<個人的な評価:10点中6.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
久しぶりに日本の映画。映画館では観ないけど、Amazon Primeで無料で観れたので観た。
サイコサスペンスかなと思ったが、どっちかっていうと少しホラーが入ったカルト系だなと思った。
私はカルト系のホラーが好きなので、テーマやコンセプトは面白いが、父親役(玉木宏)以外の演技がちょっと酷いよ。特に主演。これ邦画によくある事だけど、なんか演技が、アマチュアや学生の文化祭の舞台を観ているような気分。これでプロの俳優って納得いかない。見た目だけで選んでいるんだろうか。個人的にタイプの見た目ではないけど、日本は俳優を見た目で選んでいる感はする。だから映画とかで韓国に負けるんだよ。そこらへん、やっぱりアメリカやイギリスや韓国は演技重視に思う。もちろん見た目も大事にしてほしいけど。ただ、日本は演技そっちのけ感がする。見た目に関しても似たり寄ったりの顔だし、個人的に特別な美形でもないし。だったら演技の方をしっかりしろよ!プロの俳優なんだから。特にさ、ババアがお父さんに殺されている場面、時間あったのに、3人とも、突っ立って、その場にいるだけ。見ているだけ〜。殺人を止めないなら、せめて逃げ出すか、もしくは脅えろよ。脅えているようにも見えないし笑。自分のセリフの出番を待っているだけなの? まるで小学校のお遊戯会のお芝居みたい。萎えた。
しかし、演技はともかく、内容はなかなか面白かったと思う。
不気味感があった。妹の仮面も不気味だし。
演技は酷いけど、雰囲気はいいんだよね。
ただ、途中から予想できる展開だったから、もう一押し、どんでん返しがあったら、もっと面白かったけどね。
あと、かなり怖い場面があったよ。貞子計の幽霊ホラー映画より怖い場面かも。ちょっとトラウマになる人はなるかも。怖い場面っていうのは、目が急に、くるくる回るところかな。人間業ではないね。怖すぎる。
お父さんは催眠術で、操っているのかな〜と思ったが、お父さんは催眠術師というより、錬金術師でした笑。そう、そこらへんが本当にカルトホラー。
催眠術だったら、リアルでもあるけど。
この作品の場合は、魂の交換をしているようなので。そして、なんとウサギを入れ物にしている。
しかし、それだったら、何で、途中で、純くんは目が覚めたの?
それは、お父さんは、優秀な催眠術師でもあるからだろう。
だから、最初に純くんにかけたのは普通の催眠術で、鈴の音が鍵。
そして、最終的に純くんに、やったのが錬金術で、魂の交換。
お父さんは、表向きは精神科医。実際は催眠術師。そしてさらに錬金術師でもある。
そんなとんでもない奴でした!!!
この方法だったら、永遠の命も可能だな。
魂を入れ物にいれるだけだから置いたら、新しい入れ物に憑依するだけ。
で、タイトルの『この子は邪悪』って誰を指しているんだろうかと思ったが、おそらく、最後に出てきた『赤ちゃん』が邪悪なんだろう。この赤ちゃんの正体は、お父さんだよね。死ぬ間際で、自分の魂を赤ちゃんに入れかえ、生き延びた。
だから、邪悪なのはお父さん。
でも、これタイトルも??だけど、お父さんは本当に邪悪?
確かに、この映画的には黒幕だし、けっしていい人ではないし、人殺しだけどさ。
でも、邪悪???
元々は、虐待された子供たちを救いたい心があったし、家族をとても愛していたんでしょ。
その愛情がかなり歪んでしまったキャラであって、決して、邪悪ではないと思うんだけどね。
邪悪っていうと、悪魔とかサタンとか怨霊とか、そんな感じなんだけど。
だから、イマイチ、ぱっと来なかったな。
タイトルと内容がリンクしていないなとは感じた。