<個人的な評価:10点中8.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
ある日、ミナは贈り物を届けに指定された場所へ向かうが、地図にない森で迷子になってしまう。
避難先のガラス張りの部屋には見知らぬ3人の男女がいて、毎晩、正体不明の化け物が訪れ、彼らを監視するような状況に陥る。
B級ホラーかと思って観始めたが、意外にもストーリーがしっかりしており、オチも良かった。7
森に閉じ込められた主人公ミナが、最後には無事に脱出できるのが良かったし、脱出後の結末も面白かった。
化け物の正体が宇宙人かモンスターか、それとも人間なのかと、ずっとハラハラしながら観ていた。
そして正体は、なんと古代の妖精だった! 妖精と聞くと可愛らしい小さい生き物を想像しがちだが、この作品に登場する妖精は、人間よりも大きく恐ろしい姿をしており、リアリティを感じさせる。
映画『パンズ・ラビリンス』に登場するような妖精に似た印象だ。 さらに、最後にマデリンが妖精と人間のハーフリングであることが判明するところも興味深かった。
単なるホラーではなく、家族愛や過去の罪悪感、人間の本質とは何かといったテーマも織り交ぜられていて、見ごたえがあった。 ミナが双子であることにも意味が込められており、良い設定だと感じた。
マデリンも新たな仲間を見つけられるのだろうか。