『The Chalet (2018)』
<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
クローズドサークル系のミステリーサスペンス。フランスのドラマなので、英語字幕で観賞。フランス語はわからないので、字幕を追うのが大変だった笑。英語吹替はなかった。(英語一切わからない日本人が、吹替版で映画を観たい気持ちが少しわかった気がする。ただ、やっぱりオリジナルが一番なんだよ。吹替だと口元とかで、実際に音声出している人と、実際に動いている俳優で、一致せずに違和感出るからね。)
さて、物語の舞台は平和そうなフランスの村。村に通じる一本道の橋が崩れ落ちた!!村に閉じ込められてしまった。
そんな私が好きな陸の孤島展開!!
あと、子供が歌ってるあの歌が最高。フランス語で何を歌ってるかわからないけど、マザーグースや童歌のような、怖そうな雰囲気の歌。好きです。雰囲気が良い。
オチから言うと、復讐劇で完全犯罪。
個人的に完全犯罪を犯した復讐者たちに感情移入と応援したくなった。途中から犯人わかったし。
(あえて彼らにリスペクトして犯人とは言わずに復讐者たちと呼ぶ)
復讐されて当然のクズ共は、本当にクズで、もっと拷問されて苦しんで死んでほしかったが、どの殺しもグロではなく、あっさりと楽に死んだなって感じなので、私の中の怒りがまだ収まらない。それぐらい個人的に本気でムカつく自分本位の最低な奴ら。クズすぎて胸糞悪かったよ。
ワンシーズンで、6話だけのドラマだけど、当初は、キャラが多すぎて、誰が誰なのかわからなかったし、過去と現在を行き来しているから、それに気づくのに、ちょっと時間がかかった。
ようやく、1話と2話を観て、キャラの整理、過去と現在の整理ができた。
そして、私は3話で、復讐者たちの正体がわかった。兄はこの人で、妹はあの人だなと。実際は最後まで明らかにされないけど、私は3話でわかってしまった笑。
兄の方はすぐにわかった。そのあと、死んだかのように見せかけたけど、これは犯罪トリックでよくある事だから、生きて、もっと自由に行動できるためだろう。妹の方も、3話ぐらいで、わかった。
私は、復讐者たちの味方だ。
それにしても、殺しても殺したりないようなクズらだろう。甘いな。
ちなみに、ターゲット以外の人も残念ながら、事故、自殺などで死んでしまったのが、やるせない。死どころか、グロ拷問系が、ふさわしいのは、4人だけだよ。他の死んでしまった人達は可哀想。まあ、グロ拷問なんか、このドラマにはないけどね。
とにかく、初登場から我慢ならないバーで働いてたムカつくBBAが二人。
大嫌いで凄くムカつく度(1〜10)&クズ度(1〜10)で、このドラマの中で私が大嫌いなキャラを発表。
Muriel Personnaz(雌豚) →Eliminated
ムカつく度:10
クズ度:8
不倫略奪愛クソババア。最初から人の夫を狙ってて色目を使ってた。妄想狂。ナルシスト。疫病神。破壊女。全ての元凶(不倫相手と宝くじ購入したから)。自分勝手で自己中心的。重度のメンヘラ。ヒステリー激しい。こいつが一番大嫌い。楽に死んだけど、顔面ミンチにして、皮をはぎたいぐらい行動と言動がイライラするしマジでムカつく。一番嫌いなタイプのキャラ。GoTのRamsay Bolton の刑が一番ふさわしいよ。ただのクズならいいんだが、変に美化されてる部分があるのと、中途半端なクズだからなおさらムカつく。そう、私はサイコパスや完全なるクズより、こういう中途半端なクズが一番嫌いなんだよ。不倫女にありがち。中途半端のクズ。I HATE HER THE MOST!!!
Christine Genesta(雌豚) →Eliminated
ムカつく度:9
クズ度:10
不倫略奪愛クソババア 2号。Murielと同類で職場もバーで一緒。FAT BITCH. 不細工だが、人の男が大好き。金も大好き。盗みと殺人は自ら進んでやるどころか、人を巻き込む。このように、かなりのクズで、正真正銘の人殺しで、クズっぷりを極めていて清々しいから、中途半端なMuriel よりかは、ムカつく度が低い。こいつにもRamsay Bolton の刑が一番ふさわしい笑。
Étienne Genesta (雄豚) →Eliminated
ムカつく度:9
クズ度:10
クズの中のクズ。とにかくクズ。人殺し。性悪。水を飲むように人を殺す。そして後悔もしない。たぶん、逃げたという妻も彼が殺したんだろ。Christineとこいつが、村で一番のクズだよ。てか、兄妹じゃん!!!Christineとは兄妹だった。今、苗字を調べて気づいた。笑。こいつは作中で一番、撃たれたけど...うーん。そこまで苦しんでないよね笑。こいつにもRamsay Bolton の刑が一番ふさわしい笑。
Philippe Personnaz (雄豚) →Eliminated
ムカつく度:7
クズ度:8
Muriel の兄。また、こっちも兄妹。こいつら何なの。最悪兄妹4人組じゃん。
こいつもクズ。不倫男で、Christineと不倫中。Christineが妻を殺したけど、彼も殺害に協力。こういうのを見ると、本当に夫婦って所詮、赤の他人だし、不倫どころか殺人とか、やりたい放題だね。ドラマの話だけじゃなく、現実でも保険金殺人事件とかあるし。不倫相手と結託して配偶者を殺すケースはある。最悪だ。Philippeは、過去を知ったら、ムカつく事には間違いないけど、現代進行のストーリーでは、息子を思う気持ちとかも描かれてたし、皆の為に、なんとかしよう!って面もみられた。
Jean-Louis Rodier → 1997年の被害者
ムカつく度:7
クズ度:6
不倫夫。不誠実。本命は妻だが不誠実にかわりない。Muriel が当初から色目を使っててきたクズだけど、小説を描く為とはいえ、それに乗ったこいつも悪い。だが、それでも家族を捨てれない彼に人間らしさと、多少のモラルを感じる。メンヘラ女に引っかかった感じだね。妻子まで巻き込んで、事件の被害者になった。妻、子供には同情するが、こいつには、あまり同情はないなぁ...
Sébastien Genesta → ざまあみろ!な展開
ムカつく度:8
クズ度:8
あの父親にして、この息子あり。だが、家庭環境が複雑で、あの父親なので、歪んだまま育ってしまったのだろう。殺人は一つも犯してない。いじめっ子気質であるが、こいつが犯した罪といえば、強姦ぐらいだろう。しかも本人は悪気がないし強姦したつもりもないというメンタルで、かなり歪んだ思考回路。Aliceの事は子供のころから本気で好きだったが、愛情表現の仕方が歪んでいる。動物の死骸をプレゼントした時も、本気で、喜んでもらえると思ったからなのか。歪んだ家庭で育ったゆえに、まともに人を愛する事ができず、また毒父親の影響で暴力的、支配的、歪んだ思考回路を持っている。最後の展開は...まあ、ざまあみろ!だね。クズではあるが、少しだけ同情の面はある。
以上、ムカつく大嫌いなキャラ6名!!
この6人以外の他のキャラ達は、可哀想。とくに事故や自殺してしまった人たちは可哀想だ。
さて、復讐劇だったわけだけど、まず結論から言うと、1997年に村に越してきたばかりのRodier一家が蒸発した。実際は蒸発したのではなく、さっき上で挙げた4人に殺されたのだ。殺された理由は、宝くじ大当たり。
しかも、Rodier一家は、宝くじが当たった事さえ知らずに、何故殺されるのかわからないまま死んだ。虚しすぎる。無念。
実際、リアルでも宝くじ絡みの殺人事件って日本でも世界中でもおきている。
宝くじを買う人達へ本気のアドバイス!
宝くじ購入するときは、必ず一人で。共同購入とかは避けるべき。買った事を誰にも言わない方がいい。そう、誰にも知られないように。友人、恋人とか信用してはいけない。夫婦でもやめた方がいい。血が繋がった親子や兄弟でも考えた方がいい。相手をどんなに信用できたとしても、相手が他の人に口をすべらせて、犯罪に巻き込まれる可能性があるから。ましては不倫相手と宝くじを買うなんて愚の骨頂だろう。ちなみに私は宝くじは滅多に買わないが、前に買った時はひっそり買ってたな笑。信用している両親兄弟にも絶対に話さない。認知症になって、バラされたら困るからね。恋人にも話さない。親友にも話さない。信用していないからではなく、ちょっとした気のゆるみで第三者にバラされてしまう可能性があるから。酔った勢いとか、言っちゃったとか、認知症とか、色んなケースが考えられる。だから、それを防ぐためにも、自分と相手を守る為にも、絶対に言っちゃダメだし共同購入もやめた方がいいなと思う。
こんなに慎重な私なのに、一度も当たった試しがない笑笑。まあ、10000円ぐらい当たっただけなら普通に人に教えるけど、その1万円さえも当たった事がない。最高額は3000円かな。しかも購入に使った額が3000円だから何も利益を得ていない笑。だから宝くじは買わないな〜。買う金がもったいない!という気持ちが強い。
金は人を狂わせる。そして自己中心的な愛は人を壊す。まあ、宝くじがなくっても、元々、あの4人は性根腐ったクズだったけど。
殺した理由というのが、宝くじ...ってのがリアリティーあっていい。
そんなくだらない事で...って、復讐者する側の兄妹は思っただろう。
さて、クズ6人の話はもういいや。
やっぱり、可哀想なのは復讐者たちだな...
あの夜、機転をきかして、騒がずに、ひっそりと小さな妹を連れ出したJulien 。
可哀想で悲しい。
復讐とやり遂げた彼らは、ようやく自由になっただろうか。
自由になってほしい。
でも、Julienは、妻も娘もいたんだよね...
ただ、妻には本当の事を話した...
そこから、一緒に住むか、別居するかは、本人たち夫婦の問題かな。
一応、完全犯罪なので、Julienたちは、もう自由に生活していいし。
ちなみに、Manuというキャラが興味深い。このキャラは、過去も現在も最後まで善良な人。このキャラは、視聴者に視点を置いているのではないかな。
Aliceとは幼馴染だけど、恋愛感情は本当に一切なく、純粋な友情で、兄妹のようで、これが良い。一切恋愛感情がない男女の親友関係は、素敵。男同士ではないけど、これもブロマンスと感じる。ちなみに私自身、仲良しの男友達が複数いるので、男女の友情は成立するを体感している身だ。もちろん、ブロマンスとか親友とかいう程の間柄の人は身内以外では、いないけど。
あえていうなら、弟と私かな。まあ姉弟だから、当たり前だけど。異性で一番の親友といえば弟。
あとは従兄弟。ぜんぶ家族だね笑。親友ではないけど普通の友達なら、男友達がたくさんいる。女友達より多い。ただ、家族以外の親友というと、女性だな。まあ、たまたま女性なだけ。16歳からの親友だ。
ドラマの話に戻る。やっぱり切ないのは、JulienとAliceの初恋かな。
大人になったAliceは、Julienの事がわからなかった...気づかなかった。
やっぱり時がたつと人は変わる。恋愛対象ももちろん変わるし、Aliceには恋人がいたし、彼女は恋人を愛していた。その恋人は死んでしまったけど。Julienも、妻や娘を本当に愛しているんだろう。
時がたって、恋愛の対象も自然と変わっていったけど、時がたっても、変わらないのが、復讐心...
そう思うと切ないな。
結婚式にきたのに、死んでしまったカップルは可哀想。
巻き込まれた感じかな。Julianからすると、男の方も復讐対象だったけど。
ただ、彼らは、そこまでクズではないし、過去の殺人事件とは関係ない。Philippeの息子達だったってだけで。彼らだって被害者だよ。母親が自分の父親&父親の不倫相手に自殺とみせかけられて殺害されたわけだし。Philippeの二人の息子達だけは傷つけないでほしかったな。
妻たちの方に関しては、事故、自殺だけど。
復讐は少なからず無関係の他人をも巻き込んでしまうのが悲しい。
そして、もちろん、夫婦で割り切っている場合もあるし、配偶者も不倫してる場合など、色々と例外もあるだろうが、基本的に、不倫は配偶者と家族に対する心のバイオレンス。
配偶者がいる人にアタックするのも、その相手の家族(妻だけじゃなく子供も!)へのバイオレンス。
私はそういう人達を本当に許せないし、最低な暴力だと認識している。
あまりにもドラマの胸糞悪い不倫が多かったので、正直、見ていて気分が悪くなったが、基本的に面白いクローズドサークル系のサスペンスだった。
Julianと妹には幸せになって自由になって生きててほしいな。