『Game of Thrones 〜 ゲーム・オブ・スローンズ』
シーズン1感想★3話〜10話(最終話)
シーズン1感想★3話〜10話(最終話)
シーズン1、全て見終わりました。とても面白いドラマですね。
かなり残酷なグロ要素が多く、大人向けシーンがとっても多いんですが、話がとても深く引き込まれてしまいます。
メインのスターク家の子供たち6人が、バラバラになっていくのが悲しい・・・
ワンピースの作者の尾田栄一郎さんもはまったドラマ・・・
本当に面白いですよ。たぶん、ワンピースが好きで、考察するのも好きな大人の方は、このドラマも面白いと思うでしょう。子供向けドラマではないので注意。
さて、私は英語版を観ているので、日本語版を観ている日本人とは感想もちょっと違ってくると思いますが、基本は同じドラマだと思います。細かい内容までは書きませんが、シーズン1でおこった事、それに対しての感想を少し書いていこうかなと思います。
この壮大な物語は色々と場面があり、それぞれで話が進んでいて、絡み合っています。
まず、七王国にて。
人間関係が凄くドロドロです。昼ドラとかは知りませんが、たぶんそこらへんの昼ドラと比べられないほど、ドロドロしています。ロバート王と、サーセイ王妃の子供とされている三人の子供達は、三人とも全員、実は王の血は引いていなく、サーセイとサーセイの双子の弟ジェイミーとの近親相姦によって生まれた子供達です。ロバート王は、狩りによって致命傷を負い亡くなります。子供達が自分と血が繋がっていない事にも気づかずにお亡くなりに・・・
もちろん、長男のジョフリー王子が後を継いで王に君臨するのですが、こいつ、かなりの社会病で、頭が悪い上に、残酷、卑怯でドS。一応、ハンサムという設定で、当初はスターク家の長女サンサも恋をしていて、婚約者になれた事を喜んでいたが、すぐにジョフリーが最悪な奴って知ります。しかし、12、13歳で婚約とか、中世はすごいですね。家の為に子供が子供のまま婚約、結婚させられる。子供が王様になる・・・そりゃ賢い王様だったらいいけど、どんなに根は良い人でも、子供であるがゆえ、大人から振り回され、操り人形になってしまう世界なんですね。ジョフリーは子供とはいえ、根性が腐ってるどころか、気が狂ってますけどね。近親相姦でできた子だから、かなりおかしいのかもしれない。幸いなことに、ジョフリーの妹と弟は普通っぽいけど。
ロバート王が死んだところから、話はどんどんダークな展開になっていきます。
ジョフリーがロバート王の血を引いてないと気づいたのは、スターク家の大黒柱であるエダード。エダードは“王の手”の義務を果たそうと尽くしますが、正義キャラなんで、黙ってられなかったんでしょうね・・・うーん、家族の為を思えば、黙ってた方が良かった。知らないふりをした方が良かった・・・けど、エダードは、間違いを正そうとするんですね。何も知らずに死んだ王様の為にも。エダードは、リトルフィンガーに命じて、“王都の守人”の都市警備隊にサーセイを逮捕させ罪に問おうとしますが、このリトルフィンガーって奴は曲者。作中で私の嫌いなキャラトップ3に入る。絶対に信用できない男です。エダードはこいつに裏切られます。エダードは逆に逮捕されるんです。
ここが、このシーズン1で一番悲しくて残酷な場面だったな・・・
サンサとか凄く可哀想。
サンサは父親の為に婚約者であるジョフリーに、「父があなたを王様を認めて謝罪をしたら許してあげて」って言うんです。13歳の若く純粋な娘が、必死にお願いするんです。最低なジョフリーは、サンサの為ならって、約束したにもかかわらず、土壇場でジョフリーは裏切ります。そもそもジョフリーとかいうクソガキは、面白ろ半分で政治をして、人を痛めつけ、それをゲーム感覚で楽しんでる気狂いなんです。エダードは死刑になってしまいます。サンサの目の前で。アリアも密かにこれをみていました・・・
ここで『五王の戦い』と後に称される内戦が突発します。
スターク家の子供達は、バラバラになってしまいます。
・ 長女サンサ: サンサは、まだジョフリーの婚約者として、王都で過ごします。いわば、人質ですね。サンサの想いは計り知れないでしょう。ドSで頭がおかしいジョフリーは、父親の首をサンサに見せ付けたり、その反応を面白がったりして、虐めています。最低な奴です。サンサは、それでも我慢します。内心は、もうジョフリーへの恋心なんか微塵もないでしょう。サンサが、言う事を聞く良い子を演じつつも、隙をみて、ジョフリーを突き落とそうとしたのは笑いました、失敗に終わったけど。
・ 次女アリア: 王都で剣術の師匠を父からあてがわれ修行をしていたアリアは、暴動が起きた日に、王都を逃げ出します。剣術の師匠もころされてしまい、彼女の運命もここから変わっていきます。貴族から乞食に転落です。サンサとは別の意味で、辛い日々が待っています。父処刑の日、乞食になったアリアは父を救おうとしたけど、冥夜の守人の新兵募集係のヨーレンに止められ、父親の処刑の場面を見ないで済みますが、近くで父が処刑された事実は変わりません。何もできない彼女の辛さ、きっとジョフリーをころそうとしたに違いないけど、止められて良かった。そこから、アリアは世間では行方不明という事になります。アリアの人生、かなり壮絶です。ワンピースの尾田先生も、女剣士を描くのなら、これを参考にしてほしい。ワンピースで珍しく私が苦手なキャラ、たしぎとかいう刀が好きなわりに構えさえもおかしい、男女言うくせに、誰よりも女々しくロングヘアでピンクコートでチヤホヤされてる甘ちゃん大佐は何か違う、なんか色んな意味でダメ。口だけの無能じゃなく、こういったガチで真剣な女剣士を描いてほしかったな。アリアの人生はほんとうに壮絶。生意気でウザイ子供だけど、彼女は信念が強く、才能もある。良い意味でも悪い意味でもアリアは残酷です。平気で人をさくってころしてしまいます。兄からもらった大事な剣を片手に。シーズン1では、まだ描かれないけど、最終的にアリアは、名前も己も捨てて、顔のない暗殺者として生きていきます。こういったガチで覚悟あるヤバイ女剣士、ワンピースでも出てこないかなぁ。
・ 長男のロブ・スターク。彼は、北部人の軍をリヴァーランドに率いて母方の祖父であるホスター・タリー公とともに、父の敵を討とうとします。父に似て勇敢で正義感あふれる彼も、この先の人生で、信じては裏切られ最悪な結末が待っていますが、シーズン1ではまだ。
そして、壁とその北にて。
スターク家で落とし子として差別されながら育ったジョン・スノウは、壁で北方の脅威から七王国を守る叔父ベンジェンに刺激を受け、冥夜の守人ナイツウォッチに加わることを志願してウィンターフェルを離れます。彼は差別はされてきたけど、継母のキャトリンからは嫌われてたけど、腹違いの兄弟とは全員仲がよく、アリアに剣をプレゼントをしたのも彼です。父がころされたと知った時、彼も復讐にいこうとしたけど、仲間に止められます。彼はもう“冥夜の守人ナイツウォッチ”だから。その後、メイスター・エイモンはジョンを呼び、なぜ冥夜の守人が結婚しないのかを説明し、それは愛する家族への忠誠心と、規則を守る義務の間の苦しい選択を避けるためだと言います。
メイスター・エイモンは実は狂王エイリス・ターガリエンの叔父であり、デナーリス・ターガリエンの大叔父にあたるエイモン・ターガリエンです。ターガリエン家が王位から追われ、親族が殺され追放されるのを壁から見守るしかなかったため、その辛さが良く分かると言います。このメイスター・エイモンは、味方で、好きなキャラの1人です。エイモンは、ジョンは冥夜の守人への義務と家族への義務のいずれかを選ばなければならないと言い、いずれにしてもその選択の結果は、ジョンの残りの人生に付きまとうことになると言います。ジョンは、冥夜の守人として、壁に残ります・・
海の向こう・・・
ターガリエン家の生き残りであるヴィセーリスと妹デナーリス。デナーリスは野蛮族であるドスラク族の族長であるカール・ドロゴの結婚します。妹デナーリスも私の好きなキャラの1人。精神的に強いです。望んだ結婚じゃないのに、まだ13歳で若いのに、それでも、卿に入れば卿に従えをわかっており、一生懸命に、夫になったドロゴを理解しようと努力します。私はどんな形でも努力家が好きです。努力して成果を出しているキャラはなおさら好きです。若いのにデナーリスは賢い。デナーリスが努力をした結果、夫とも心を通わし、愛されます。兄のヴィセーリスは嫉妬しますけどね。こいつはクズです。妹に嫉妬して妊娠した妹に暴力をふるい、ドロゴにも反抗したため、「溶けた黄金の王冠」を頭からかぶらされて、ころされてしまいます。でも、ざまあみろ、とは思った・・・
その後、ドロゴは闘いの傷が悪化します。デナーリスは、女妖術師に夫を助けるようにいいます。しかし、命を助けるためには対価が必要。デナーリスは馬の命と引き換えにといったけど、女妖術師は、デナーリスが知らない間に、胎内の子を殺し、戦傷が悪化したドロゴを植物人間にします。胎内の子供も失い、夫も植物人間に。ドスラク族の人々も去っていき、デナーリスは悲しみます。そして、植物人間になった夫を自分の手で、ころします。これ辛いだろうな。若いのに、辛いキャラばっかりだ。女妖術師はデナーリスの怒りをかったので、火あぶりにされてしまいます。これも、ざまあみろとは思った。安楽死させられたドロゴの火葬の際、デナーリスはドラゴンの卵と共にその炎に入ります。しかし、彼女の身は焼かれず、「ドラゴンの末裔」である事を証明する。炎の中で3匹のドラゴンも孵化しました。
ここ、シーズンで一番感動した。やはりデナーリスは、ただの人間ではない。彼女には何か力があるんでしょうね。
まさ先の展開はわからないけど、デナーリスが、真の王(女王)になるのかなーと予想をしています。
彼女はまだ若い、若すぎる。彼女の選択が全て正しいわけではない。けど、彼女には特別な力と魅力があり、根は良い。正義の為に努力をしているキャラです。デナーリスとドラゴンの成長が楽しみですね。
ここまで観て私が好きなキャラは以下です。
↓
サンサ: 若いのに可哀想。心配。可愛い。幸せになってほしい女の子。
デナーリス: 若いのに賢い。努力家。神秘的な美人。応援してあげたくなる女の子。
ジョン: カッコいい。不幸な待遇なのに兄弟思い。
ティリオン: 賢い小人のオッサン!!ドロドロしたラニスター家の中でも常識人で悪い人ではないかも!
成長が楽しみな注目キャラ。
↓
アリア: 貴族から乞食に転落した悲劇の女の子。剣の才能どころか殺しの才能もある。まだまだ子供だけど成長が楽しみです。強い女キャラはみていてワクワクします。
むかつくキャラ、嫌いなキャラ。
↓
ジョフリー: 社会病。子供だけど悪。人を痛めつけるのが好きで人の気持ちがわからない病的な悪。ワンピースでいえば、天竜人より酷い。ハンサム設定なので、純粋な女の子は最初は騙されます。
ヴィセーリス: 身勝手で傲慢。自己中心的。賢くない。妹を利用する兄。利用したはずの妹より立場が下になったら妹に嫉妬する情けない男。
おっしゃる通りかなりグロいですけどね。
ワンピースに似たキャラもいて面白いです。
小人のテイリオンは僕も好きです。
ウソップに似てますよね。
シーズン5まで観ましたが本当に性格がウソップそっくりです笑
自分のできる事を精一杯やり頭もキレる、良い意味でのホラ吹きが得意とか。
グロ描写がひどいので嫁は嫌ってますがそれを減らしたら子供受けもするのになと思いました。