今回は番外編としてオーディオショウにおけるデジカメの話をしたい。オーディオ関連のショウでは他のイベントと異なりカメラを持っている参加者は少ない。だから目立つ様な大きなカメラは持って行きたくない。
またイベントの模様や雰囲気を伝えられれば良いので撮れる写真の画質に高望みはしない。ただし後で機器の型番を確認することもあるので文字が読める程度の解像度は欲しい。
2013年の「東京インターナショナルオーディオショウ」にはオリンパスのコンパクトデジカメSTYLUS XZ-10を持って行った。暗めの部屋が多いので光学5倍ながら明るいレンズを備えたこのコンデジは最適だと思ったからだ。その時の1枚がこちら。
■原寸表示切り抜き XZ-10 絞りF2.7 SS1/30秒 ISO-1000 焦点距離130mm(35mm判換算)
光学5倍でTAD-C600を撮影したカットだがノイズリダクションの副作用で画素がドロドロ、レンズが明るくても撮像センサー1/2.3型では生かせないと痛感した1枚だ。これでは文字が読めず型番が分からない。(涙)
もっとも原寸大で見るからガッカリするのであって、2013年のTIASレポートの写真を見てもらえれば分かる通りオリンパスの絵作りは巧みでどれも美しく撮れている。
さて今年2014年はパナソニックLUMIX DMC-GM1にLUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.Sを付けて行った。いつもLUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8とLEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2を使っているので同梱レンズを使うのはこれが初めてだったりする。(苦笑)
コンパクトで軽いレンズ(φ55.5mm×約24mm 約70g)ながらズームというのは凄いが、沈胴レンズ収納時でも24mmありGM1との組合せるとでっぱりが気になる。使ってみて一番不便だったのはレンズ取り付け位置を示す赤いポッチがないこと。そのせいでレンズ交換に手間取ってしまう。
■原寸表示切り抜き DMC-GM1 LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S 絞りF5.6 SS1/5秒 ISO-1600 焦点距離64mm(35mm判換算)
光学2.6倍でTAD-C600を撮影したカットなのでXZ-10に比べて全然寄れていないものの、ISO-1600でもこのノイズの少なさと解像感。シャッタースピード1/5秒でも光学式手ブレ補正のお陰で何とか文字も判読できる。やはりセンサーサイズが画質を決定すると納得するしかない。
結果は予想通りGM1の圧勝だがキットレンズはF3.5-5.6と暗くすぐ手ブレ注意のマークが赤く点灯する。大きくて重くなるがやはり使い慣れているLUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8の方が便利だ。
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