<個人的な評価:10点中4.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
『夜のとばりの物語〜醒めない夢 (2011)』は、それなりに面白かったんだけど、これは、ストーリーが微妙だった。光と影のコントラストや、独特なアートは素敵だし、美術的要素は良かったが、ストーリーだけでいうなら、10点中3点。美術的要素が素敵だったから、そこだけは評価する。しかし、ストーリーは、痛いナルシストが作った安っぽい物語だ。個人的には受けなかった。クズな主人公や姫を正当化して美化しているストーリーが目立つ笑。もちろん、まあまあ面白いストーリーもあるけどね。タムタム少年とか。
狼男 Le Loup-garou
ある姉妹が同じ騎士の青年に恋をした。妹の絶望を横目に青年の心を奪った美しく要領のいい姉。しかし、人々に祝われ婚約をしたその日、姉は青年が満月の夜に狼へと変身してしまう狼男だったことを知る。
うーん笑。姉姫が悪い人って設定だけど、なんだか、こういう系のストーリーって古今東西、いっつも妹が美味しいところをもっていくよね。なんでなの。他のストーリーでもさ、姉はいつも意地悪役とか、末娘が一番かわいいとか。シンデレラの時代から変わってないよね。たまには姉が良い人で、妹がクズでもいいじゃん。
個人的評価:5点(10点満点中)
ティ・ジャンと瓜ふたつ姫 Tijean et la Belle-sans-Connaître
カリブの島で口笛を吹きながらのんきに散歩をしていた少年は、いつの間にか死者の国に迷い込んでしまう。そこで美しい娘「瓜ふたつ姫」の噂を聞いて会いに行こうとするが、巨大な蜂やイグアナに行く手を阻まれる
面白いストーリーだが、この主人公の少年は自分から、見知らぬ姫と結婚したいって言ったのに、結局最後は、故郷に恋人がいるからって言い訳をして断ったけど。うーん??恋人がいたのに、見た事もない女と結婚したいって言ったって事だよね。美女って聞いて。恋人いたのに?え??で、実際に娘をみて、タイプじゃなかったから断ったんだろ。うーーーん?あれ?おっかしいな。恋人いたのに、そもそもなぜ、最初に姫が美女だって聞いて結婚したがってたの?微妙。笑。死者の国じゃなくて、タイプの美女だったら、自分の恋人を捨てて、新しい美女に乗り換えるつもりだったよね。でも、助けた動物たちが恩返ししてくるストーリーは良いけどね。ありきたりというか...いや、主人公、浮気者なクズって事じゃん。
個人的評価:5点(10点満点中)
黄金の都と選ばれし者 L'Élue de la ville d'or
黄金の都では年に4回、守り神への生贄として若くて美しい娘を捧げる。生贄の候補となった娘は、自分が美女であることを嘆き悲しんでいた。その風習を知った青年は、生贄の娘を救うために守り神へと立ち向かう。
ありきたりなストーリーの上に、自分が一番嫌いなタイプ。美女が生贄とかありきたりだし。よそ者の癖に、見た目だけで人を判断し、考えもなしに都を滅ぼす。生贄文化は、個人的に残酷だと思うが、別に賛同も否定もしない。それで救われた人も運が悪かった人もいるだろう。綺麗事だけで世の中はうまくやっていけないよ。とりあえず、ぽっとでの癖に他人の文化や国に難癖つける奴は童話だろうが嫌いだし、美女ってだけで相手の事を知らずに考えもなしに、アタックする奴も嫌い。主人公のバカ青年には一切共感できない。で、次は、あの二人が教祖様になるのかな?きっも。よく知りもしない人と見た目だけで恋におちる事ができるな。友達や恋人にかかわらず、長年深く知っている人しか愛せない私にとっては、一切受け付ける事ができないタイプのラブストーリーだな。自分的に共感できない。よって面白くない。低評価の理由なんてそんなもんだよ。
個人的評価:1点(10点満点中)
タムタム少年 Le Garçon tam-tam
アフリカの小さな村で、日がな手当たり次第に物を叩き続ける少年タムタム。しかし、村人たちからはもっと役に立つ事をするようにとうるさがられていた。そんな彼の夢はいつか「魔法の太鼓」を手に入れることだった。
これは結構、好みの良い話だった。アフリカらしい踊り!!太鼓!!タムタム少年&賢い王女が村を救った!
個人的評価:7.5点(10点満点中)
嘘をつかなかった若者 Le Garçon qui ne mentait jamais
国王の愛馬メロンギの世話をする若者は、決して嘘をつかないと言われていた。そのことを国王から聞いて大変驚いた隣国の王は、若者が嘘をつく方に領土の半分を賭け、美しい自分の娘を刺客として送り込む。
うーん。姫がクソ過ぎる。美化されているのが、なおさらクズ度アップ。若者も美人だからって、なんでこんな女がいいの?当初、物語のナレーターの女優は、この姫がクソだから最後を変えたっていったけど、むしろ、美化せず最後までクズ女のままの方がいい。クズ女が美化されるほど胸糞悪いものはない。そして、結婚エンドはいらない。結ばれるエンドじゃなくて、若者にフラれる展開の方がいいんだけど。死んだ馬が可哀想だ。
個人的評価:1点(10点満点中)
鹿になった娘と建築家の息子 La Fille-biche et le Fils de l'architecte
建築家の息子チボーは恋人モードと愛し合っていたが、彼女には魔術師の婚約者がいた。嫉妬した魔術師の魔法で鹿に変えられてしまったモード。彼女を元の姿に戻すため、チボーは愛撫の妖精に助けを求める。
個人的にストーリーは微妙だが、映像が綺麗。他の全ても映像が綺麗なんだけど、これが一番綺麗と感じた。ゴシック建築や妖精の住処。ただストーリーはイマイチだ。
個人的評価:4.5点(10点満点中)
映像は綺麗だが、たぶん脚本家と私の価値観が違いすぎるな。
一切共感できない恋愛脳的な微妙なストーリーが多くて残念。ナレーションの女優ポジションのキャラとか、特に嫌な感じのナルシストっぽくて、生理的に苦手。
もちろん面白いストーリーもあったけど...
てか、なんだかんだで、タムタム少年のストーリーが一番良かった笑。
ラブストーリーは、基本的にほぼ共感できるものが少ないので、いつも避けているが...映像美に惹かれて観てみた。