<個人的な評価:10点中8.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
ニューヨークのマンハッタンが舞台で、登場人物は、お金持ちのお嬢様2人!!
大人になりきれない伝説的ロックスターの娘・モリーは、ある日、父親の遺産を会計士に持ち逃げされてしまう!!親の残した遺産で、自由気ままに生きてきたモリー。急に、日々の生活費にさえ困る身分となったモリーは、生まれて初めての職探しを始める!!そんな彼女が行き着いたのは、生意気でかわいげのない少女・レイのベビーシッターだった。
モリーが大人になりきれない理由が、悲しい。両親の死後、8歳の時から、彼女の時は止まっていたのかもね。あの時の自分と同じ年齢のレイと出会い、モリーは、ようやく大人になる一歩を歩み始めたんだと思う。親や大切な人の急死って、悲しいだけじゃなく、時が止まってしまう感覚なんだろうな。
モリーが、あんな性格になってしまった原因がわかるからこそ、切ない。
それにしても、モリーのまわりの友達も良い人達だね。特に私は、親友のイングリッドが、好き。モリーと性格正反対で、しっかり者。でもモリーを見捨てる事なく、モリーに大人になってほしいと、サポートしつづけてるよね。
レイの父親は最後、死んでしまったか。でも、レイの母親は、ようやく娘と向き合うようになったかな。
最後はハッピーエンド。
あのイケメンのニールも、実際は悪い人ではなく、ちゃんと、モリーの事を考えてたね。
あの最後のコンサートは泣ける。
モリーは、ようやく、自分の才能(ファッションセンス)に目覚めて、デザイナーになるのかな。
なんだかんだで、悪い人がいない映画で、とても心が温まる話だった。
ああ、モリーの財産を持ち逃げした会計士は悪い人だったけどね笑。顔すら出てきてないけど笑。
ただ、それがキッカケで、モリーは、レイと出会い、自分を見つめなおす事ができたから、これも人生の教訓だ。
私も裕福な家庭出身だけど、母は、専業主婦で、子供の教育や育成に熱心にかかわりたいタイプの母親だから、母が旅行やパーティーに出席する時など臨時のナニーはいても、私には付きっ切りのナニーはいなかったな。私が通ってた学校では、まわりの友達は、大体、住み込みナニーや家政婦がいたから。そのあと、スイスやイギリスの田舎のボーディングスクールに転校してった友達も結構いたわ。普段の生活で、親とほとんど関わらない人達が沢山いたよ。共働きならしょうがないけど、父親に愛人がいたり、母親が、専業主婦で働いてないのに、マージャンや買い物に夢中で、子供はナニーや家政婦任せの家庭もあった。私の最初の彼氏がそうだったし(父親は絶賛不倫中だった)。今思うと彼は寂しかったのかな。私の家に、入れびたって、ただ飯を食いまくってたな、私の母親や祖母に甘えてたのかも。まあ、裕福でも、色んな家庭の事情があるからね。親子の在り方に正解はないだろう。
ただ、私は幸運だったのだろうと思う。だって、映画の中のレイみたいな子供時代って、寂しいと思う。