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2018年12月02日

介護の業務

3週続いた奉仕作業(ボランティア活動)が無事終了した

父がいなくなったことで足を運ばなくなった施設にも

こういった活動がきっかけで再び顔を出しやすくなった

父が入所した2015年からこうして活動させて頂きながら

介護施設の職員さんのそれぞれの仕事ぶりを観察してきたが

つくづく大変な職業だと感じている

なんでも仕事は大変なのだが

介護という職業の仕事の範囲の広さに驚かされる

そもそも冷静に考えれば「介護」というものは

日常生活で必要なすべての事に精通している

朝起床してから朝食までには一連の流れがあり

入所者一人一人に対して動きも対応も違う

寝たきり、車椅子、認知症、

リハビリの医学療法士のようにマンツーマンとはいかない

食後にはトイレに行きたいし歯磨きもする必要がある

入れ歯の人は入れ歯の手入れが必要で

トイレも一人で行けない人の方が多い

お昼ご飯の時も、夕ご飯の時もそれは続く

その合間には体操をしたりお歌を唄ったりもする

塗り絵をしてみたり、書道なんかもするし

かんたんな計算問題を楽しくできるように工夫してみたり

入所者さんたちの刺激になるようにそれぞれ個々の計画がある

その他リハビリやマッサージもあるし、理容サービスもある

そう言ったそれぞれの場面でも介護は必要で

そでが入所者一人一人に対して発生する

それだけではない

洗濯物は常に発生しその量は想像を超える

入浴は週に2度・・・多いか少ないかは賛否あると思うが

限られた時間内で限られた職員で対応している姿は

もはや戦場・・・といったら少々大げさかもしれないが

本当に頭が下がる

季節によって布団の入れ替え、シーツの取り換え

年間行事も予定されていて

それは毎月何らかの形で行われている

外出することも多い

外出中も気を緩めることは出来ないが

その準備もまた大変だ

現場部門と医療班と事務部門それぞれに派閥のようなものも存在する

これは何処の企業でもありうる話だが

そう言った人間関係も複雑に絡み合う様子もうかがえる

私が見ているのはほんの一部だから真実は見えないが

介護の業務の範囲の広さに驚くばかりである


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posted by satorich at 20:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2017年12月17日

施設入所にかかる費用

介護と医療はセットのように扱われる時代になった。
それは我が家でも同様。
毎月毎月掛かるお金は決して少なくない。

施設に入所するには施設利用料、居住費、食費、サービス費等が掛かる。
地域や施設によって額に差はあるが、
月額10万円が一つのラインとなるのではなかろうか?

要介護度によって、居住費、食費の負担額に差が出る。
日額で100円変われば月額で3000円の差が出る。

父は負担限度額の申請が通ったので
そういった食費や居住費の負担額は指定された限度額までとなり
月々の支払額を抑えることが出来ている。

入所当時、父の月々支払額は9万円を超えていた。
そこに医療費が加わると、10万円となった。
父の年金額からすると、毎月少しづつ赤字となった。

それでも、仕事を休職したり、社員からパートに切り替える等するよりは
全然負担額は少なくて済んだ。

それまでは母が看てくれていた。
そのありがたみを思い知らされた。
十数年に及んだ母による父の介護人生母は、
糸が切れたように力尽きた。
なるべくしてなったのだ。

その後、いろんな手続きをした。
大きかったのは、父の住所を自宅から入所先へ移したこと。
これにより、父は単独の世帯主となり、私の元から離れた。

これだけで父は非課税世帯主として扱われ
毎月の負担額が大幅に軽減された。

おかしなものだ・・・住所を移しただけだ・・・
それだけで父は別の地域の住人となり
負担額が軽減された。

やっている手続きがどんな内容で
どのような意味があり、どのような結果をもたらすのか。
それはまったくもって理解はできた。

しかしながら、客観的に見た時に
なんだか腑に落ちないのだ・・・。
とはいうものの、とても助かっている。
一時は真剣に介護休業を考えた。
上司にも相談に行った。

休業期間はどれくらい頂けるのか・・・
休業期間中の給料(支給額)はどれほどになるのか・・・

事実を知った時、落胆したことを思い出す。
母がやっていたように、自宅で父を介護し、
収入減のストレスと先行きの見えない状況下で
介護のストレスにも、家族のストレスにも挟まれ・・・
どんな精神状態になってしまうのか・・・とても不安だった。

そして何より、タイミングよく入所することが出来たのも
とても運が良かった。
母が大事にお付き合いしていた地元のケアマネージャーさんが
とても精力的に動いてくれたことが一番助かった。

何をするにしても、母の影の力が目立った。
そして助けられた。

今現在、父に掛かる経費の総額は、
父の年金額で賄えることが出来ている。
私は手続きだけ・・・それだけに幾日かの時間を費やしただけ・・・
それだけでよかった・・・。
とても感謝している。


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posted by satorich at 20:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2017年11月22日

介護職の水面下の闘い

この二年半でどれだけの職員が去って行ったことか。
父がお世話になっている老人ホームの職員さん達のことだ。

温かみのあるホームだ。
各職員さんの仕事の出来、不出来はわからない。
ただ、良い人、人間の出来た人は多いと感じる。

問題は、その良い人、人間の出来た人と感じる人が
高い確率でいなくなる。
そしてその感覚は狭まっている。

ケアマネージャー・・・相談員・・・受付事務職・・・ナース・・・
そのどれもが入れ替わり立ち代わりとなっている。
機能訓練職員については補充すらされない。


古株の職員さんも居ることはいるのだが、
少しずつ、着実に減っている。

職員さんの6割以上が入れ替わっている・・・
ひょっとしたら7割を超えているかもしれない。


いなくなってしまう人はすぐにいなくなる。
これが何を意味しているのか・・・それを探る気はない。

ただ、水面下で色々な小競り合いやぶつかり合いはあるようだ。
ただでさえ介護職の待遇の悪さは社会問題にもなっている。
労働と対価のバランスは悪く、体力と精神力のどちらも消耗が激しい。

いなくなっていった職員さん達の転職先は知らない。
同じ業界で働いていることを願うが・・・。

古株の相談員さんが職場を去って8か月・・・
この間、相談員さんだけで4度入れ替わった。

今現在、新たに相談員に配属された方は
父が入所する前からいる方だが、
相談員としての仕事の過酷さを象徴しているかのように
配属されて1ヶ月少々で別人になった。

良く言えば綺麗になった・・・
率直に言えば、痩せた・・・激ヤセだ。
ぽっちゃり型だったその女性職員は
すっかり別人・・・ライザップのビフォーアフター状態だ。

ここらで一度踏ん張って欲しい所だ。
これは何も、その施設だけの問題ではないと思う。

介護職という業界のニーズが高まっている中、
社会の変化についていけていない。

介護職の水面下の闘いは、職員同士の狭い闘いではない。
もっと大きな括りで、問題を抱えている。

私が見ているのはその一かけらだけだ。
一番介護されるべきは、介護職に関わる人達なのかもしれない。


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posted by satorich at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2017年04月18日

寄付という名の遺品

親戚での不幸。

親戚が増えれば増えるほど、

訃報の知らせは回数を増して行く。

それらが毎年のように続く時もある。

今年初めに他界した親戚は姉の嫁いだ先の方だった。

私もよく知っている方だった。

病中との知らせから一年と経たずにこの世を去った。

病名はハッキリわかっていない。

癌ではなかったらしい。

悲しみも癒えていない中、遺品整理をしている。

介護用オムツが大量に残っていたことは予てから知らされていた。

そのオムツをどうするか・・・

廃棄するのか、他人に譲るのか・・・

譲るにしても、故人のものであったということが

マイナスのイメージであるともとれる。

縁起が悪い・・・のとは少々違うかもしれないが、

それに近い感覚。

譲る側は好意でも、受け取り側の真意はわからない。

そもそもで、譲る対象となる相手が意外と見つからない。

そこで、父がお世話になっている施設に伺ってみると、

物資的な寄付も受け付けてくれるとのことだった。

寄付と言っても、遺品の持ち込みである。

処分するには勿体ない、他人に譲るにしても気を使う。

寄付という言葉に隠れた遺品整理なのだろうか。

大量にあったオムツ・・・数か月分はあった。

しかし、ひとたび施設に運び込んでみると、

意外や意外・・・大した量には感じなかった。

一人分として見ていたものが、

一瞬にして数十人分として見た時の差だった。

サイズが合う合わないを鑑みたとしても、

数日持てばいい方だろう・・・。

寄付という行為を初めてさせて頂いたが、

中々難しいものだと感じた。

本当に勉強になる。

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posted by satorich at 21:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2017年02月18日

介護現場の実情、介護の形。

介護する側、介護される側、



それぞれに・・・それぞれの想いがあり・・・



必ずしも良い方向には進まない。



しかしながら、それが無ければ破綻する家庭がある。



それが実情。



家族の介護にはそれぞれの限界があり、



その差が、様々な形の介護を生み出している。



介護に疲れた身内が命を落とすことも少なくはない。



そうなる前に専門の施設に預けたい・・・。



しかしそれすらも出来ない場合も・・・。



金銭的な問題、順番待ち、本人の意志、近所の体裁、



お金で解決できるのなら・・・と借金してまで・・・



介護問題は今に始まったことではない。



ただ、皆それぞれが順番に介護の現実に面している。



遅かれ早かれ・・・なのだ。



施設に入ったら入ったで・・・それで終わりではない。



家族の介護は続く。



ただ、介護の身体的負担と、精神的負担をカバーしてくれる。



それも、ほぼ全面的に。



それでも家族はこまめに顔を出すことが不可欠だ。



入所した家族の為、入所先の職員さんの為、自分の為・・・



全てが密接に関係している。



職員さん達とのコミュニケーションは必要で



勉強にもなる・・・介護現場を直接見ることが出来る。



職員さん側の諸問題や悩みも見えるようになってくる。



お互いの理解が、入所者へ良い影響を与える。



相乗効果だ。



介護現場も日々変遷している。



だからこそ、現場を見続ける。



介護の形は沢山ある・・・。

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posted by satorich at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2016年11月25日

痴呆症のお世話は、自分との我慢比べ





最近、姉の嫁ぎ先の家系に痴呆症で苦労している夫婦がいる。

身内の名前が出てこなかったり、顔を忘れてしまったり、

症状は少しずつ増えているようにも感じるらしい。

最初は冗談かとも取れるような会話で始まったとか・・・。

日に日に度を増していく症状に不安になり

病院で正式に痴呆症と診断された。

子供はいなく、夫婦二人暮らし、酒と祭りが大好きな人。

奥さんはしっかり者という典型的!?な夫婦だ。

私も何度かお会いしたことがある。

とにかく陽気な人だ。

今現在も陽気ではあるらしいのですが・・・
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父が入所している老人ホームの利用者の殆どが痴呆症ですが、

見た目ではほとんどわからない為、話しかけられると、

つい構えてしまう。

ハマるとしつこいくらいに付きまとわれてしまうのだ。

もっとも、話しているご老人に悪気はない。

ただ、同じことを何度となく続けてしまう。

それだけの事だ。

職員さん達はすごい・・・言葉が適切かはわからないが

あしらい方がうまい。

かわすというよりは、真っ向勝負だ。

職員さん達は決して無視はしない。

聞き流す部分は聞き流し、答えることは答え続ける。

それが何度だろうと・・・、ガイドラインでもあるのだろうか?

自分にもできるだろうかとトライしてみることもある。

そういう時に限って、声の大きい女性の方につかまる。

大きな声で話しかけられてしまうと

なんだかそれだけで恥ずかしくなった。

たどたどしくも話し続ける私を、職員さんが助けてくれた。

そんな私を見て、父は笑っていた・・・マジ笑いだった。

なにがおかしいのか・・・と一応尋ねてみると、

右手を頭の横にもって行き、花火が開いたような

ジェスチャーをしてくる。

父はまだ痴呆症にはなっていない。

だから、周りの状況も自分の置かれている状況も

しっかりと把握できている。

それだけに、父から見た私の行動はこっけいに見えたのだろう。

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posted by satorich at 20:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2016年11月17日

車椅子の不具合

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父の使用している車椅子は
私物ではない。

入所している老人ホームで貸してくれている。
現在使用しているのは、入所して二台目の車椅子。

一台目は中古の車椅子で、しばらくして新品のものを
用意してくれた。

その二台目の車椅子ですが、手入れが足りない。
不具合箇所が少しずつ増え続けている。
まだまだ使用できるが・・・

ついつい手を出したくなってしまう。

駆動部、可動部に汚れやほこりがたまり
動きが悪い上に、タイヤストッパーの
クランク部分が馬鹿になっている。

その為、タイヤブレーキが利かない。
立ち上がる時に一緒にタイヤが動いてしまい
危険な状態になっている。

父がデイサービスを受けていた頃、
使用していた車椅子はレンタルだった。
月に定額の料金で車椅子を使用でき、
修理も込みだったから、楽だった。

今は無料だが・・・老人ホームとしての扱いがわからない。
レンタルとして使用しているのか、施設のものとして購入したもの
なのか・・・それがわからない。

聞いてみたいが、父の車椅子が壊れ始めているだけに・・・
これ見よがしな質問になりそうで怖い。

短時間で修理できそうかどうか、見てみることにした。
次回、父を自宅に連れて来た時にやってみよう。
上手くできたなら、ボランティアで他の車椅子も
やってあげたい。

余計なお世話にならないことを祈りつつ・・・。

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posted by satorich at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2016年11月03日

お金がない・・・から始まる介護

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突然始まる介護

父の介護が始まった時、

父と母二人暮らしでのスタートとなった。

父が突然発症した脳梗塞・・・
その時の対応は全て母一人で・・・だった。

自分への報告も姉への報告も事後報告だった。
母らしい気遣いで始まった父の介護は
当時から前途多難であることは、
誰もがわかりきっていた。

母は子供の世話にはなりたくない・・・というよりは
子供に迷惑を掛けたくない・・・そういう人だった。
だから、自分でできることは全てやった。
出来ないことも出来るように努力してきた。
母という生き物はパワーが違う・・・。

しかし、そのパワーでも賄えきれないもの・・・
それがお金だ・・・、わかり切った答えだが
この壁がなかなかどうして、高い・・・高くて分厚い・・・。


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障害認定日

それでも近年の介護サービスは充実している・・・
当時のケアマネージャーさんは言った。
少し前まではこのようなサービスは無かったとか、
障害者認定が前より厳しくなったとか、
いいこと悪いことの説明は、時折説得されているようにも
感じられた。

結局のところ、大したサービスは受けられなかった。
退院してすぐに介護が必要になった父。

サービスや給付金を受け取るのには障害者手帳が必要なものが多い。
障害基礎年金・・・医師の診断後すぐには給付されない。
障害の原因となった傷病の初診日から1年6か月経過した日が
障害認定日となる。

今すぐにでも欲しい給付金は
18ケ月待たなければならなかった。
何の稼ぎもないまま・・・

当時、父は56歳・・・まだまだ働き盛りの年齢だった。
決まりは決まり・・・なんの特例もないと言われた。

年金は何もしなくても受給できるが、給料は働かないと
もらえない・・・働かざる者食うべからず・・・

当時の母は、国のシステムに見放された気分だっただろう・・。

あれから15年が経とうとしている。
あの当時よりは少しはましになった介護サービス。
その恩恵を受けている身でもある。

しかし・・・今も障害認定のルールはそのままだ・・。

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posted by satorich at 20:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2016年10月14日

老人ホーム訪問で失敗しない小さな”知恵”

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老人ホーム

平均年齢90歳以上。

父がお世話になっている老人ホームの利用者平均年齢です。

日本人の平均寿命が約83歳・・・驚きの平均年齢です。

70歳の父は最年少、左半身麻痺で要介護度5、障害者1級。

老人ホームには寝たきりの利用者が多く見られ、

その次に痴呆の方が目立ちます。

父のように若くして障害のある利用者は数少なく、

多くの方が、在宅介護で対応されているのだと思います。

そう思うと、胸が痛みます。

昨年主介護者として十数年間頑張ってきた母を亡くしました。

長年の苦労が祟った・・・祟らせてしまった。

母が闘病していた1年間に比べて、父に会いに行く回数は激減しました。

最近では週に一度のペースでホームに訪問しに行き、

月に一度は父を自宅へ連れ出してともに過ごしています。

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そんな時は

前述のとおり、老人ホームに行くと

そこには痴呆の方が沢山いらっしゃいます。

その方々から見ると、私は介護職員にしか見えません。

父と一緒にいても注文が多く、対応にこまります。

職員さんが近くに居れば対応してくれますが

誰もいないと無視するわけにもいかず苦笑い。

そんな時は、笑顔で対応、笑顔で返事。

もう、これにつきます。

真に受けて対応することも考えましたが

いろんな利害関係を考えると、手は出さない方が良い。

臨機応変に、無視したり(いい意味で)、職員さんに伝えたりします。

たまに脱走を計る利用者がいらっしゃいます。

厳重なシステムで管理されている施設も、出る方法さえわかれば

大したことはありません。

オートロックシステムのマンションに出入りする常套手段で

脱走を試みてくる利用者はつわものです。

利用者と来訪者の見分けにアンテナを張っていなければ

いとも簡単に脱走のお手伝いをしかねません。

なので、何気に後ろからついてくる方がいるときは

忘れ物をした振りをして一旦出るのを止めてみます。

すると、来訪者はそのままいきますが、利用者はその場で

ウロウロする・・・どころか、暗証番号なんでしたっけ?

と気軽に聞いてきたりもする。

そんな時は、何でしたっけ?・・・あちらの方に確認してください。

と、笑顔で答えて一旦トイレに避難。

そんなことがあれば、顔を覚えておけば次回はバッチリ。

とにかく笑顔で対応、笑顔で返事です。

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posted by satorich at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2016年10月10日

介護をされる側の気持ち

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父70歳。

息子である私に介護をされている時、

父は一体どのように感じているだろう。

老人ホームで職員さんから介護を受けている時

何を思い、何を考え、何を見ているだろう。

沢山いる介護職員さんの中には若い女性が多い。

必然的に笑みがこぼれる父・・・まだまだ心は若い。

もちろんの事、ベテランの女子の皆さんも多い。

老々介護が社会問題となっている現代、

介護労働者の平均年齢も高い傾向にある。

その中で、男性の比率は決して高くない。

思い起こせば14年前・・・

父が初めて病院へ担ぎ込まれたとき、

父の左半身は麻痺していた・・・病室のベッドの上で

父はオムツを着けられていた・・・。

本当に・・・本当に悔しそうだった。

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今では、若い女性職員さんにオムツ交換してもらう際に

嬉しそうに笑っている父。

私が勝手に嬉しそうにしているという解釈表現をしているだけで

本当の所はわからないのが正直なところなんです。

恥ずかしさから来る、隠し笑いなのかもしれませんし、

私の思っている通りなのかもしれません。

ただ、一つ言えるのは、父はかなりの我慢を強いられている

ということです。

介護は大変です・・・、何が・・・!?

食事の世話、入浴、トイレ、着替え、おむつ交換・・・

一日の生活・・・生きる上で必要なこと一つ一つに

介護は必要です。

その一つ一つは、その人によって様々で、

同じことの繰り返しなんて一つもありません。

毎日少しずつですが、全て変化しています。

良くも悪くも・・・。

介護職員さん達の殆どは、自分の意志で現職に就いていますが、

介護されている方の殆どは、自分の意志で施設に入ってはいません。

様々な事情や人間模様があって、施設でお世話になっている。

その多くは、介護する側の家族の都合。

私の父もそうです。

父は家に居たいに決まっています。

それを色々な事情を盾にして、父を施設に送り出しました。

父はいろんなことを理解しています。

少なくとも自分はそう感じています。

だからこそ思うんです。

いつもニコニコしていてくれる父は

心では泣いているのではないのかと・・・。


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posted by satorich at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2016年09月24日

施設の介護職員さん達の仕事ぶり

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介護の仕事に線引きはない

施設には週に一度は訪れるようにしている。
父がお世話になっている特別養護老人ホーム。

職員さん達は、常に時間と施設利用者に追われている。
足りているようで足りていない人員。

おむつの交換タイムなどは特に感じる。
施設利用者は、それぞれ順番待ちとなり、
待てる人と、待てない人と、どちらでもないが
早く済ませて欲しい人と・・・それぞれだ。

瞬間的に絶対数が足りなくなる瞬間の一つだと感じる。
その時間帯に行くと、父は私に「トイレ連れていけ」
とジェスチャーしてくる。

おむつと、尿とりパッドを預かり、父をトイレに連れて行く。

私は父にだけ集中すればそれでいい。
しかし、職員さん達は違う・・・仕事だから当たり前・・・
そう思う方が殆どかもしれない・・・でも、違う気がする。

彼らの仕事のそれには線引きが無い。
それこそ事務職担当の職員さんでさえも
駆り立てられている時がある。

事務職員からすれば、私の仕事ではないのに・・・
と感じているかもしれない。

寝たきりや、車椅子で自分では身動きが取れないという
利用者と、歩き回れる利用者は対照的だ。
身体が不自由だから大変だが、動けないのは
ある意味利点でもある・・・。

痴呆が進んで、歩き回れるということは、
手がかかるということでもある。

公共の施設やデパートで勝手に歩き回っている子供に
ほとほと手を焼いている母親を目にするがごとく、
老人施設でも同様のことが起きている。
日常茶飯事である。

席を立つとブザーが鳴るようにセッティングされている人、
常に脱走を試みようとしている人、
車椅子だが、自由自在に動き回っている人、
職員さんにやたらと突っかかっている人、

切れずに我慢しているのか、性格上自然に振る舞えるのか、
どちらにしても、自分だったら・・・と置き換えると
同じような対応するのをは難しいだろう・・・と感じる。

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posted by satorich at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2016年09月19日

突然の奇声・・・意味不明の言動・・・同じセリフの繰り返し

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施設で・・・

父がお世話になっている施設は
特別養護老人ホームです。
利用者の平均年齢は90歳を超えているそうです。

痴呆の方を中心に、寝たきりや車椅子など
介護が必要な方が沢山います。
それでも順番を待っている方が多数いらっしゃるそうです。

一体この国はどうなってしまうのだろう。

父に会いに行くと、必ずと言っていいほど
施設職員と間違えられる。
間違えられる・・・という表現が適しているのか・・・
来訪者と職員の区別がついていないのだと思う。

突然に、「すみません、こっちもお願いします」とか、
「お茶を下さい」とか、
「今日の夕飯は無くなったのですか?」とか、
様々です。

他にもあります。
痴呆の方だと思うのですが、
私をここから出してください・・・と熱烈にアピールされる方、
この方はある意味賢くて、私を利用して施設脱出を試みます。
演技力は抜群・・・といいたいところですが、真剣なんです。
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それは突然始まる

こればかりは慣れそうで慣れません。
突然の事なので、目の前やすぐ後ろなど、近くで始まると
ビクッとしてしまいます。

「奇声」を発せられる方がいます。
突然で、しかも規則性はなく、奇声をあげない日もあります。
だから余計にビクッとしてしまうのです。
なるべく気にしていない素振りをするように努めていますが、
びっくりには反応してしまいます。

またある方は、意味不明の言動が多い・・・
楽しそうに・・・時に激しく・・・何かを言っている。
何か思い出しているのだろうか・・・。

同じセリフを何度も何度も繰り返している女性・・・
早口で・・・止まらない。
例えば、「私にご飯を持ってきて下さい」を延々と言う。
10回や20回ではありません。

それは分単位です。
1分間言い続けるって、かなりの労力ですよ・・。

そういう環境で、様々な境遇の人達が共存しています。
様々な職員さん達が支えてくれています。
どうしても気が合わなくて、もめごとばかりの当人同士を
近づけないようにすることもしばしば。
学校とは違うので、根本解決よりも距離を置いた方が
手っ取り早い。

そして、父もその対象です。
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posted by satorich at 20:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2016年09月17日

障害者施設殺人事件の影響で、父がお世話になっている施設側の対応に変化

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神奈川県の某施設で起きた凄惨な事件の影響は

父がお世話になっている施設にも及んでいる。

あれだけの騒動となってしまったわけですから、

施設側としても見直さざるを得ない状況となった。

以前は、時間外であっても入場することはできた。

もちろんそのためのルールはあった。

念のため詳しくは説明しませんが、ある一定のルールの中で

お互いに融通の利く環境でした。

あのような事件が起きるまでは・・・。

新しいルールが運用されてからは、時間外になると入場できない。

ある方法で問い合わせをすると、限定的に解錠してもらえる。

利用者の家族としては、時間外入場のハードルが上がった。

平日は通常通りの勤務をすると、施設に直接向かっても

時間外となってしまう。
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父に会いに行くのは休日が殆どなので大きな問題はないが、

施設側に呼ばれたときや、用事がある時はちょっと面倒になる。

以前だと、勝手気ままに・・・と言ったら語弊があるが、

ある一定の理解の上では自由だった。

とはいっても、あれだけの事件が起きてしまったら

施設としてもどこまで神経質になればいいのか微妙だ。

行きつく先は、完全警備となって施設側の設備投資に

多大な負担が・・・なんてことになるかも・・・。

父がお世話になっている施設職員の大半は女性です。

男性は全体の1割もいません。

女性だらけの世界ですから、確かに有事の際は

対応の仕方に限界があるのかもしれない。


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posted by satorich at 19:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2016年09月15日

オムツの交換タイム中に・・・

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面会する時

父がお世話になっている施設に行く日は

週末が殆どですが、時間については不規則です。

やはり自分都合・・・といいますか、

時には気分次第と言った感じの時もあります。

施設では、入所者や利用者のオムツ交換の時間が

決められています。

それは、営業時間内(面会可能時間)に2度あります。

そのうちのどちらかに重なることはしばしばあるのですが

これが・・・結構刺激的なんです。

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ほのかな香り!?

始めてその刺激的な時間帯に訪れた時の感想は、

「・・おっ!?」・・・

でした。

思わず笑顔が・・・いえ、苦笑いがこぼれました。

イマイチ伝わりませんよね・・・

子供を二人育てた父親として・・・オムツ交換の時の

ほのかな香りは、いまだ記憶に新しい。

ただ・・・ほのかな香りは子供のそれとは少し違って、

よりリアルな印象となって、空気中をさまよいます。

人数分のそれは、単純に掛け算ですから

すべてが比例して行きます。

その最中、お仕事をされている施設職員の方々には

とてもとても頭が下がる思いです。

ですが、これが実態なのです。

替える側も、替えてもらう側もそれぞれに大変なんです。

叫び、暴れてしまう方を、稀にですが目にすることがあります。

戦場だな・・・と思わずつぶやきたくなる瞬間でもあります・・・

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posted by satorich at 21:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護

2015年09月23日

高齢者の介護問題は深刻化が進む。介護する側と介護される側。

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高齢化社会
65歳以上人口は2015年現在32,772千人
全人口の26%となり、4人に1人以上が65歳以上の高齢者となっています。

日本国の介護事情は2025年問題(団塊の世代が75歳以上となる)も抱えていますが、
先のことも大事ですが今現在の高齢者問題が解決できない状態で未来は語れない。
不治の病・生活習慣病・癌・痴呆症・体力的問題・足腰が弱い又は不自由等々、
多方面で年々介護問題が悪化し続けています。


家族の介護
突然の病、突然の事故、先天的病や後天的な病・・・、様々な事情でやむなく介護が必要と
なっている方の多くは、家族からの何らかの支援が必要となっています。
これは子供から高齢者まで幅広いすべての年齢層で発生しています。

祖母が孫の介護をすることも決して珍しくはないことです。
介護される側の苦悩と共に、介護をする側の苦悩も決して忘れてはいけないことです。

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介護される人は高齢者ばかりではない
高齢になればなるほど事故や病気のリスクは上がります。
また、高齢者の交通事故は運転中だけでなく歩行中の事故が多い世の中です。
しかしながら近年では食事の欧米化など、食生活の変化で生活習慣病が低年齢化しているとともに、
同乗中の不慮の交通事故など、低い年齢層の被害者も後を絶ちません。
介護が必要となるのは高齢者だけといった先入観をお持ちの方はこれを機会に
広い視野で見渡して頂けると幸いです。

介護をする人もまた高齢者
要介護状態になってしまった方々の諸問題は一つ一つ慎重に、かつ長期的視野で見て
いただきたいものです。
特に日本国では医学の劇的な飛躍と進歩により、平均寿命は年々上昇し、高齢者が
永い間高齢者で生き続けることが当たり前の時代になりつつあります。
その反面で少子化が進んでいることは、国を支えていく若い世代がいないことを意味しています。
介護施設で働くスタッフに若い人材は少なく、高齢者がスタッフの一員として介護現場で活躍
している光景はとても不自然で、あたりどころのない憤りさえ感じてしまいます。

ロボットの導入なしでは医療・介護に未来はない
今すぐにでも医療・介護業界の手薄な人材をカバーする必要があり、
その状況は切羽詰まっていることは間違いありません。
そのうちに・・・などと悠長なことを言っていられる状況ではないのです。
これからを担う若い世代が・・人材がいなければ話になりません。
今すぐに少子化を止めて出生率が上がったとしても、その子供たちが社会人となるまでには
20年近くの時間を要します。
国策において介護ロボット開発に多額の税金を投入し、数年のうちに各施設に現場投入できるように
することで中期的な問題解決を目指し、それと並行して少子化を解消により力を入れることで長期的
には、若い世代が常に高齢者を支えていける社会に戻すことが理想です。
若い世代が国を支えることが一番自然で、理にかなっています。
その実現だけで、医療・介護問題をはじめ、年金問題など数多くの問題が世代を超えて
解決することができる・・・私はそう信じています。

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posted by satorich at 16:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護
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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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