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2019年07月31日

犬の散歩

「その行動は、申し訳ないけど、丹澤さんの責任だよ…。」
愛犬P太が、新しい人を見ると、びびって動けなくなったり、おしっこやうんちをしてしまうことを聞いて、犬舎のご主人にたしなめられた。

今朝も、高3の教え子が、ぶらっと来て、「一緒に散歩に行きたい」というので、同行してもらったが、犬の住む納屋に入った途端に、怖がっておしっこを漏らした。

基本、私がリードを持ったが、一緒に歩いている巨体の高校生をちらちら見て、びびりながらの散歩になってしまった。
教え子は4時半に起きてスタンバイしてくれていたのに、悪いことをした。

「犬に安心感を与えたければいけないんだ。」
犬舎のご主人の、さりげない一言が、まるで禅の公案のように思えてくる。

「P太と一緒に解決していって下さい。雄犬なんだから、何が起こっても堂々とさせなくてはいけない。」

そうは言われても、どうしたものか、まだまだ素人の私には、どうしたらよいのかも思いつかない…。

ふと、もしかしたら、教員なりたての頃の生徒対応を思い出した。

あの頃は、本当にどうしたらよいのか、困ったことが多かった。
それでも、一つひとつ体当たりでアタックして、いつしか、たいていのことでは動じない教師になっていた。

私の愛犬の関係も、いずれはそうなっていくのだろうか。

結局、教え子の手からは、散歩のときのおやつは食べなかった。

「丹澤先生、しばらく犬のそばで座っていていいですか?」
元気を振り絞って、教え子が言う。

私の育て方がまずかったために、教え子には悪いことをした。

また散歩にきてくれるだろうか…。

これ以上、受験生に負担を掛けてはいけないかな…。

「p太、かわいいですね。」

彼が犬好きで良かった。

犬を飼っていた人には、結構尻尾を振るんだけどなぁ…。








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