年末年始の特番と1月から始まるアニメ新番組を録画する為DMR-BZT9600のハードディスクの空きを作ろうと正月3が日は録画したままの番組をせっせと消化していた。その中に2016年9月に最終回を迎えながら観ていなかった「Re:ゼロから始める異世界生活」と「クロムクロ」があった。
2作品とも2016年4月開始のアニメで毎週楽しく観ていたのだが、忙しくなって1回観なかったらそのまま積録となっていた。見終えてこの2作品は大変面白かったので感想を残しておこう。
「クロムクロ」はエフィドルグとの最終決戦が始まった第23話「雪に唄う蛙」から第26話「侍は振り返らず」最終回まで4話を一気観した。クライマックスは24話でその後の2話は戦闘終了後日談という内容だ。青馬 剣之介 時貞と白羽 由希奈の関係はどうなるのかと思ったら切ない別れが訪れ、その後に希望が…という綺麗な終わり方に満足だ。続編が作れそうなエンディングだが、果たして製作されるのだろうか?
オリジナルアニメだが、剣之介、由希奈、ムエッタの3角関係をどこかで見たような気がしていたら「犬夜叉」の犬夜叉、日暮かごめ、桔梗の関係に似ていることに気付いた。「犬夜叉」はかごめが戦国時代にタイムスリップして始まる妖怪奇談だが、「クロムクロ」では剣之介が現代にタイムスリップ(コールドスリープ)して始まるSFロボットアニメとなっている。
桔梗と雪姫の復活方法が鬼術とクローン技術の違いはあるが、それぞれかごめと由希奈の祖先である点とか類似点を探すと面白いかもしれない。それでも「クロムクロ」の魅力を損なうことは無い。
「Re:ゼロから始める異世界生活」は白鯨討伐戦に決着の付く第21話「絶望に抗う賭け」から第25話「ただそれだけの物語」の最終回まで5話を一気観した。
白鯨討伐後にスバル達は魔女教の襲撃からハーフエルフの美少女エミリアを救出する戦いに臨むのだが、アニメ制作陣の気力は白鯨戦で尽きた様で作画の質が落ちて盛り上がりに欠け、クライマックスの筈が白鯨戦の後日談感が漂ってしまったのが残念なところ。巨大な白鯨の印象が強過ぎて人間のペテルギウスが弱く見えてしまったのも映像作品ならではの難しさだろう。
スバルとエミリアの和解と言う綺麗な終わり方をしたが、もう少し第2期を期待させる伏線を張って欲しかった。この人気なら間違いなく第2期はあるだろうから尚更だ。
2016年10月開始のアニメでは「3月のライオン」が面白いが、NHK総合でこの1/3(火)と1/4(水)の深夜2夜に分けて第1話から第11話一挙放送があるのは嬉しいところ。CMもないしそのまま一気にBDに焼けるのはありがたい。
さて2017年1月から始まるアニメの中に私の琴線に触れる作品はあるだろうか。