『Harry Potter and the Order of the Phoenix
(ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団)(2007)』
<観賞2度目>
(ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団)(2007)』
<観賞2度目>
<個人的な評価:10点中8.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Caution SPOILER
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Caution SPOILER
5作目。
ホグワーツ魔法魔術学校の5年生となったハリー・ポッターが、真実を受け入れようとしない魔法省と対立しながら、ヴォルデモートの謀略を阻止するまでの1年間を描く。
今まで観た5作の中で、一番暗い。一番悲しいダークな章。
始終ヴォルデモートの脅威を感じてしまう章でした。
この5作目で、ハリーは、大切な人を失う事に。
これからたくさんの素敵な思い出を作ってほしかったのに。
悲しい事に、この章で、ハリーのGODFATHERのシリウス・ブラックが亡くなってしまった。
彼を殺したのはベラトリックス・レストレンジ。
ベラトリックス・レストレンジは、ヴォルデモートへの忠誠心と深い愛が誰よりもあるキャラ。
そして、敵対関係ではあるが、実はシリウスの従姉妹でもある。シリウスも純血の一族だ。
あと、6作目に出てくるベラトリックスの妹ナルシッサ・マルフォイは、あのドラコの母親。(だから彼女もシリウスの従姉妹)
彼女も一応ヴォルデモート側の人間ではあるが、ヴォルデモート至上主義のベラトリックスと違って、ナルシッサは、家族が一番大事で、母親として息子ドラコへの愛が深い。(GOTのCersei Lannisterに似ているキャラだと思う。血統主義だが、なにより自分の子供を溺愛。母親としての愛情が深く、息子の為ならなんでもするタイプ。行動は全部、自分の家族と子供の為。)
だから、育った環境で純潔主義になった面もあるし、私は個人的に、ナルシッサには共感するし、ドラコも嫌いではないが、ベラトリックスに関しては、もう完全にカルト教に入っているような狂信者なので、共感しづらい。しかも、ベラトリックスを変じているのがヘレナ・ボナムだ!!スゴイ女優。
ヴォルデモートの狂信者で、悪い魔女。強くそう感じさせるメイクと演技だ。6作目以降にも期待したい。
6作目は恋愛要素もありだが、チョウってキャラは前作でも苦手だったが、やっぱり苦手というより嫌いだな。小説読んだ時から、嫌いなタイプの女だったが。とっとと別れてくれてよかったよ。
ダンブルドア軍団の事を密告したのも、こいつだし。でも、それは別にいい。ドローレスの真実薬のせいだし。まあ、サゲマン女には変わりないけど。そんなことより、個人的に性格が気に入らない。
この章で、もう一人、笑えないぐらいムカつく新キャラがいる。
あのピンクおばさんだよ。
ドローレス・ジェーン・アンブリッジ!!!凄くムカつく笑。
最後はスッキリしたが、もっと徹底的に痛めつけて、こらしめてほしかった。こいつらが生徒たちにした虐待の数々、許せない。
ヴォルデモートやベラトリックスは、たとえ、ハリーの敵でも、ムカつくとかそういう感情は一切ないし、むしろ興味がある悪役ではあるが、ドローレスおばさんの問題は悪役とかそういう問題じゃない。
性格がいちいちムカつく。変な少女のような甘ったるい高い声に、「ェヘン、ェヘン」という咳払いがも鼻につく。実は、嫌われる為に作られたキャラだ笑。『エッセイ集ホグワーツ権力と政治と悪戯好きのポルターガイスト』(J・K・ローリング著)によれば、作者が嫌っている複数の実在人物がモデルになっているらしい笑。
あと、小説読んでるから、わかってたけど、ハリーの父親って、いじめっ子だったんだな。
スネイプ先生をいじめてたのか。しかも、集団で一人をイジメるという悪質なものだった。
てか、卑怯で悪質。騎士道精神なんか持ち合わせてないクズだったな。
完璧な人間なんかいないけど、変に美化されてたからな、ハリーや周りに。
人はやっぱり悪にも善にもなりえるんだな。
1作〜5作のキャラとそれぞれの個人的な好感度(前回と変動してます。ハリーは、今回は個人的に、微妙だったので下がってる。)