今日もお天気最悪〜
このような天候の中、明日は北丹沢まで行って、40Kのトレランに参加予定となります。
うーむ、無事に完走できるのか、というよりは大会自体、開催されるんでしょうか。気になります。
さて、昨日の経産省の続きです。昨日書きました通り、
(1)再生可能エネルギー政策の再構築に向けた当面の対応について
は、抑制の話や発電側基本料金のお話と、どちらかというと後ろ向きなお話が多かったんですが、次のアジェンダは、
(2)更なる再エネ拡大を実現するためのエネルギー需給革新の推進 について
ということで、タイトルの通り、基本、前向きなお話中心となりました!
当方が傍聴した所感をツラツラ書いてみたいと思います。
まず、今後の再エネ業界を占うキーワードとしては、P4に書いてある、
@太陽光コストの急激な低下
:新規の太陽光発電の調達価格が住宅用・事業用ともに電気料金パ リティへ
Aイノベーション(デジタル技術)の発展と社会システム(電力システム)の構造転換の可能性
: IoT・ビッグデータ等のデジタル化の発展、電動車シフトの機運高まり、蓄電池の普及
B電力システム改革の展開
:小売自由化(地域新電力の出現)、分散型への期待
C再エネを求める需要家とこれに応える動き
:RE100、 ESG投資等
というお話になりまして、おぉ、夢のあるキーワードが列挙されているではないですか〜!!
ちょっと驚いたのは、ココに来て、@太陽光コストの急激な低下をゲロッている点です。確か従前までの本会議では、「依然として太陽光のコストは高止まり」といった論調だったのに、どーゆー風の吹き回しでしょうか、もはや真実を受け入れざるを得ない、ということでしょうかね。恐らく新聞等の論調もコレを機に変わってくるでしょうね。コレを受けて原子力ムラは一体どー出て来るのか、楽しみですね〜
で、そのコスト低下の部分ですが、P5がポイントとなりますので、見てみましょう。
まず、左の表ですが、赤い数字を着目してほしいのですが、2018年でシステム費用が1Kwあたり28.6万円と言いうことになっていて、この数字を以って、「急激な低下」と言っているようです。
うーむ、そんなに急激に見えますかねぇ(笑)
因みに、世界はどーなっているかというと、本会議の第1回目の資料にデータがあり、
2017年1月時点で10万切ってますね。全然安くなくね?日本w
とゆー感じなんですが、以前このブログで指摘しました通り(ココ)これには多少のマジックがあって、コノキロワットあたりのシステムコストですが、世界はパネルベースで計算していて、何故か日本はパワコンベースになっているようです。何をやってんでしょうかねぇ。今は過積載200%とか当たり前になってますので、それを換算すると、日本は14円程度、という感じになろうかと思います。それでも高いですケドね。まあ、揚げ足取りはこの辺りで止めておきましょう。
で、本題に戻ってP5で重要なのは右下の表です。
家庭用、産業用ともに、FIT単価よりも我々が東電などから買っている電気料金の方が高くなっている、コレを電気料金パリティというんですが、大きな分界点にきてますよ、ということです。
つまりFITで東電に売るくらいなら、自分で使ったほうがお得だよね、という、いわゆる卒FIT時代の到来です。特に家庭用は25円で電気買ってますからね、ココに14円の産業用が参入できるとパリティ幅も大きくなってくる、という考えかたがあろうかと思います。
ということで、コノ卒FITを皮切りに、地産地消型の電源が雨後のタケノコのように林立してくるであろうことは、容易に想像できちゃう、ということですね。
故に上記の絵のように、今までの電気の流れは、中央集権型。電力会社の発電所から皆さんのご自宅や工場へ、という形だったんですが、これからはゲリラ戦のごとく、町のいたるところに電力会社以外の電源がポコポコ出現していて、それを最新のIT技術を使って、常に適切にリバランスしていく時代が来る、ということも容易に想像できちゃう、ということですね。
そしてこのアクティビティに、究極に影響を与えて来るのが、
そう、RE100の取り組み、となろうかと思います。2019年7月現在、世界で177社がコミットしており、日本 企業も19社が加盟を表明しており、世界的な環境意識の高まりにより、この数字はコレからグングン上がっていくことは自明の理、ですね。
ということで、皆さんの野立て発電所も、そのFIT20年の期限が来る前に、早々に卒FITしてしまい、好条件を提示してくるRE100企業やブローカー的な業者に売っていく、という時代が、近い将来来るのかな、と考えております。
ということで、今後の大きなトレンドは上記の通りです。そして次に、皆さん、ようやく蓄電池の話が出てまいりました。いやー、もうちょっと早くやってよ〜、という感じですが、資料のP30〜P34あたりをご参照ください。
要約すると、
・世界的に蓄電池が普及してきている。
・国内においても2018年は7万台と記録的な出荷台数となった。
・蓄電池のコストも下がり続けている
・蓄電池の普及に向けて国も後押し(認証制度の改善、リユースの推進)
という感じで、いやー、そりゃそうですよね。再エネの発電ボラティリティを改善するには蓄電池しか無いわけで、既に世界でも急速に普及していて、日本にもその波が来ない訳がございません。特筆すべきは蓄電技術はEV、電気自動車の普及に完全に乗っかっちゃってるわけで、EVが世界を席巻するのも自明の理でして、これからの主力電源たる再エネにとって、実は蓄電池が主役になって行くのでは?くらいのポテンシャルを感じてしまいました。
ということで、マタシテモ長くなってきましたので、ソロソロクロージングしたいのですが、P41に日本のエネルギー社会の未来予想図がありましたので強調しておきたいと思います。
どーでしょうか、皆さん。もはや地元住民の劣等感に付け込んで田舎の風光明媚な海岸をムリクリ開発して、プルトニウムとか言うモノを燃やして発電などしているバヤイじゃないんですよ。石炭とか言う、前世紀のエネルギー体を燃やして地球を暖めてるバヤイじゃないんですよ。
ご家庭、EV、我々分散型発電所がそれぞれ有機的に繋がって、電気の需給が適切にコントロールされていく、いわゆるそー言ったエネルギー最適活用社会が答えであって、その主力電源が再エネということであって、その一翼を担うのが、我々野立て発電家、という形になって行くんだと思います。
特にサラリーマンの皆さんにとっては、太陽光発電を単なる割りのイイ投資、という発想で参画された方も多いと思います。何を隠そう、このアントレも、最初はそうでした。しかしながら、幸か不幸?か、上述した様なムーブメントに、恐らくこの先数十年間、モロに巻き込まれて行ってしまうという、もはや上げ要素しかない、当初利回りを超越した何かがソコに出現してくることは確実です。コレはモハヤ、我々の代に留まらず、太陽光発電家としての、生業をですね、子孫代々に残していきましょう、イヤ、行くべきかと、イヤ、行く責任が出てきたのかと思います。
皆さん、一緒に頑張りましょう〜〜!!
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※編集後記※
UAT2にご契約いただいた皆さん、この度はありがとうございます。ライセンス登録された方に置かれましては適宜作業を進めておりまして、来週中に次の手順(最後の手順となります)を送りますので、その後ご入金の上、自動運転がスタート、という感じになります。早い方で今月中旬スタートという感じになろうかと思います。引き続きよろしくお願いします。
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