『Pan's Labyrinth(パンズ・ラビリンス)』
〜 哀しいゴシックファンタジー
〜 哀しいゴシックファンタジー
忘れられない映画ってありますよね。
私は、ずっと前に有料動画サイトで観た映画なんですが・・・
『Pan's Labyrinth(パンズ・ラビリンス)』が、忘れられない映画のひとつ。
ちょっとネタバレ含みますので注意。
もともと、ゴシックファンタジーは好きなんですけど。
これは、ファンタジーと現実の世界が入り混じっている物語です。
1944年のスペイン内戦下を舞台に現実と迷宮の狭間で3つの試練を乗り越える少女の成長を描くダーク・ファンタジーです。
悲しすぎる。
でも最後、彼女は、幸せになれたのかな。
きっとなれたと思いたい。
現実の世界じゃなくても。
別世界でも・・・
死後の世界でも・・・
不思議の国のアリスっぽい要素もあると思います。
少女が異世界に入って冒険する話ですから。
まあ、この話は、現実とも行き来していますけどね。
「パシフィック・リム」やアカデミー賞で4部門を受賞した「シェイプ・オブ・ウォーター」を作り出したギレルモ・デル・トロ監督による映画です。
ファンタジー作品のような美しい映像とは裏腹に、激しい暴力描写やグロテスクなクリーチャー「ペイルマン」が描かれてます。
美しくも残酷で悲しい物語でした。