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ギュスターヴ・モロー展

ギュスターヴ・モローの作品は一見変わっている。完成品が完成しているように見えない。
彼にとってはこれが完成なのだろうけれど見ている側としてはこれで終わりなんだと思ってしまうような感じ。逆に素描のほうが完成度が高いような気がする。ギュスターヴ・モローは素描の達人なのかも。
色を塗っているとそのうちに飽きてしまうのかな?必ずといっていいほどいいかげんな所がある。素描に水彩で色付けされている作品は油彩画より素晴らしく感じてしまう。素描なのにいいかげんな感じが見当たらないから。
素描から何から相当数の作品が作者の手元に残っているのは、彼が自分の作品を手元に集めて(集め直して)いたからだそう。そういう強迫観念に襲われていたらしい。 やはり芸術家ってどこかしら常軌を逸脱してしまった部分があるんだなあ。だからこそ芸術家として成り立っているんだろうけど。
今回の展示では人の波がほとんど油彩画に注がれていて、素描にはパラパラとしか寄り付いていなかったために、存分にじっくりと素描を観ることが出来た。そこがとても良かったところ!ミュシャの習作(ミュシャ展-3月)も素晴らしかったし、私ももっと鉛筆画を重視しようと思いました。。。
〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 BunkamuraB1F


≪ひとりごちな附記≫
『ギュスターヴ・モロー展』が明日で終わってしまうよ!
何だか知らないけれど、無性に観に行きたくて仕方がなかった私は開催終了前日、無理矢理“渋谷Bunkamura”へ足を運んだ(テニスのお誘いを受けていたのに、この展示を観るため、どうしても19:00にテニスコートまで行けず残念ながらキャンセルをした。申し訳ありません…ギュスターヴ・モローが私を呼んでいたんです)。
別段好きな絵柄でもないクセにどうしたことだろうか?今週は出掛けっぱなしだし、写真を撮るのに歩き回っていて疲れているはずなのに…。
渋谷が苦手な私は暑さと人ごみとで文化村への道を一本はずして歩いてしまい、20分もかけ遠回りをして文化村へ辿り着いた。 相変わらず文化村の混んでいることといったらこの上ない。
チケットを買うのにも並び…この人だらけの状態で果たしてちゃんと観られるのかどうか……。
何とか中に入るとやはり人人人の黒山。老若男女問わずの大盛況ぶり。思ったとおりの大混雑。
日本で開催される美術展てのはどうしてこんなに混み合うのか…?
そんなことを考えていても観られないので、順番を無視して隙間のある所から手始めに片っ端から観てまわった。
一見非常識のように感じるかもしれないが、空いている所から観ないことにはいつまで経っても観終わらない。
何せみんな中途半端に斜めを向いていて、頭はといえば、次の作品に向いているわけだから、足元だけが滞っている状態なわけで、こんなことを一緒にしていたら半永久的に進めないだろう。でも大半の人がこうしているんだから、これが日本人の観方なのかもしれない。(慣れている人ばかりだとうまく譲り合って観られるもんだけど)。

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