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2012年08月30日

夏祭りのゲスト 〜大物お笑いコンビの若かりし頃

10年以上前に勤めていた会社は
社員数1000人を超える大きな会社。
毎年会社主催の夏祭りがありました。
近くの公園の広場を借りて社員が出店を担当し、
近隣の方々にも楽しんでいただく。

ある年のゲストは2組。
まずは当時大人気の仮面ライダークウガのショー

子供達は半狂乱の大盛り上がり。
悪の手下みたいな3人が、姫みたいなのを捕まえて、
悪の親玉みたいなのが「はっはっはっ〜!」

やがて手下3人がコミカルなやり取りをして、
整列したり整列できなかったり。
悪の親玉が頭を抱えながら
「こんなことではクウガに勝てないぞ!」みたいな。
ステージの周りの子供達をあおり、
ステージに上げ、一緒に整列したり整列できなかったり。

子供の突飛な行動にもうまく対処し、
集まっている保護者やそのほかの大人たちも楽しめる、
かなりクオリティの高いショー。

最後にクウガが出てきて悪チームを倒し、
姫を救ってショーは終了。

みんな大満足。
プロフェッショナルのお芝居でした。


そして次に出てきたのが若手お笑いコンビ。
ステージには1本のスタンドマイク。

司会者が、
「ボキャブラ天国でおなじみのお二人で〜す!」

若い男性二人がステージに登場。
そして何かをしゃべり始めた。すると・・・

あまりにもクウガショーが素晴らしかったからか、
自信が無いらしく声が極端に小さい。
マイクに顔を近づけて話しているけど、
とにかく声が小さい。

ときどき何かを言いながらもう一人の頭を叩くけど、
まったく聞こえてこない。
始終うつむいた感じで猫背になっているので、
顔もよくわからない。

さっきまで大盛況だったステージの周りは、
1分もしない内にどんどん人が離れ・・・

ステージ上の二人も5分ほどだったか、
かなり短い時間でお辞儀して小走りで退場。

祭りのチラシには
「ゲスト:海砂利水魚」と。

海砂利水魚とは当時のコンビ名。

今では司会もやる大人気芸人くりぃむしちゅーの
”爆笑漫才”(チラシの記載)でした。
posted by コバヤシタッキー at 09:50| その他

2012年08月28日

盲学校吹奏楽部の演奏 真の冷酷人間は誰?

高校生の頃、吹奏楽部に所属していました。




全国高校芸術文化際というのに

参加したことがあります。




都道府県大会のコンクールで

金賞を受賞した高校が参加する。

他校の演奏が気になり、

待ち時間や演奏後もステージに釘付け。





自分たちは全国レベルでどの位置にいるのか。

色々分析しながら聞いていました。





そして全国の代表校の演奏が終わり、

特別参加のような扱いの、

ある盲学校の吹奏楽部の演奏が始まりました。





音程がずれていて、テンポも一定ではない。

音量もバラバラ。





周りの人たちは途端に泣き始め、感動してる風。

中には号泣に近い状態の人も。





私は????





やがてある一人が、

「おい、タッキー、おまえこの演奏を聴いて感動しねえのか!

視覚障害者が演奏してんだぞ!」




そして他のみんなも大きくうなずきながら

「ひどい・・・」

「信じられない!」

「嘘でしょう?」

「タッキー、許せない。」





こうして私は冷酷人間という烙印を押されたのでした。




私の盲学校吹奏楽部の演奏を聴いた感想は、

「この人たちはもっとうまくなれる!」





彼らの演奏にまだまだ上達する可能性を大いに感じ、

少しワクワクしながら聴いていました。




視覚障害者というだけで

「あなた達の演奏の技術は、

コンクールで勝ち抜いた私達のレベルまで達しない。

このレベルの演奏で満足しなさい。充分ですよ。」

と健常者が考える。





私はこれが気に入らない。




なぜ健常者が上から目線?




私達は金賞受賞校のみが参加する演奏会に来ている。

ついさっきまで技術的な分析をしながら

他校の演奏を聴いていたのに、

突然同じ高校生に対してその態度は何なんだ?





同じ演奏会に参加して、

「まだまだうまくなれる!」と考える人間と、

「障害者には無理。合っていない合奏をみんなで感動してあげましょう」

と考える人間。





どっちが本当の冷酷人間でしょうね。

2012年08月25日

協調性とは・・・でたらめな人を守ることではない!

以前勤めていた会社で

9人のチームのリーダーをしていました。




会議をするとき、いつも遅れてくる人が1人いる。

遅れるという連絡もなし。

当たり前のように堂々と会議室に入ってきて

遅れたことへの謝罪もなし。

次からは時間を守るように言ってもきかない。




みんな知っている。

この人は時間を守ろうと思っていない。

そして大して仕事もしていない。




多くの人はこの人が遅れる場合、会議を始めない。

いつまでも待つのです。




でも私が召集する会議では、

この人を待たずに時間通りに始めていました。

「時間を守っている人を尊重する。

時間を守らない人のために

みんなの貴重な時間を潰すことはしない」


という考え方をしているから。




後で議事録を送るのだから、

遅れてきたとしても情報展開される。

みんな忙しいなか時間を作って参加しているので、

こうするのが正しいのです。

という私の考え方は、会社では真っ向から否定されます。




待たない私が「協調性なし」なのだと。




遅れてくる人が「協調性なし」という考え方はしない。

もちろん仕方なく遅れてしまうということもあるでしょう。

でもこの人の場合、時間を守ろうとしていない、

仕事をしてないのをみんな知っているんです。




上司はよく言ってました。

「タッキー、みんなでがんばっていこうとしているんだ。

お前がそんなことでどうする?」




だから、みんなでがんばっていくためにこうしているんですよ・・・




このことを他のメンバーに問うと必ず帰ってくる答えが、

「わかりません!」




上司に怒られる私を黙って見ているメンバーたち。

自分の意見を言ってしまったら

それこそ「協調性なし」と思われてしまう。




わざと時間を守らない人が1人いる。

この人が時間を守ればいいだけの話。

ところが私の上司はそうは考えず、

時間を守っている8人が犠牲になるのが

「みんなでがんばる」と言うことなのだと。





協調性って何でしょうね。


posted by コバヤシタッキー at 16:21| 社会
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