『人狼ゲーム・ロストエデン(2018)』
<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
これは、全10話のドラマ。でも、1話が25分ぐらいで短いから、いっきに2日で全部観れた。
デスゲーム系は大好きで、一度観ると止まらない!!
人狼ゲームは、漫画もけっこう読んだ事あるし、実際に自分でもオンラインでなら遊んだ事はあるけど、オンラインのは、なんだかパターン化してて、友達同士でやるなら楽しいけど、知らない人とやると、プロばっかりなので、略語とかもウザくって馴染めない。だから、オンラインのは、やってるうちに、ハラハラ感がなくなっていく。やっぱり、ハラハラ感があるのは、実際に友達同士でやるか、または、映画や漫画のように生死がかかわってるフィクションを観るに尽きるね笑。
こういうデスゲーム系の作品は、主人公やキャラが、個人的に、好かないキャラでも、どうでもいい。
(アクションやファンタジーなど、他のジャンルだと、主人公が嫌いとかだと、観続けるのがストレスなのでやめるけど。)
デスゲーム系の作品は、やっぱり、臨場感を味わうことにあるし、謎を一緒に解いていくという点が好き。だから、誰が人狼かなとか、誰が嘘をついているのかなとか、考えるのが面白いね。
もちろん、キャラそれぞれの秘密とか、どんどん暴かれていく様も面白い。
基本、善とか悪とかないし、人間なんて所詮自分が一番だから、こういう生死がかかわる場面に出てくると、人間の本性が出るんだよね笑。それが、面白い。そういうのがリアル。非日常的な空間で、リアルな感情のぶつけ合い、それが最高に面白いのがデスゲーム。そして、日本の作品は、そういうのが、アメリカの作品より、上手いと感じる。アメリカのは毎回、変に正義キャラを作り出して、作品全体がそいつの都合のいいように動くのが、ありきたりで、正義の押し付けがウザい。逆に、日本の作品は、人間のリアルな本性が出ている事が多いので、だからこそ、感情移入しやすいし、ハラハラするし、面白い。
で、このドラマには、主人公キャラがいるんだけど、主人公のヒロミって奴は、典型的な優等生キャラ(演じているだけ)で、学級委員だから、みんなのまとめ役でもあるけど、こいつが、なかなか狡猾なんだよね。はっきりいって私が嫌いなタイプです!!でも、別に嫌いキャラがいても、デスゲーム系のドラマは面白いので観るけど。それに、これも個性だしキャラ立ってるよ。
殺人ゲームなんてよくない!と、いい子ぶりながら、実際は、一番、巧みにゲームして殺人に加担している。
ヒロミは、なかなか狡猾だよ。自分に分が悪くなると、すぐに矛先を他の人に向けるのが大の得意。
どんなに良い子ぶっても、こういう場面で、人間の腐った本性が出るんだね。
その本性が出たあとでも、平然と、良い子ぶり、そして、投票の時間になると、また本性が出る。
それがお前だ、狡猾ヒロミ!!
そもそも、最初の投票なんか、全く推理せずに、単に、気に入らない子を集団攻撃して、みんなで殺しただけだしね。その時点で、ヒロミも他のみんなと同様に、クズなんだよ。
そして、ヒロミの親友のルナ。
笑。こいつ、なかなかのクズビッチ。
「顔がムカつくから嫌がらせされたんじゃないの?」とか、作中で他のキャラ複数に言われてたけど、本当にムカつく顔している笑。ぶりっ子系というのかな?オタクが好きそうな女の子って感じなのかな?とにかく、私からみても、ムカつく顔をしている笑(そう演じているだけだから女優には罪はない)。そして、こういう女に限ってクズビッチ!という予想も当たって、こいつが、なかなかのクズビッチと判明。登場人物の中でこいつが一番の性悪、そしてサイコパスも入っている。うん、実際にいたら普通にムカつくなと思うだけだけど、フィクションでみると、こういうキャラ面白いよ。面白い!!!!キャラ立ってる。付き合ってた教師殺しちゃうところとか、完全にサイコパスだね。でも、いるんだよな。こういう奴もリアルに。
私と別れようとするなんて許せん殺してやる!!って感じ。そして、こういうサイコパスに限って、仮面をかぶり、良い子ぶるのも得意なんだよ。ぶりっ子なのも、ただの仮面。実際は、腹黒性悪女。
で、基本、どのキャラも、それぞれクズな部分があるんだけど、まあ人間ってそんなもんだよねって感じ。
でも、似たキャラは一人もいなく、みんな結構個性が出てて面白いね。
個人的に、私が好きなのは、アリサって子かな。
アリサの秘密もなんだか切ないし、気持ちはわかる。
今回は生き残ったけど、次回は死にそうな気がするね。
で、今回のゲームには参加はしなかったけど、マワタリっていう不良のボス的な奴。
顔も言動も行動も、悪役そのものだけど...
そういう彼にも、実は、母子家庭で、“貧しさ”という弱点があって、金持ちのお嬢様ルナに利用されてたんだね。ただのクズで片付けるんじゃなく、彼にもなんか背景があったのが、ちょっと切ない。
そして、マワタリの取り巻き男子も、それぞれキャラが立ってるんだけど、やっぱり、マワタリのした事にたいして、罪悪感を持っている人もいるわけで。だから、さっきもいったように、似たようなキャラは一人もいない。それぞれが、みんな何かしら抱えている。
ミズタニってやつも、オタクっぽいストーカーにみえるけど、意外の純粋な人で、そういう彼の事を、普通に心配して想ってくれている人もいるんだな...
ルナもルナで、金持ちのお嬢様で、オタサーの姫っぽい(←日本人の友達が教えてくれた言葉w)タイプだから、甘やかされてきた環境から、少しでも、自分に不利な事になったり、自分がフラれたりすると、豹変して激情しちゃうタイプなんだろうね。リアルでもいそうだし、リアルでは絶対にかかわりたくないけど、フィクションでみると、けっこう面白いね。特にサスペンスとか、デスゲームとかでは、良いキャラしている。
ちなみに、ミズキ&ヤエガシは、キャラ的に、“あ、こいつら真っ先に殺されそうなタイプだな!”ってのが、当たって、真っ先にGame Over。
必ずいるよね、こういうタイプ...笑。
私は、視聴者だけど、それでも、こういうドラマ観ると、自分も謎を解きたい気持ちになるから、人狼が誰なのか用心棒が誰なのか当てようとしたけど、ルナは人狼だなって、ずっと思ってた笑。外れた。けど本当に、村人側だったんだね。
あと、このドラマが面白いのは、このゲームだけのフォーカスされているのではなく、実際に、このゲームの外で、ストーリーも進行していて、警察も捜査している事。
警察の一人、テルヤって人は、中高生が嫌いなのかな。
(中高生もいろんなタイプいるのは知っているけど、でも、私も大人として、中高生の話は、まともに聞く気がしないし、基本的に、世間知らずの癖に、大人や社会をなめ腐っている連中は、印象悪いから、関わりたくないけどね。自分も過去、そうだった点もあるから、よくわかっている。ちなみに、少年法にも反対だし、中高生でも、ビッチはビッチだし、犯罪者は犯罪者だよ。未成年だからって、甘くする必要は一切ないし、クズを守る必要なんかない!)だからこそ、こういう警察キャラが出てきて、いつも子供に甘い警察とはちょっと違うなと思って、面白いと思った。
このドラマは実は前半戦。
後半戦は、映画みたいだね。
早速、続きを観よう。
続きは、『人狼ゲーム・インフェルノ』