この連休は千葉県某所で愛犬と投資仲間と秋キャンでございました
激コミでキャンプ環境は悪かったんですが、お天気は最高でとても楽しかったです
さて、経産省から2022年度よりスタートするFIP制度の概要が発表されております。
FIP制度について
というコトで、久々に資料を舐め回してみたいと思います笑
まず気になったのが、資料の初っ端、P1のくだり。
簡単に言うと、FIT制度の導入によって参入障壁が下がり、再エネ展開に一定の効果があったが、更なるコスト低減や導入余地の拡大に至らなかった。。。っとあります。
ん?
ちょっと上記図の青枠の部分をよーく見てください。
パネルの後から増設の事実上の禁止(3%まで)と蓄電池の事後的追加の禁止ルールを作ったのは、何を隠そう経産省、あなた自身ではないですか〜!!!!!!!
例えばパネル増設したら、新設時のFIT単価と増設時のFIT単価でそれぞれパネル容量で按分したFIT単価を設定するとかすればいいのに、増設したらぜーんぶ増設時のFIT単価縛り(=単価落ち)、としたのは何を隠そう経産省。そして蓄電池の事後的追加も、単純にドブに捨てられるピークカット電力を発電家の手出しで回収して系統の安定化にも貢献しようとしたいのに、国民負担の増大とかいう謎な理由で封鎖したのも、経産省、アナタなんですよ。そう、全ての原因はアナタ自身。
つまり、FIT制度に置いて、パネルと蓄電池の後から増設の制度設計を適切にしていれば、今とは全然違う景色があったハズなんですよ!!!
ソレを完全に棚に上げてFITではコスト低減や更なる導入が進まなかったとは、大の大人が良く言えたもんですね。聞いてるコチラが恥ずかしくなってしまいますよ。しかし。
とゆー愚痴を言いだすとキリが無いので先に進みましょう。
ソモソモFIPってなんだ?という方向けに分かり易いページがございました。
ご存じの通りFITは20年間一定価格での買取で、FIPは市場価格(JEPX)に一定のプレミアム単価を載せるという形です。因みにコレだけ見るとNon-FitよりFIPの方がベターだよね、となりますが、Non-Fitは経産省の規制から完全に抜けられるのでこの辺りのメリデメは追って検討要、となりますね。
さて、それではプレミアム単価はどのように決まっていくんでしょうか。該当ページを見てみましょう。
うーむ、コレは中々読解が難しいんですが、プレミアム単価は以下の方程式です。
プレミアム単価=基準価格(FIP価格)−参照価格
うーん、ちょっとまだしっくりこないですね。では解説します。
まず、基準価格(FIP)価格はざっくり言うとFIT単価と同意となります。つまり毎年発電コスト等を勘案して、11円とか、12円とかで決定されます。
次に参照価格は非化石取引市場と卸電力市場(JEPX)に連動して決まると書いてありました。
うーむ、コレだけ見るとマイナスになる場合もある気もしますが、イロイロ恣意的に調整可能なパラメータがありますので、プレミアム単価は恐らく1円とか2円とか、そのあたりに着地しそうですね。
あ、あと重要な点として、諸々の計算は1カ月単位で行われます。つまり、FIP単価は1か月ごとに変動するとお考え下さい。もう少し言うと、FIPってFIT単価が1か月おきに決まっていく、という捉え方でしょうかね。モチロンFITの様な20年固定、という概念も無くなります。
で、前に進みましょう。FIP制度の導入当初はバランシングコストという追加プレミアムがあるようです。
コレはつまり、若干FITに似てるんですが、FIPに早期に移行した人には2022年当初はキロワットあたり1円のインセンティブを上げますよ、というお話になります。このインセンティブは徐々に低減して、どこかでゼロになります。まあ、どーやって決めるのかは分かりませんが、経産省的にはこの辺りのパラメータを活用して、FIP制度の拡大を狙いたいんだと思われます。
で、次に気になるページが!
ん?FIP制度に置いて小売電気事業者と個別契約して売買単価の設定ができる??なんだソレ?ちょっとこのページは当方の読解力では良くわかりませんでした。引き続きウォッチしますがNon-Fitチックなお話に見えます。リスクヘッジができるとあるので、事業家にとっては選択の幅が広がる感じなんでしょうかね。
それと、ソモソモFIPってどんな発電所が対象?という部分は以下を参考ください。
太陽光だけ抜粋しましたが、パワコン50kW未満、つまり低圧は蚊帳の外でございます。で、パワコン50kW以上、1メガ未満は既にFITで運営中の発電所も移行が可能、という形になってます。高圧発電家は要チェックですね!1メガ以上は2020年度より、強制的にFIP制度に移行、という感じになります。
その後、P10からP12でFITバーサスFIPみたいな感じで簡易シミュレーションがあるんですが、うーん。結局FITとFIPでどちらがお得なのかわからない感じですね〜。ただ、経産省的にはFITからFIPに恣意的に移行させたいと思っているようなので、FIPが有利になることは確実そうですね。
で、最後に今後のスケジュールを確認してみましょう。
資料を読むと、FIP最短デビューはFITからの移行認定(50kW以上1M未満)で2022年の6月から。新規認定(50kW以上)で2023年4月から、という感じですね。まだちょっと先な感じです。因みに低圧は相変わらず蚊帳の外ですね☼
というコトで、FIP制度についてまとめると、
・FIPは市場価格(JEPX)にプレミアムが載るイメージ
・早期参入者にはバランシングコストという追加プレミアムがある
・パワコン50kW〜1メガのFIT発電家は最短来年の4月に移行可能
・1メガ以上は強制FIP(ただし最短稼働で2022年6月〜)
・低圧は相変わらず蚊帳の外
・イロイロゴチャゴチャしてるけど、結果として経産省は恣意的にFIPを展開してくるはず
・なので、結局FITやNon-Fitよりも好条件となる可能性が高い
といったところでしょうか。
裏ワザとして、低圧FITを敢えてパワコン増設してFIPに移行、とかできるんでしょうかね笑
というコトで、イロイロ解説してみましたが、上記は資料を読んだ当方の勝手な所感であるという部分と、今この現在、ビールを飲みながらコノ記事を書いているというコトで笑、当方の認識不足や誤解も多々あるかもしれない旨、ご了承の程お願いいたします。
引き続きガンガン行っちゃいましょう〜☼
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※編集後記※
脱炭素、脱原発からの再エネ推進という時代でございます。再エネに関連する制度の新設や変更はまさにチャンスの宝石箱。引き続きアンテナ高くガンガン行っちゃいましょう〜!
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いつもブログを読んでおります。
さて、FIPですが、前回のPV EXPOで経産省と環境省の講演を聞く限り、FIPにはメリットが少ないと考えます。講演では強調されていた点は、電気を逆潮流させる時間帯をずらせば、FIT14円より高い単価になるので儲かると説明がありました。
しかし、その為には、充放電回数に限りがある蓄電池を投資しなければなりません。
又、仮に蓄電池単価が安価になり投資回収が可能なレベルとなっても、逆潮流させる枠は、低圧の場合49.5KWhがリミットとなり、蓄電池に貯めた電気をすべて単価の良い時間帯に逆潮流させることは不可能です。
又、同様な考えの方が、多数発生してきた場合、価格が高くなる時間帯が少なくなり、買取単価は平準化される方向性と思われます。
よって、結論ですが、FITの方が優位性があると思います。固定価格買取なので収支が分かり易いですし、信販も付けれます。
当方の勝手な予測ですが、FIPは収支が安定しないので、信販不可かもしれません。
否定的な意見ばかりで申し訳ありません。
但し、政府が本気ならば、今後は蓄電池が値下がりする矢(制度or政策)を放つと
思われます。
9月27日に東京ビッグサイトでPV EXPOが開催されます。
そこでも経産省と環境省が講演を開くので、公聴してきます。
以上