<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
「The Pale Horse」アガサ・クリスティーの原作とは良い意味で、最初の切り口や方向性からして違った。
良作ミステリーをオカルト風に描いていて、主人公のMarkがかなりの曲者。
美しい妻のロボットじみた完璧な造作が美しすぎて逆に怖い。こういったオカルト風ミステリーは大好き。
個人的に、原作より好きだね。
Mark のキャラが、原作と全然違うけど、そこがまたいい。Mark はこの作品では、自己中な悪人。
ただ犯人は彼ではない。犯人に関しては、原作と同じ。だから、この作品には悪人が二人いる。一連の殺人事件の殺人犯&Mark。
怪しいと思ってたけど、最初の妻を殺害したのはMark なんだね。そのあとも自分に都合が悪くなったら、隠蔽や犯罪を重ねるし。
結末、Mark は殺人犯の犯人を撲殺したが、Mark 自身はどうなったのか??
彼も死んだのか?だとしたら誰が彼を殺したのか?妻が殺したのか?それともMark は気が狂ったのか?
気に入らない人を殺してくれる暗殺サービス。しかも、事故にみせかけて自然に。
恐ろしいけど、確かに便利なサービスだな.... と思ってしまう私もヤバい。
でも生きていれば、邪魔な人、嫌いな人、1人2人ぐらいはいるよね。
普通は殺さないけど。でも自分は手を汚さず、敵が自然と消えてくれるなら...と願う事は、人間なら経験あるのでは。そんな人間の心理を利用した殺人代行サービス。
面白い!
最後までみると、かなり論理的に説明できる人間による殺人なのだが、前半はオカルトなおかげで、もしかして魔女の呪い?と思わせるような雰囲気がいい。
アガサクリスティーのリメイクの中では、良作。
オカルトミステリーが好きな人はお勧め。