『The Sinners/The Color Rose (2020)』
<個人的な評価:10点中4.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
ゴシックサスペンスかと思ったが、思ってたものとは違った。個人的には微妙。
メインの金髪で細い女の子が可愛かった...
それ以外は微妙。
ストーリーも演出も微妙だった。せっかく7つの大罪があるのだから、それぞれのキャラと、その罪について、もっと深く掘り下げてほしかったかな。途中から誰が犠牲になったのかも、ぐちゃぐちゃしてて、暗くてわからない。
薔薇を口にくわえている死体のポスターからして、観る前は、ゴシック風のストーリーで、ゴシック建築の名門カトリックの私立の女子高でおきた宗教にまつわる怪奇事件のようなイメージを想像していたが、実際は、ゴシック建築もゴシック要素も妙な儀式以外は特にこれといったものはない。宗教要素はあったが、カトリックではなく、プロテスタントっぽかったかな。
個人的には、カトリック系の聖堂や、ゴシック建築の校舎を舞台にした方が雰囲気が出ると思うんだけどね。
実際の舞台は、小さな閉鎖的な町と、そこにあるキリスト教の学校。
そして、主人公たちは、その学校に通う生徒7人を中心にした物語。
宗教的に厳しい牧師一家、そして反発する娘。でも、別に根が悪いわけではない。罪悪感がある時点で、根は誰も悪くないのだ。
この宗教的な背景をみて、日本人はどう思うのだろう。
日本はどうだか知らないけど、こういう学校は海外では多い。私が住んでたアメリカやシンガポールにもあったし、ヨーロッパ各地、アジア各地にもある。
小さな町ではなく、もっと大きぼな色んな国の人たちが通うインターナショナルスクールではあったが、私が通ってた学校もキリスト教の学校だったし、とある学校は聖書の時間もあった。
日本人じゃない私からすれば、日本は不思議なくらいに妙な宗教嫌悪があるから、その宗教にたいする嫌悪感が、逆に宗教っぽく感じる事もあるけど...
Atheist っていうんだけどね。訳すと、無神論者。
ある意味、それも一種に宗教のみえるけどね。無神論教という宗教。
日本に住む前は、日本は万の神々の国で、神道という素晴らしい信仰がある国だと思ってたが、実際に日本人と話すと、無神論者が他の国より思いのほか多くてカルチャーショックを受けたのを覚えている。
でも、初詣や正月や法事なのでは、ちゃんと仏教、または神道の方法で、行っている人も多いので、それまたびっくりだ。
私は、仏教徒の家庭で育ったけど、教育はほぼキリスト教の学校だった。日常的には、そこまで宗教にたいする話も、特別なお祈りもしないが、母は、仏教にとって大切な日には、お祈りをしたり、お寺にいったりする。ただ、子供達には、正月や法事などの特別な日以外には、押し付けたりするような母ではなかった。
だから、比較的、私は、本当に自然に、仏教徒になっただけだ。正月にはお寺にもいくし、先祖のお参りもお祈りも仏教式でやる。母に言われなくても、生活の一部として身に染みているから自分でやる。
窮屈と感じた事は一切ない。
キリスト教については、そういう宗教もあるんだなと、リスペクトしているだけで、別に私は信じていない。(私は仏教徒なので)
イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教、無神論教、フィリップ王杯信仰、そのほか様々な信仰や宗教に対してもそういう気持ちだ。リスペクトあるのみ。
ただ人の宗教をバカにする人は、一切リスペクトできない。だから、無神論教は、よく人の宗教(&文化)をバカにしたり貶したりするから、リスペクトはできないかな。無神論教というその考えは、そっちの勝手だから、別にいいけど、自分が無神論教だからって、他の人の宗教をバカにする無神論者はリスペクトできないって意味ね。お互いがお互いの宗教をリスペクトすれば、平和なのに。
ただ、そうじゃない人もいるし、本当に宗教的に厳しい家庭もある。
そう、この映画に出ていた牧師一家のように。そうなると反発心も出てくるのかな?
私の友達にもいたんだよね。この牧師一家の宗教的に厳しいレベルが、レベル6だったら、私の友達の家庭はレベル9だったよ。DISNEY番組を観るのも禁止の家庭だった。プロテスタントのクリスチャンの家庭だった。そこまで厳しくなると、反発心どころか、子供達の価値観も、完全に親と同じになっているから、一心同体だったようにみえた。毎回、教会や、Bible Study に誘ってきてたんだよね。
まあ、断った事が多かったけど、何回かは、見解を広めるために誘いに乗って行ったりもしたよ。
私を勧誘する事には成功しなかったようだけど笑。
私は、好奇心はあるから、まあ、危険を感じなかったら、見解を広める為に、宗教イベントに参加するのも楽しいと思う。勉強になるし視野を広める事ができるから。
ただ、やっぱり、私は私という人間だし、自分の信仰しているものもあるし、自分の価値観もあるから、流されて変わる事は、まずない。そもそも、他の信仰を持っている人に対して、押し付けようとする時点でダメだ。
さて、映画の話に戻るが、超絶つまらなかったわけではないが、微妙ではあったので評価は、4.5。
似たようなプロットで、もっとゴシック要素を入れたら良かったかなと思う。
以上。