『時間回廊の殺人(2018)』
<個人的な評価:10点中7点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
久々に韓国サスペンス!
サスペンスかと思いきや、ホラーだったけど。
ホラーサスペンスかな。タイトルからして、タイムスリップネタがあるのかなと想像してたけど、やっぱりそうだった。母の愛を描く感動作で、終盤は涙。
ただ展開が読める。神父さんの正体もすぐにわかったし。
母の愛というのがテーマなのはわかるし切ない話けど、それ以外の設定がちょっと雑。
その家が特別な場所にたっていて、25年おきに時空が歪み、行方不明者などが出てくるという設定。
なかなか面白い設定だと思ったけど、せっかく日本の陰陽師とかも出てきたんだから、そのネタも少し掘り下げても良かったかなと思った。映画だから時間が限られているけど。
あと弟が、都合よくおぼれて死んだのは、あれは家とは関係ないのかな?霊の仕業っぽい雰囲気が出てたけど、ただの事故にもみえるし。
とにかく母の愛にフォーカスした作品なんだけど、それ以外の設定は、付け焼刃に感じられた。とはいえ、最後はなんだかんだで、ちゃんとした終わりがあって良かった。
過去から少年が戻ってくる設定とか、ムリがありすぎるけど笑。
神隠しにあった少年が、25年後に、少年時代のままで戻ってくるとか。
それこそビッグニュースでは。
少年は、死んだと思われてたけど。
でも実際に現実でも、日本でも行方不明者がけっこういるわけだし、本当にこのような神隠しって存在するのかもね。時空の歪みで別の時間枠に飛んでしまったとか、時間回路をさまよっているとか。
不思議でありえないような出来事だけど、でも、もしかして、リアルでもあるのかも!?
神隠しってそういう事なのかも。
この映画に出てた神父さん。どんな活躍をするのかなと楽しみにしてたけど...
親切な神父さんの役目は、過去からもどってきた少年(神父の幼馴染)の面倒をみることか。
それ以外に役目はなし。せっかく、母親と絡んでいるのに、家の事も調べ始めているのに、なんだかなー。
良いキャラなんだから、もっと活かしてほしかった。
でも、本当に、色々と納得がいく、ちゃんとした終わり方だと思う。
韓国ホラーって、ちゃんとストーリーがあるし、家族愛にフォーカスした切ないのが多いなと感じる。
韓国人は家族(特に親子愛)を大切にするから...
そういう部分は、私と価値観が似ているので、韓国の家族愛にフォーカスした映画をみると、共感したり、しっくりきたりする事が多い。