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2015年03月08日
自転車の女子高生 トラックにはねられ死亡 神奈川県厚木市
テレ朝ニュースで登校中の死亡事故が報じられた。
参照元:テレ朝ニュース
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神奈川県厚木市で、自転車で登校していた高校1年の女子生徒が歩行者を避けようとして転倒し、後ろから来たトラックにはねられて死亡しました。
警察によりますと、5日午前8時ごろ、厚木市の県道で、路側帯を自転車で通学していた県立高校1年の大森友里愛さん(16)が、歩行者の女性(61)を避けようとして車道側に転倒しました。その直後、後ろから走ってきた10tトラックが大森さんをはねました。大森さんは病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。現場は、片側1車線の歩道がない上り坂で、トラックの運転手は「突然、倒れてきて、ブレーキを踏んだが間に合わなかった」と話しているということです。
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今回の事故の要点をまとめると
歩道が無い道路で路側帯を走行中、前方にいた歩行者を避けようと車道に出た際に転倒、そのまま後ろから来たトラックに跳ねられた。
となっている。「後ろから来たトラック」となっているのでこの女子高生は道交法どおりに自動車と同じ左側通行を行い、かつ路側帯を走行してたことになる。
事故原因は歩行者を避けた際にバランスを崩してしまい転倒したことが大きな要因だが、多分このトラックは自転車を追い越す際にスレスレに近い状態で追い越したのでは無いだろうか。ここの道路をもう少し見てみよう。
このように事故現場は歩道が無く、細めの路側帯があるだけで、トラックと路側帯との幅は歩行者1人分プラスアルファい程度しかない。
1枚目の写真から女子高生はシティサイクルに乗っていたと思うが、登り坂のシティサイクルといのは脚力がなかったりサドルのセッティングよって登っている間に右に左にと蛇行運転になる場合があり、かつ前方の歩行者を避けようとしたのならば、バランスを崩して転倒してしまうこともある。
なので、トラック(自動車)側も特に登りの自転車が居る場合は大めに間隔を取って追い越さないと今回のようなケースに至る場合がある。「目の前に急に倒れてきた」という証言からも自転車とトラックの間隔はほぼ無かったと推測できる。もちろん交通量が多く、間隔を開けて追い越すのは難しいかもしれないが、事故って死亡するのは自転車側で、その罪を問われるのはドライバーなのだからその点を考えて欲しい。
管理人はこのような狭い道路で歩行者を追い越す場合は、路上駐車を避けるのと同じくまずは後方を確認して右側から追い越せるタイミングを図ることにしている。狭い道路で急に右に飛び出すと後ろからくる車と最悪接触する危険性があるからだ。
車道を自転車で走る際には、歩道走行では通用しない特有の走り方がある。特に今回のケース(写真の)ように歩道が無くなって車道を走らざるをえない場合もある。今回の事故では女子高生が車道における自転車の走り方、特に障害物を追い越す場合の走り方を知っていたらトラックに跳ねられずに住んだかもしれない。
※近年では自転車通学許可の条件として学校独自の免許制度を取るところもある。この例では6:50あたりで障害物を避ける教習をおこなっている
あるいはドライバーがきちんと間隔を開けていたら惹かずに済んだかもしれない。どちらにしても今回の事故は自転車側もドライバー側も、車道を走る自転車に対する理解がきちんとあれば回避出来たかもしれない事故だ。自転車側のきちんとした教育と、ドライバーに対しても車道を走る自転車に対する配慮ある運転の指導が重要になってくる。
参照元:テレ朝ニュース
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神奈川県厚木市で、自転車で登校していた高校1年の女子生徒が歩行者を避けようとして転倒し、後ろから来たトラックにはねられて死亡しました。
警察によりますと、5日午前8時ごろ、厚木市の県道で、路側帯を自転車で通学していた県立高校1年の大森友里愛さん(16)が、歩行者の女性(61)を避けようとして車道側に転倒しました。その直後、後ろから走ってきた10tトラックが大森さんをはねました。大森さんは病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。現場は、片側1車線の歩道がない上り坂で、トラックの運転手は「突然、倒れてきて、ブレーキを踏んだが間に合わなかった」と話しているということです。
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今回の事故の要点をまとめると
歩道が無い道路で路側帯を走行中、前方にいた歩行者を避けようと車道に出た際に転倒、そのまま後ろから来たトラックに跳ねられた。
となっている。「後ろから来たトラック」となっているのでこの女子高生は道交法どおりに自動車と同じ左側通行を行い、かつ路側帯を走行してたことになる。
事故原因は歩行者を避けた際にバランスを崩してしまい転倒したことが大きな要因だが、多分このトラックは自転車を追い越す際にスレスレに近い状態で追い越したのでは無いだろうか。ここの道路をもう少し見てみよう。
このように事故現場は歩道が無く、細めの路側帯があるだけで、トラックと路側帯との幅は歩行者1人分プラスアルファい程度しかない。
1枚目の写真から女子高生はシティサイクルに乗っていたと思うが、登り坂のシティサイクルといのは脚力がなかったりサドルのセッティングよって登っている間に右に左にと蛇行運転になる場合があり、かつ前方の歩行者を避けようとしたのならば、バランスを崩して転倒してしまうこともある。
なので、トラック(自動車)側も特に登りの自転車が居る場合は大めに間隔を取って追い越さないと今回のようなケースに至る場合がある。「目の前に急に倒れてきた」という証言からも自転車とトラックの間隔はほぼ無かったと推測できる。もちろん交通量が多く、間隔を開けて追い越すのは難しいかもしれないが、事故って死亡するのは自転車側で、その罪を問われるのはドライバーなのだからその点を考えて欲しい。
管理人はこのような狭い道路で歩行者を追い越す場合は、路上駐車を避けるのと同じくまずは後方を確認して右側から追い越せるタイミングを図ることにしている。狭い道路で急に右に飛び出すと後ろからくる車と最悪接触する危険性があるからだ。
車道を自転車で走る際には、歩道走行では通用しない特有の走り方がある。特に今回のケース(写真の)ように歩道が無くなって車道を走らざるをえない場合もある。今回の事故では女子高生が車道における自転車の走り方、特に障害物を追い越す場合の走り方を知っていたらトラックに跳ねられずに住んだかもしれない。
※近年では自転車通学許可の条件として学校独自の免許制度を取るところもある。この例では6:50あたりで障害物を避ける教習をおこなっている
あるいはドライバーがきちんと間隔を開けていたら惹かずに済んだかもしれない。どちらにしても今回の事故は自転車側もドライバー側も、車道を走る自転車に対する理解がきちんとあれば回避出来たかもしれない事故だ。自転車側のきちんとした教育と、ドライバーに対しても車道を走る自転車に対する配慮ある運転の指導が重要になってくる。
2015年03月02日
ドッペルギャンガー 折りたたみMTB自転車でフレーム破断事故
安物の中国製自転車で走行中にフレームが破損し、大怪我を負うケースはたびたび報じられてきた。
今回報じれれたのは「ドッペルギャンガー」というブランドの折りたたみ自転車。ドッペルギャンガーは自転車好き(マニア)の間では粗悪品を売る「なんちゃってブランド」として定着している。
なぜ粗悪品なのかといと(全てが全てではないが)、コスト優先のあまり設計が甘く、強度をきちんと保てない状態で製品を売り、見た目だけは一流メーカーと同じでその分値段は安いが万が一がある製品を売っているためである。
調べていくと今回の事故で該当する製品は「DOPPELGANGER 703 Laidback(レイドバック)」という名前のもので、現在は販売中止となっている(リンク先は公式ページ)。
その公式ページから該当車種の画像を拝借してきた。こんな感じの自転車のようだ。
分かる人にはすぐわかるよくあるタイプのMTBルック車。そして毎日新聞ではこのことが報じられているが、その記事に乗っていた破損画像を見てみよう。
タイヤの色は元々白だが、走行により汚れで白いカラータイヤは黄ばむことはよくある。前輪のディスクブレーキやフレームトップチューブ部分のカラーリング、ステムの形状からみてもほぼ一致とみて毎違いないだろう。
破損画像は見るも無残にポッキリ折れているが、これにより乗っていた(走行中の)男性は転倒して重症を追った。ネット情報では匿名の社員による内部告発らしき書き込みがあったらしく、これによれば
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「うちの会社で出してる折り畳み自転車の折り畳む部分が走行中折れてスピード出てたらしく路肩で転倒&大破し、そのまま車にぶつかり救急搬送」「被害者は結婚式3ヶ月前の新郎で顔面ぐっちゃで整形手術が必要で歯は殆ど折れてたらしい」「結局、相手とどういう話し合いがあったかは上司以上の人間しか知らないんだけど無かったことにした」
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と、かなりの大惨事となったようだ。これを考慮すればこの会社に起こした1100万円の損害賠償も納得がいく(この書き込み関してはJCASTニュースが詳しいのでそちらを参照)。
本来、画像のような折りたたみ自転車は一般的な3角形フレームに比べるとトップチューブ1本で支える分、強度を強く保たなければならず、価格を抑えなければならない低価格品(粗悪品)ではかなりの重量増となるのが一般的だ(高い自転車は軽くて丈夫なカーボンやチタンを使えるが、低価格ではコストが掛かりすぎるため安価なスチールやアルミを使うため)。さらに折りたたみ機構を備える分も重量増となる。だが、本製品のスペックを公式ページから見る限り「重量は17kg」となっている。
この手の自転車(折りたたみにフルサスペンション+ディスクブレーキ付き)ではかなりの軽さだ。参考までに似たような本格フルサスペンションMTBを比較してみると...
となっており、フレームがカーボン製なら12kg台で納得なのだが、アルミ&スチールフレームに折りたたみ機構+フルサスペンション+ディスクブレーキとわんさか付いて17kg台なのだから、フレームが肉薄ゆえの強度不足を疑わずにはいられない。
ドッペルギャンガーの「703 Laidback」はその軽さを実現するために強度が犠牲となり、利用者の高速走行や悪路走行などがフレームに影響して今回の事故に至ったものと推測する。
フレーム破損は大事故につながるもっともあってはならない事故で、メーカーは真摯に対応するのと今後の打開策をきちんと打って欲しい。それでなければメーカー自体の信用問題にも発展しかねな無い事案だ。とりわけインターネットとソーシャルネットワークが発達したここ数年では、これが以前あった企業ツイッター問題のように広く、速く拡散し国民に知れ渡れば「ドッペルギャンガー=危ない(粗悪品の)自転車メーカー」と印象付いてしまい最悪は倒産の危機も十分考えられる。
低価格でファッショナブルで性能もそこそこというコンセプトは評価できるが、一番あってはならない安全面をおろそかにしてはいけない。安かろう悪かろうが最悪のケースを迎えてしまった。この事件を機会に他の低価格自転車も抜本的に見直されるのかも(あるいは以前よりも低価格&粗悪品自転車の危険性が認知されやすくなるのかも)。
今回報じれれたのは「ドッペルギャンガー」というブランドの折りたたみ自転車。ドッペルギャンガーは自転車好き(マニア)の間では粗悪品を売る「なんちゃってブランド」として定着している。
なぜ粗悪品なのかといと(全てが全てではないが)、コスト優先のあまり設計が甘く、強度をきちんと保てない状態で製品を売り、見た目だけは一流メーカーと同じでその分値段は安いが万が一がある製品を売っているためである。
調べていくと今回の事故で該当する製品は「DOPPELGANGER 703 Laidback(レイドバック)」という名前のもので、現在は販売中止となっている(リンク先は公式ページ)。
その公式ページから該当車種の画像を拝借してきた。こんな感じの自転車のようだ。
分かる人にはすぐわかるよくあるタイプのMTBルック車。そして毎日新聞ではこのことが報じられているが、その記事に乗っていた破損画像を見てみよう。
※画像は毎日新聞より
タイヤの色は元々白だが、走行により汚れで白いカラータイヤは黄ばむことはよくある。前輪のディスクブレーキやフレームトップチューブ部分のカラーリング、ステムの形状からみてもほぼ一致とみて毎違いないだろう。
破損画像は見るも無残にポッキリ折れているが、これにより乗っていた(走行中の)男性は転倒して重症を追った。ネット情報では匿名の社員による内部告発らしき書き込みがあったらしく、これによれば
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「うちの会社で出してる折り畳み自転車の折り畳む部分が走行中折れてスピード出てたらしく路肩で転倒&大破し、そのまま車にぶつかり救急搬送」「被害者は結婚式3ヶ月前の新郎で顔面ぐっちゃで整形手術が必要で歯は殆ど折れてたらしい」「結局、相手とどういう話し合いがあったかは上司以上の人間しか知らないんだけど無かったことにした」
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と、かなりの大惨事となったようだ。これを考慮すればこの会社に起こした1100万円の損害賠償も納得がいく(この書き込み関してはJCASTニュースが詳しいのでそちらを参照)。
本来、画像のような折りたたみ自転車は一般的な3角形フレームに比べるとトップチューブ1本で支える分、強度を強く保たなければならず、価格を抑えなければならない低価格品(粗悪品)ではかなりの重量増となるのが一般的だ(高い自転車は軽くて丈夫なカーボンやチタンを使えるが、低価格ではコストが掛かりすぎるため安価なスチールやアルミを使うため)。さらに折りたたみ機構を備える分も重量増となる。だが、本製品のスペックを公式ページから見る限り「重量は17kg」となっている。
この手の自転車(折りたたみにフルサスペンション+ディスクブレーキ付き)ではかなりの軽さだ。参考までに似たような本格フルサスペンションMTBを比較してみると...
となっており、フレームがカーボン製なら12kg台で納得なのだが、アルミ&スチールフレームに折りたたみ機構+フルサスペンション+ディスクブレーキとわんさか付いて17kg台なのだから、フレームが肉薄ゆえの強度不足を疑わずにはいられない。
ドッペルギャンガーの「703 Laidback」はその軽さを実現するために強度が犠牲となり、利用者の高速走行や悪路走行などがフレームに影響して今回の事故に至ったものと推測する。
フレーム破損は大事故につながるもっともあってはならない事故で、メーカーは真摯に対応するのと今後の打開策をきちんと打って欲しい。それでなければメーカー自体の信用問題にも発展しかねな無い事案だ。とりわけインターネットとソーシャルネットワークが発達したここ数年では、これが以前あった企業ツイッター問題のように広く、速く拡散し国民に知れ渡れば「ドッペルギャンガー=危ない(粗悪品の)自転車メーカー」と印象付いてしまい最悪は倒産の危機も十分考えられる。
低価格でファッショナブルで性能もそこそこというコンセプトは評価できるが、一番あってはならない安全面をおろそかにしてはいけない。安かろう悪かろうが最悪のケースを迎えてしまった。この事件を機会に他の低価格自転車も抜本的に見直されるのかも(あるいは以前よりも低価格&粗悪品自転車の危険性が認知されやすくなるのかも)。