォッチ』の対象年齢を上げて再ヒットを狙ったアニメ化だろうが、この2本のアニメが悪い予言になっては欲しくないものだ。(^_^)