今日は経産省に行ってきましたので、その模様をUPしたいと思います〜!
いやー、久々の経産省でございますw
今回もまたしてもチャリで行ってしまいましたw
港区のレンタルチャリを卒業して、新調したマイ折り畳みチャリです。コレが中々使い勝手がよく、軽くてすいすいよく走ります。家から約30分でございました〜
ということで、よいよ会議の始まり始まり〜
今までの会議に比して、結構熱気ムンムン。再エネの今後を占う(カモ)会議ですからね。
いやー、それにしても、マタシテモ浮いてしまいました。当方とお会いした方はご存知と思いますが、当方、夏はほぼ毎日短パン。この会議に短パン&グラサンで傍聴しに来たのは当方一人だけ、ということで、何て言うんでしょうか、場違い感がハンパなかったんですが、まぁ、いっか(笑)
ということで、会議が始まりました。
主なアジェンダは以下でして、特に(1)はどんなお話になるんだろ、っと期待していたんですが、、、ちょっと消化不良、という感じでしたね。個人的には。
(1)再生可能エネルギー政策の再構築に向けた当面の対応について
(2)更なる再エネ拡大を実現するためのエネルギー需給革新の推進 について
資料については以下をご参照ください。
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/016.html
で、(1)ですが、何こっちゃない、抑制の話と海洋風力の話と発電側基本料金の話、という感じで、再エネの政策の根本をどうするのか、というようなお話は出て来ませんでした。いやー、肩透かし。
しかしながら結構、聞き捨てならない、お話も出てましたので、共有したいと思います。
まず、九州電力で出力抑制が発生しているのは既知の事実でございますが、簡単に言うと、認定取得日に応じて、抑制が入る発電所@と入らない発電所Aがございます。特に高単価案件はAに該当するんですが、この度、どーやらAも含めてぜーんぶ抑制対象にしちゃいましょう。ということがほぼ決定されました。
え?あ、あ、後だしジャンケン??
っと思ってしまいますが、FIT法にはどうやら以下の記述があるようです。
FIT認定事業者は制度上、認定取得日や発電規模によらず「出力抑制に協力すること」とされており、各事業者においてもその旨を遵守することに同意したうえで事業計 画書を提出している。(FIT法第9条第3項第1号、同施行規則第5条第1項第4号)
な、なるほどぉ。ということで、FIT法ではそーなってる。電力会社との受給契約ではそーなってない、との事で、対象の発電所については電力需給契約の契約変更を行う、そしてオンライン制御が可能な出力抑制パワコンを後付けで導入してもらう、どーやらそーゆーことになってきそうでございます。
はぁ、一体何をやってんだか。という感じですが、既に出力抑制対象で制御パワコンを投入済みの当方にとっては、仲間が増えてラッキーっと、ちょっとだけほくそ笑んでしまいました(笑)
ソモソモ、抑制が発生しないような仕組みの検討が大事なはずだと思うんですけどねぇ。
太陽光を目の敵にして抑制したがる誰かがいるんでしょうかね。どこかにw
次、海洋風力の件は、睡眠時間で居眠りしちゃいました(笑)
そして次は発電側基本料金のお話です。
コレ、超シンプルに言うと、系統の使用料を発電事業者側に転嫁しましょう、というお話でして、未来の新規参入組については単純にそーすりゃいいんで分かりやすいんですが、既に発電を開始しているFIT事業者にもどうやら負担させましょうという話が出ております。一方で、FITというのは当初設定された諸条件におけるIRRがある程度決まっており、コレマタ後出しジャンケン的に、費用負担が発生するなど、FIT制度の根幹を揺るがす話なので、ありえんでしょ、という話もあり、議論が拮抗してまして、マダマダ結論が出ない感じです。
うーん、何やらキナ臭いぃ
モチロン金額にもよりますが、後出しジャンケンはいかんですよ、しかし。
ある委員が「FITは当初のIRR前提で進めている。事業者のほとんどは銀行返済もあるはずで当初想定外の追加コストを後出しジャンケンするのは困るはずだ」と言ってくれたんですが、別の委員が、「認定取得後にワザと長期間寝かしてパネルが下がりきった時点で売電開始するような事業者も一定存在する。そういう事業者は逆に当初予定のIRRを大幅に上回る利潤を享受している。IRRを維持すべしということなら、そういう事業者は利潤を返納すべきだ」という、何て言うんでしょうか、傍聴席の最後列にいる当方に向けた発言に聞こえてしまい、思わずフキそうになりましたが(笑)、この委員、中々旨い切り返しをするではないですか。サスガ東大の先生のお話でございましたw
ということで、前半戦はこんな感じです。
総じて、制度の歪というか、当初想定していなかった部分のリカバリーをどうするか、という論点でしたね。まあ、突貫工事で作った制度であったのも事実ですし、何でもかんでも後出しはダメだ、とか、そーゆー子供の発想も良くないのは理解してますので、一つ一つ丁寧に議論、方針決めしてもらいたいものです。結果後出しが合理的だとか、後出しでもそれほど大勢に影響はないとか、そういう部分は当方は大人なので(笑)、割と寛容です。でも、絶対反対!という発電家も多いんでしょうね。お気持ちわかります。裁判とか頻発しちゃうリスクもありますよね。本件これからも目が離せませんね。
そして、次は以下のアジェンダです。
(2)更なる再エネ拡大を実現するためのエネルギー需給革新の推進 について
コレは中々夢のあるお話でございましたが、長くなりましたので一旦切りたいと思います〜!
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※編集後記※
それにしても出力抑制ってイケてないですよね〜。RE100で争奪戦が始まってる太陽光電気をナゼ捨てる!アホですか?という、シンプルなお話です。しかも最近は過積載の発電所が殆どですので、ピークカットで電気を捨て、出力抑制で電気を捨てる、しかも捨てるためのパワコンも新調しないとイケない、捨てる側もぼーだいな事務作業に追われる、という、もう何て言うんでしょうか、コレこそ制度設計が歪んじゃってんじゃないでしょうかねぇ。それと以前記事に書きましたが、以下の件がございます。
https://fanblogs.jp/antre/archive/1067/0
何とコノ出力抑制、九電地区では火力発電所がまだ対応できていない状況がございます。
ご存知の方も多いかもですが、出力抑制の順序は火力→再エネ→原発の順になってます。
おいおいおいおい、火力への打ち手が先だろう。
トーダイセイ、何とかしてくれ〜!!
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